移動支援のあれこれ(3)

ヘルパーのAさんは、知的障害のある方(利用者さん)の移動支援で、江古田の森公園に行きました。澄み切った青空の下、2人は、お話をしながら森の中を歩きました。

ヘルパーは、利用者さんとのコミュニケーションをとても大切にしています。

まず、ヘルパーにとっての基本中の基本は、利用者さんの話をよく聴くことです。これを「傾聴」といいます。相手の話をさえぎるようなことはせず、また、相槌を打つなどしながら、我慢強く聴き役に徹することが重要です。

もちろん、ヘルパーが利用者さんに話すこともあります。その場合、知的障害の状況によりますが、ヘルパーは、短い文章や具体的ではっきりした表現を使うように気をつけます。さらに、文字を書いたカードなどを活用すると理解しやすいことがあります。

こうした努力を息長く続けると、利用者さんとの人間関係が深まっていきます。そうすると、コミュニケーションも更に円滑に進むようになります。こうした変化に気付くことは、ヘルパーにとって、大変嬉しいことです。
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