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新年にあたって

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2012.01.01

青葉通信1月号巻頭言

事業所長 武者明彦

新年にあたって 

新年明けまして、おめでとうございます。

 さて昨年は本当に大変な年でしたが、皆さんにとってはどんな年だったでしょうか。昨年の青葉通信1月号には、「・・今年は一粒一粒種をまき、芽吹かせ、収穫する年にする必要があります。2011年の“今年の一文字計画”は『実』。利用者の一人ひとりが、従業員の一人ひとりが、自分の夢をかなえるために具体的なアクションを起こし、手の届くところに引き寄せる。そんな年になるよう・・」と書かせていただきました。今読み返すとずいぶん大仰で恥ずかしいのですが、当センターを通じて、あるいは巣立って、夢に近づくことが出来た方が一人でも多くいらしたなら、こんなにうれしいことはありません。

ちなみに、2011年の「今年の一文字」は『絆』でした。私の一文字計画とは違いましたが、未曽有の大震災を経験した後、人と人との絆、地域と地域の絆、「ともだち作戦」に象徴される国境を越えた絆、さまざまなレベルで絆の大切さが語られ、そして実行されました。絆は手を結びあう相手を探すための行動から生まれます。被災地や避難場所には多くのボランティアが入り、現地の人と手を取り合って大きな力を発揮しました。東京コロニーからも、物資や支援金を送るなどの物的支援をいち早く行うとともに、各事業所から多くの従業員が現地に入り、物心両面の支援を行いました。2010年12月に「伊達直人」を名乗る正体不明の人物から、群馬県の児童相談所へランドセル10個が送られたことを皮切りに「タイガーマスク運動」が連鎖的に始まりましたが、これも誰かのために何かできることをしたいという気持を行動に移す、絆を求める運動だったのかもしれません。

読売新聞が年末に行った「読者が選ぶ10大ニュース」を見てみると、国内編の第1位は東日本大震災、死者・不明者約2万人で以下、サッカー「なでしこジャパン」世界一、福島第一原発事故で深刻な被害、大相撲で八百長発覚、春場所中止に、新首相に野田佳彦氏、スカイツリー「世界一」634メートルに到達、大型台風上陸相次ぎ記録的被害、大阪ダブル選、「都構想」で共闘の橋本氏が大阪市長、松井氏が府知事に初当選、テレビ放送が地デジに移行、節電の夏、37年ぶり1都8県で計画停電実施。国外編の第一位は、タイで洪水被害、日系企業も大打撃で以下、ウサマ・ビンラーディン殺害、チュニジアで長期独裁政権が崩壊、エジプト、リビアにも「アラブの春」、ニュージーランド地震で日本人28人を含む180人以上死亡、ユーロ危機深刻化、欧州各国に波及、中国高速鉄道で追突事故、40人死亡、米アップル社のスティーブ・ジョブズ会長が死去、世界人口が70億人突破、中国が日本を抜き世界第二の経済大国に、英ウィリアム王子が結婚、と続きます。

甚大な自然災害と対応の遅れから生じた人災、そして政治経済の停滞と追い詰められた人々の反乱、世界のあちこちが揺れ動き、傷ついた1年でした。

そんな中で、なでしこジャパンの活躍は私たちに勇気と感動を与えてくれました。近年日本の女性の活躍には目を見張るものがあり、常々思っていることですが、どうもこれからの日本は、あらゆる場面を女性が牽引するようになるような気がします(我が家ではとっくに女性が牽引しています)。2012年の今年は辰年、私も5回目の年男です。気合を入れて、なでしこたちの向こうを張って、公私ともにもうひと踏ん張りする覚悟です。

 2012年が皆様にとって良い年になりますよう。今年もよろしくお願い申し上げます。

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