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2013年度の初めにあたって

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2013.04.01

青葉通信4月号 巻頭言

事業所長 武者明彦

今年は桜の開花が異常に早く、当センターのお花見もあわてて一週間早め、何とか間に合ったといったところです。所沢の航空記念公園には日本庭園があって、たくさんの花木が池の周りに配置されているのですが、いつもはソメイヨシノに少し遅れて開花するはずの枝垂桜なども同時に咲いていました。

本号では、2013年度の事業計画の概要をお知らせいたします。

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2013年度は、法人全体で策定した中期事業計画を基本にしながら、当センターとしての特徴をより鮮明にしていく方向で、以下の事業を実施します。

① 就労継続支援B型事業(定員80名)

障害者優先調達推進法が制定され、また新政権の経済対策への期待感もありますが、通常の取引にはその効果はまだまだでてきていません。就労支援事業の売上高は、メールサービス事業を中心に前年度実績を何とか維持していますが、宅配便などによる発送作業が増加しているため荷造配送費が大幅に増加しつつあり、利用者の工賃の原資となる加工高が残りにくい状況となっています。差益管理をしっかり行うと共に、宛名出力部門の強化により前工程を短縮し、手作業部門に時間配分ができるよう工夫をすることなどを通じて加工高確保に努めます。

防災事業(物品販売)事業は、前年度より新たに東北の被災地施設の商品の仕入れ販売を行っていますが、なかなか販売実績が伸びない状況があります。利用者にとっては貴重な接客の機会となっているので、取扱う品目を増やすなどの工夫を行いながら継続します。

施設外作業については、前年度をもってコープ東京の業務契約が終了したことに伴う影響が考えられるので、それを補うため近隣での清掃作業受託などに力を入れて取組むこととします。前年度に引続き、葛飾福祉工場の八潮配送センターの清掃業務、高齢者施設でのベッドメイク作業、ヤマトメール便のポスティング作業などを継続して受託する方向です。

② 就労移行支援事業(定員15名)

専門の就労支援チームがかかわることで就労実績が増えてきています。一方、就職した後体調不良などで再利用を始める利用者や、企業などが行う就労移行支援に利用変更を行ったが、サービス受給期間が終了し当事業所のB型に戻る利用者などが出てきており、個別支援もさらに多様な観点で行う必要が生じています。

単独では就労が困難な利用者でも、複数の利用者が役割分担しながら総合力で仕事ができるようチームを組んで事前訓練を実施し、可能な限りグループで雇用してもらえるよう支援するなど、方向性を持った支援が必要になっています。また採用する企業にとって有益な提案を行うことは、就労支援に欠かせない要素となっています。支援従業員が提案力を身につけることができるようスキルアップに取組みます。また各自治体の就労支援、相談機関との連携を密にし、協力して就労支援、定着支援を行うよう働きかけてゆきます。

③ コロニー障害者計画相談支援室(指定特定相談支援事業)の開始

2013年度より、障害者総合支援法(2013年4月1日施行)に基づく、計画相談事業を開始します。この事業は、障害者が自立した日常生活または社会生活を営むことができるよう、面接などを通じて利用者の心身の状況やそのおかれている環境などを把握し、サービス利用者の選択に基づき、適切に福祉サービス等を受けるための計画を作り、実施状況を定期的に把握(モニタリング)しながら支援するというものです。

実施場所はコロニー東村山(コロニー印刷)、必要な研修を終えた、国家資格を持つ相談支援専門員2名が対応することにしています。

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今年度も利用者の皆さんの利用目的に沿った支援が出来るよう事業運営に当たってゆきますので、よろしくお願いいたします。

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