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被災地支援から戻った従業員の報告

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2012.08.30

青葉通信9月号巻頭言

事業所長 武者明彦

 9月に入りましたが相変わらずの真夏日で、東京では雨が降らない日が10日以上も続いています。さて今号では、私の巻頭言は夏休みをいただき、岩手県陸前高田市での生活支援を終えて戻った、國吉正之さんのレポートを掲載させていただきます。

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 8月6日から11日まで陸前高田に生活支援員として被災地支援に行きました。支援内容は障害者や高齢者の通院、買い物、入院患者の一時帰宅・外出の付き添いや送迎が主でした。現地採用の支援員の方と一緒に交代で運転をしながら仕事をしました。車椅子の方や、ストレッチャーで寝たまま移動する方もいました。障害者だけでなく高齢者の方も多かったです。ちょうど8月7日は七夕祭りで、入院されている方をつれてお祭りの見物をしました。被災して何もない市街地で6台の山車が威勢良く引かれていました。

初日に気仙沼と陸前高田の被災地を見せてもらいましたが、海岸沿いの地域は被災を受け何もない状態です。瓦礫は大体取り除かれていますが、市役所や学校等公共施設はそのままの状態で残っていました。逆に海岸から離れた支援センターの近くは仮設の店舗が建ち、何もなかったところが栄えてきているそうです。

通院等は市内の仮設の病院か、20キロ離れた大船渡病院が主で、大体使用する道路は決まっていますが、道を覚えてきた頃に終わりになってしまうように感じました。とても貴重な経験をさせてもらいましたが、支援員としてどこまで戦力になったかと考えると1週間では中々難しいように感じました。また、陸前高田市に障害者が1,300人いるそうです。市から委託を受け、1軒1軒訪問して聞き取り調査が行われています。現在4割くらい終わっていて10月までに終わらせるとのことです。困っていることはありますかとたずねると「他の方も皆さん大変ですから」と言う方が多く、話を聞きだすのが難しいと言っていましたが、これから聞き取り調査が進むと支援が必要な方も増えてくるのではないかと思います。

震災から1年数ヶ月が経ち、皆さん元気に生活されていますが、被災を受けた地域は何も手がついておらず、復興にはまだまだ時間が必要なことを感じました。

(報告:メールサービス係長 國吉正之)

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 9月に入ってもしばらく暑い日が続くようです。外歩きの営業員などはさすがにばて気味に見えますが、今朝は秋の雲のうろこ雲がかかっていました。季節は確実に変わっているようです。せみの声が虫の音に変わるころには朝夕肌寒い日もあると思いますので、夏風邪など引かないように気をつけながら乗り切っていきましょう。

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