6月29日(土)、霧雨の中小金井公園内にある江戸東京たてもの園に行ってきました。
花小金井駅からのバス停では雨が少し気になりましたが、おおむね絹糸のような細い雨でしたので、
濡れるということよりも、草木の緑が鮮やかに見られたことや
その雨のためにいつもより少な目の来場者であったことで、おもっいきり見られる喜びを感じて来ました。
はじめに向かった先は、園の中にあるお昼をいただける蔵の外観の食事処で、
ガイドさんによると、今の技術で昔風の蔵の外観に似せて作られたということでした。
みなさん満腹になってから園内を堪能して来ました。
古い建物ですが、見学コースには庭側からスロープで入ることや敷居をまたぐ工夫もされていて、
今の時勢に合わせる工夫がなされていたり、貴重な日本の財産を守るため放水銃も備わっていて、
そこここに最新の設備に出会えました。
この園は、生活の身近にあった銭湯・醤油屋・花屋・化粧品屋・居酒屋・煙草屋・荒物屋などの
お店や民家、それに農家が映画などのロケセットのように作ったものではなく、
実在したそれぞれ違う場所から移築した建物によって町並みを形成していて、
その当時生活していた人が、ひょっこりと顔を出しそうな雰囲気に満ち溢れていました。
それぞれの建物などには短い説明の小さな看板があり、
そこにはその建物が現役で使われていた時の年代や所在地などの情報も記されていました。
移築した農家の中には、ボランティアさんが折り紙を教えていたり囲炉裏に火を入れてお話をしていました。
雨で少し冷えたからだには、囲炉裏の火は程良い温かさでした。
テーブルは長方形か正方形が常ですが、人の流れを考えて不等辺四角形のテーブルが備えてある、
建てられた当時は随分とハイカラだったであろう民家に会えました。
ガイドさんの説明では、遠近感を付けてテーブルを大きく見せる効果も狙ったということです。
園に入る手前の広いスペースを貫く道の両側にはヤマザクラが幾本も植えられて、
春の桜咲く時期も、また良さそうに思えました。
コロニー中野
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