被災地支援へ行ってきました

9月24日から29日まで、被災地支援で陸前高田へ行ってきました。

 「JDFいわて支援センター」を活動拠点とし、震災によって移動手段を絶たれた障害者や高齢者に対して、通院や買物などのために車で送迎をおこなうことが、主な支援内容です。

 支援初日に、津波の被害にあった陸前高田の旧市街地を見せていただきました。道路と鉄筋の建物跡以外はなにもなく、ここに街があったとは想像しがたい風景が広がっていました。

 愛する街を一瞬にして失う悲しみとはどんなものだろうかと派遣前に考えていましたが、送迎などで陸前高田のみなさんとふれあうと、意外にも明るい表情があふれていました。しかし、みなさんは気丈に振る舞われていましたが、震災で受けた傷は当然癒えていないだろうと察することができました。

 ある方の「日々の生活は、なんとか立ち直ったが、将来への目標は失ったままだ」という一言が、とても印象に残りました。

 今回派遣していただいたことで、私の中で、陸前高田は特別な街になりました。これからも陸前高田をはじめ、被災した地域のことを忘れないように、日々生活していきたいと思います。

北原

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