コロニー中野所長 近藤章夫

東京コロニーでは、物品販売事業として被災地施設の商品などの販売を進めてきましたが、この度、口腔ケア製品「オーラルピース」の販売を開始することにいたしました。オーラルピースは、歯磨き粉の代わりになるジェルと、マウスウォッシュやスプレーとして使う液体の2種類で、水以外は全て植物原料から作られ、合成保存料や合成殺菌剤、アルコールは使用していないため、飲み込んでも安心な点が最大の特徴です。毎日安心して使用できる口腔ケア製品として、6月10日の記者発表以来マスコミなどでも注目されてきました。
オーラルピースには「ネオナイシン」という物質が配合されていますが、このネオナイシンは、バイオベンチャーの「優しい研究所」が九州大学や鹿児島大学などとの共同研究で開発し、2012年11月に特許出願した物質で、おからに住む植物性乳酸菌が作る抗菌ペプチド(たんぱく質)「ナイシンA」と「梅エキス」から作られます。ネオナイシンの成分のひとつであるナイシンAはイギリスの酪農家により発見され、経口摂取、粘膜吸収のいずれの方法でも人体に安全な天然抗菌剤として世界50か国以上で使用が認められていて、日本においても2009年に厚生労働省での遺伝毒性、発がん性試験その他の検証を経て安全な食品添加物と認められた天然由来の食品添加物だそうです。また梅は言わずと知れた日本人が古来より口にしてきた食品です。これらを合わせて作られたネオナイシンは、口腔内の虫歯菌、歯周病菌、誤嚥性肺炎の原因菌を殺菌する効果がありながら、もし飲み込んでしまっても体内消化酵素で速やかにアミノ酸として分解されてしまうので、これまでにはなかった、人に優しい天然由来の口腔ケア商品と言えそうです。これならば誤飲の多い要介護の高齢者や重度の障害者の方をはじめ、うがいが難しい人や小さなお子さんにも安心して使っていただけますね。
オーラルピースの発売元はソーシャルベンチャーの株式会社「トライフ」で、この事業を通して全国の働く意志のある障害者の仕事創出にも挑戦するとしています。具体的には、東京コロニーをはじめとする全国の障害者施設などが販売代理店契約を結び、その施設がある地域を中心に障害者や高齢者の施設、医療機関などへ販売を展開する仕組みを考えています。販売価格から仕入れ額を差し引いた差益が、働く障害者の工賃の原資となるわけです。
「オーラルピース」の販売価格はジェル、マウスウォッシュとも1本1,000円(税込)です。この商品は、販売代理店となっている障害者施設などを通じて限定販売されるもので、スーパーやドラッグストアなどで取り扱う予定はありません。自信を持ってお勧めできる商品ですので、ぜひ使ってみていただきたいと思います。

オーラルピースホームページ
http://oralpeace.com/
オーラルピース フェイスブックページ
https://www.facebook.com/oralpeace

 

 

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