トーコロ青葉ワークセンター

あなたの働きたいを応援します

2016年7月19日
から 六川洋
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夏期休業のご案内

夏期休業のご案内
拝啓 暑さ厳しき折から、貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。
さて、まことに勝手ではございますが、弊社夏期休業につきまして、下記のとおりお知らせ申し上げます。
なお、休業中はご迷惑をお掛けすることになりますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
敬具

休業日 平成28年 8月 11日(木)から平成28年 8月 16日(火)まで

社会福祉法人 東京コロニー
トーコロ青葉ワークセンター
営業担当者 道下 ・ 坂本 ・ 川口

東村山市青葉町2-39-10

電 話 042-395-0452
FAX 042-395-1451

2016年6月20日
から 六川洋
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青葉通信6月号 支援課紹介 秀島 ゆき

支援課は、平成28年度より総務厚生担当(1階事務所)とアリーバ(放課後等デイサービス)、就労移行支援係の3つの部門をまとめる形に変わりました。

総務厚生担当のお仕事を紹介します。総務は利用者さまと職員の個人情報や、取り引きのある企業さまとの契約書類などを保管している場所です。毎日皆さんに押してもらうタイムカードを集計して、工賃をお支払いするための準備をしたり、事業所を運営するために国や自治体から必要なお金をもらうための手続きをおこなっています。事業所で使う色々なもの(クリップなどの小さな備品からトイレ用品まで、必要なあらゆるもの)を頼んだり、プログラムやイベントの時にお金を出したりなど、青葉ワークセンターのお財布の管理をしています。また、見学に来てくださった方の案内や実習生の対応などもします。
利用者の長塚さん、職員の十津川さん、船橋さん、六川所長とともに青葉ワークセンターの窓口として、皆さんやお客さまに明るく元気な笑顔を届けていきたいと思います!

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さて次は、就労移行支援課の紹介です。就労移行支援とは企業に就職したい方に対して原則2年間で就労訓練を行うサービスです。今年度より、毎日の訓練場所を継続B型サービスご利用の方々と一緒のフロアに変更し、お客さまから依頼を受けた仕事に対し緊張感を持って対応し、仲間や職員との関係の中で社会性を身につけるための訓練を行っています。
また清掃訓練やコピー用紙・洗剤などの補充作業、テーマを決めた個人プログラムなどにも取り組んでいます。秀島、六川所長の2名体制となり、皆さんの就職活動を一緒に応援していきます。
現在、就労移行のメンバー随時募集中です。

 

支援課の秀島ゆきです。

自己紹介が遅くなりましたが、あらためまして今年2月にコロニー中野から異動してきました、秀島ゆきです。どうぞよろしくお願いします。

2008年にコロニー中野に入社し、生活支援員として利用者さまやご家族さまの日々の相談に対応させていただきながら、またある時は就職活動を応援する就労支援員としても働いてきました。

青葉ワークセンターでは、総務と就労移行支援の仕事を兼任することになりました。また、プログラムでは手工芸やスポーツ(バトミントン)、ボランティア(ベットメイク)の一員となり、楽しみながら参加しています。まだまだ慣れないことも多いですが、皆さんに色々と教えていただきながら頑張っていきたいと思います。

さてプライベートですが、東久留米市に夫、3人の子供たち(長男6歳、長女3歳、次男1歳)とおじいちゃん&おばあちゃんの7人家族で毎日とってもにぎやかに暮らしています。休みはじっとしていられない子供たちを連れて公園に出かけたりして一緒に遊んでいます。疲れますが、楽しそうな子供の笑顔を見ると癒され元気パワーをもらっています。

我が家のTVは、ほとんどアンパンマンやドラえもん、戦隊ものシリーズに独占されているため、たまには夜にゆっくりと大好きなサスペンスやミステリー映画を旦那さんと一緒にワインでも飲みながら楽しみたい思ってはいるのですが、子供たちを寝かしつけているうちに自分も寝てしまうので、なかなか実行することができません!

 

 

 

2016年6月20日
から 六川洋
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青葉通信5月号 営業課(営業係)紹介 営業課長 道下和男

営業課は、実際の営業をしている営業係と入力・出力をしている情報処理係がありますが、今回ご紹介をするのは、営業係です。営業係(営業担当)は、課長(道下)、係長(坂本)、職員(川口)の3名です。営業は、お客様から仕事をお請けする部門です。といっても、すぐに受注できる訳ではなく、打ち合わせ・見積提出のうえ、発注依頼があるのが一般的です。
今年度の売上目標は、95,000千円です。お客様は、官公庁・一般企業・各種団体・コロニー他事業所です。受注内容は、封入・梱包等のメールサービス業務やデータ入力・宛名データ出力等の情報処理業務が中心です。青葉ワークセンターの開所当時は、大量のチラシを不特定多数にダイレクトメールで送ることが多かったのですが、今は、特定の人に特定のチラシを送ったり、必要な数だけ梱包して送る仕事が多くなっています。青葉の利用者にとっては、むずかしい作業が多くなっているのが悩みです。皆様のお近くや関連しているところで、何かお仕事の情報があれば、どんな事でも構いませんので、情報提供をお願いいたします。

ここからは、自己紹介になりますが、まずは、私(道下)の紹介になります。
退職後嘱託再雇用の3年目になります。今年度を入れて3年しかありませんが、その期間に将来を見据えた仕事量の確保を目標にしたいと思っています。趣味は、ウォーキングやハイキングです。月に1回程度は、歩いています。先日は高尾山(~景信山まで)に行ってきました。家族は、妻と子供3人の5人家族ですが、次女(札幌在住、この春に就職)と長男(仙台在住、大学4年生)が不在のため、現在は3人で暮らしています。妻と長女は地元(東松山市)に勤めていますので、一人長距離通勤(約1時間40分)をしています。地元は、焼き鳥(ヤキトンを塩焼きにし、各店秘伝のミソをつけて食べる)とスリーデーマーチ(3日間のウォーキングの大会で日本で一番大きな大会(日本全国からだけではなく海外からも多く参加します)、歩く距離は毎日5km~50km)が有名です。
歩いた後のビールとヤキトリが最高です。(そのために歩く人も多いかも)ミステリー小説を読むことも多いです。好きな作家は、綾辻行人と有栖川アリスです。ミステリー小説ですから、殺人事件を取り扱うことが多いのですが、思わず笑ってしまう場面や儚い恋愛小説的な話しでは、電車の中で涙が出て、困ったこともありました。スポーツを観ることも好きです。野球では、今は存在しない近鉄のファンでした。近鉄は、日本シリーズに3回出て、いずれも3勝4敗で日本一になれず、当時日本一になっていない唯一の球団と言われていましたが、とうとうそのまま消滅していまいました。野球に限らず、そういうチームを応援してしまいます。だらだらと私の話を書きましたが、そろそろ紙面がなくなりますので、次の人にバトンタッチしたいと思います。

 

 

営業課の坂本征治です。
早いもので青葉ワークセンターで働くようになり現場指導員として3年、営業として10年がたちます。この13年間で私の趣味もだいぶ変わりました。指導員時代は、スキー、ゴルフ、釣りと遠征がたのアウトドア派でしたが、現在は、近場でのアウトドア派、夏祭りで御輿を担ぐことです。30代の頃は気合を入れて長時間、担ぐことができたのですが、最近は気合を入れずに15分が限界です。今年は気合を入れて担げるよう夏祭りに向けて、トレーニングをと考え中です。

 

坂本さん お祭り②坂本2015-08-23-12-44-43_photo

営業課の川口由美子です。
私はトーコロ青葉ワークセンターに来て、気づけば丸4年が過ぎました。青葉に来る前は法人本部で経理を担当しており、その後、青葉で総務を3年、昨年から営業となりました。私はこれまでの職歴の中で総務も営業も経験したことがなく、青葉に来てからは驚きの連続でした。新しいことを始めることは嫌いではないので、ドタバタしながらも新鮮な気持ちで取り組んでいます。営業となってからは、とにかく東村山市の土地勘もなく、都心の担当先が多い為、都心までの道を覚え運転することはなかなか大変でした。それでも、昨年10月から担当を持ち始め、今年の4月からは更に担当先が増えました。どうやら青葉では初の女性の営業ということのようなので、まだまだ不慣れではありますが、女性独自の少し違った目線でも何かプラスになればと思っています。
最後に…私の趣味は音楽鑑賞、映画鑑賞、スポーツ観戦(主に野球観戦)、ゴルフ、ショッピング、カラオケ、旅行、美味しいもの食べ歩きなどなど・・・とにかく好きなことがたくさんあり、時間がもっと欲しいと思ってしまいます。

2016年4月14日
から 六川洋
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 2事業定員変更について

2016.4.15

青葉通信4月号巻頭言

     事業所長 六川 洋

青葉 お花見③

3月25日に全生園へお花見に行ってまいりました。私は初参加でしたが桜の開花には残念ながら少し早すぎました。その代わり菜の花が黄色く鮮やかに咲いており、春の到来を感じられるひと時となりました。大人数のお花見は久しぶりでしたが、はじめて笑顔を見せてお話しいただく方もいて、少しづつ皆さんと触れ合う機会が増えてうれしく思っています。さて今号では2016年度の事業定員変更についておしらせ致します。

2事業の定員変更について

就労継続支援B型事業の利用希望が増え続ける一方、就労移行支援事業の定員が充足できない状況が常態化しており、5月に定員の変更を行います。以下詳細をお伝します。

1.就労継続支援B型事業(定員89名に変更)

在籍者が87名定員を超える状況が続いており、実習依頼や利用希望者も増えており、ニーズに合わせるべく87名定員を89名定員に変更いたします。

2.就労移行支援事業(定員6名に変更)

新規の利用希望者が少なく、在籍者が定員を下回る状況が続いており、定員を8名から6名に変更いたします。今後は新しい利用希望者のみならずB型利用の方からも、ご希望と可能性があれば就労移行へのサービス変更も検討していきます。また新しい職員体制のもと、就労企業面接会等に一番近くで見守っている担当職員が同行する支援も取り組んで行きます。今後の就労移行支援事業については個別支援計画面談の場においてもご説明いたします。よろしくお願いいたします。

今年度も引き続き事業内容や利用者の状況については、毎月「青葉通信」とホームページを通じて広報します。また今号より職員の自己紹介をリレー形式で掲載していきます。第1回目は2015年11月に開設しました指定放課後等デイサービス事業「アリーバ」の管理責任者井上氏より自己紹介と「アリーバ」の紹介よりスタートします。普段なかなかお会いできない職員たちの人柄を知っていただく機会にしていきたいと思いますのでご期待ください。

はじめまして、アリーバの井上です!

はじめまして、福祉事業本部よりトーコロ青葉ワークセンターへ異動してきました井上徹と申します。昨年11月より開所しましたアリーバ(※放課後等デイサービスで、特徴としては、就労に向けて支援することを強みとしています。)の児童発達支援管理責任者を今年の2月21日より担当させて頂くことになりました。青葉に来る前は、コロニー中野に本部がある福祉事業本部(※グループホームや短期入所、移動支援などの事業をおこなう部署)の班長をしていました。福祉事業本部に在籍時は、利用者さんが日々を楽しく、健康に地域での生活を送れればと思いながら支援していました。6,7年間、毎週、週1回以上、グループホームで宿直をしていたので、泊まりがない今の生活が、まだ少し違和感があったりしています。

青葉ワークセンターには、昔からご縁があり、大学時代に社会福祉士の実習で実習生として初めて来所し、そこから、ボランティア、アルバイトをさせて頂き、福祉事業本部を経て、こうして青葉ワークセンターに戻って来ることになりました。

私的な話になりますが、趣味は、インドア、アウトドアどちらも好きです。一日中、ゲームや好きな芸人のオードリーのラジオを聴いたり、ペットのエビの水槽の掃除をしたり、寝ている日もあれば、徒歩で何時間と外出している日もあります。今年の5月で33歳になります。住まいは、青葉から徒歩20分以内の清瀬市内に4年前から住んでおり、休日、青葉近くの島忠ホームズに良く出かけているので、もしかしたら、休日、お見かけする事もあるかもしれません。

 

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最後に、アリーバは、就労に向けての支援する場所です。けれども、学校が終わった後、疲れながら来所している児童が、まずは楽しく来れる場所であって欲しいと思っています。そして、色々と学ぶ場所であって欲しいと思っています。現在、具体的におこなっている活動ですが、トーコロ青葉のフロアと同様の、チラシの折り・封入、ラベル貼り等の作業や、面接の練習、パソコン等をしています。ご利用の時間が長い春休み等には、図書館などの会館や、公園へ行き、スポーツなどもおこないました。今後、長期休みの時期には、それ以外にも、グループホーム・短期入所や、他のコロニーの事業所見学等を行う予定です。まだ、始まって間もないアリーバですが、利用している方々の今後に向けて、大きなプラスになる空間になれば、と日々思いながら支援をさせて頂いております。これから、宜しくお願い致します。

2016年3月21日
から nn
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皆さん、はじめまして

  2016.3.21

青葉通信3月号巻頭言

事業所長 六川 洋

皆さん、はじめまして。このたびトーコロ青葉ワークセンターの所長として就任いたしました六(ろく)川(がわ) 洋と申します。よろしくお願いいたします。

簡単に自己紹介させていただきます。趣味は料理、音楽や映画鑑賞、ギター演奏、温泉めぐりです。料理は餃子作りやローストビーフなど手間がかかる分おいしくなるものが好きです。自己流ですが料理している間は無心になれるので、休日に気が向いたら台所に立ちます。ギター演奏は学生時代サークルにてバンド活動をしており、そのときベースギターやアコーステックギターを覚えました。ビートルズが好きで下手でも仲間とよくコピーしておりました。温泉は大好きでスーパー銭湯も大好きです。休みの日は暇さえがあればスーパー銭湯や日帰り温泉に行ってます。また学生時代はボランティアサークルにも参加し、リハビリテーション病院の施設にて入浴の介助やベットシーツの取替え、食事の補助等を経験し、重度障害者施設では定期的なイベントに参加したり買い物の同行援助等を経験しました。

そんな中、就職活動で東京コロニーを始めて知り、調べていくうちに企業性と福祉性の両立を実現している稀有な組織だと解かり、就職先として非常に興味が沸き面接試験を受け就職する事となりました。あれから今年で30年目になります。

当初はコロニー中野 印刷営業部に営業マンとして配属となり、印刷の知識も経験もまったくなく初心者の状態から印刷屋として先輩たちに鍛えていただきました。そしてその後の25年間は、ただひたすら営業マンとして都内各所を駆け巡っておりました。当時からコロニー中野の営業は都心を担当エリアとしていましたが、引き合いがあれば千葉でも神奈川でもどこへでも行く営業マンでした。お客様と良い関係が築けるとコロニーさんだから任せられるとよく言われました。逆に関係が悪化すると反対の意味の言葉もいただきました。施設が制作しているから安くて悪い製品でも仕方ないと言われ、悔しい思いを何度もしましたが、この時期に東京コロニーを応援していただける数多くのお客様や外部制作スタッフと出会い、印刷の仕事を通して日々咤激励を受けながらも、仕事の楽しさと厳しさを教えられました。私が印刷営業マンとして一人前に仕事をしてこられたのはお客様のおかげです。

また同時に障害があってもなくてもわけ隔てなく仕事に取組み、民間の企業に対して、価格、デザイン、納期において引けを取らない仕事をすれば、よい製品を作り上げることの喜びをみんなで分かち合えました。この経験は障害者就労施設の一つの成功例を体現できていたと今更ながらに思いますし、それが東京コロニーのプライドでありブランドになっていると改めて思います。

その後50歳の時に支援課へ異動となり、5年近く支援の現場を経験してまいりました。印刷営業とは大きく違う職種ではありましたが、支援のベースになる連携と協調、調整は営業スキルと通じる部分も多いと思います。

就労移行利用者との企業面談会や、定着支援のための企業訪問、外部相談支援事業所や保健所保健師とのケース会議、飲食事業の外販ユーザー開拓や清掃事業の立ち上げ、地域販売会等イベントへの参加等、色々な事業に携わってまいりました。それぞれの現場にて営業時代の経験とスキルがさまざまな支援や事業に活かせたと自負しております。

 

ただ支援については、しっかりとした知識も経験も無く初心者でしたので自己啓発と勉強の必要性を感じ社会福祉士取得のための学習を行い昨年春、資格を取得致しました。資格取得の学習はいろいろな苦労も伴いますが、今思えば資格を取るというはっきりとした目的の為に充実した時間をすごせたと思います。

今後はトーコロ青葉ワークセンターの所長として、これまで取り組んできた上記のような経験と知識を活かしながら、武者前所長が大切に取り組まれてきた利用者一人一人に配慮した丁寧な支援を継続していきます。その上で刻々と変化している障害者就労支援事業所の役割を常に見定めながら、新しい取り組みにも、ぜひチャレンジしていきたいと考えています。そして利用者の皆さんも職員の皆さんもトーコロ青葉ワークセンターに通うのが楽しみになるような魅力ある施設にしていきたいと思いますのでぜひ皆さんのご理解、ご協力及びお力添えをよろしくお願いします。

 

2016年3月15日
から nn
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6年を振り返って

2016.03.15

6年を振り返って

事業所長 武者明彦

2010年に当センターの所長に就任し、6年が経ちました。通勤の道すがらの風景も、バスに乗り合わせる顔や、元気に声を掛け合う顔も、いつの間にか当たり前に馴染んでいて、おそらく3月20日の定年退職の日も、どこか他人事のような感覚で迎えるのではないかと思っています。

この間、当センターに関係する事業の動きは大変大きなものがありました。2010年度には、支援課を設置し就労移行支援を重点的に行う組織としました。この間で30人以上の人が一般就労し現在のその多くが元気に働いています。2011年度には、物品販売事業の一環として、東日本大震災で被災した施設の商品の店頭販売を始めました。2012年には精神障害者通所授産施設であったトーコロ青葉第三ワークセンターを廃止し、障害者自立支援法によるトーコロ青葉ワークセンターに統合、現在の姿としました。

2013年度にはコロニー障害者計画相談支援室「ふきとう」を開設し、ひとり一人の希望に沿って障害福祉サービスが受けられるよう支援する事業ができました。2015年度には西東京市に当法人が運営するグループホーム「こあらハイツ」が完成、女性6人が自立生活を始めました。同年11月からは当法人にとって始めての事業である、児童福祉法による指定放課後等ディサービス事業「アリーバ」が始動、18人が元気に利用しています。そして2016年度当初には、新卒第一号の在宅による就労継続支援事業の利用者が加わることになっています。

いずれの事業もそれぞれの場面で先頭に立って推進してきた従業員の創意と熱意、利用者のみなさんとそのご家族のご協力、そして行政機関や支援機関の皆さんのご理解がなければ成りえないことばかりです。

毎年2回行ってきた利用者やご家族との面談では、皆さんの将来への希望や、不安をたくさん伺うことができ、当センターとして、法人として、個人として何ができるかを考える貴重な時間でありました。課題解決には時間がかかるので、今はなるべく早めに動き出すことがいかに重要かを実感しています。面談を通じて確認できた個々の課題は、新所長にしっかりと引き継ぎたいと思います。

東京コロニー最後の職場となった青葉ワークセンターで、皆さんと過ごした一コマ一コマは、終生の記憶となるに違いありません。皆さんお元気で。お世話になりました。

2016年2月16日
から nn
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2016年度事業計画の概要(2016年4月1日から2017年3月31日)

  2016.2.15

青葉通信2月号巻頭言

事業所長 武者明彦

梅の花が随所に見られ、春の気配が感じられるようになってきました。我が家の狭い庭でも、一昨年地上2メートルほどの主幹だけを残して大胆に剪定したハクモクレンに、昨年出てきたばかりの細枝の先の一つ一つに銀色の綿毛に包まれた蕾がついて、日に日に大きくなっているようです。本稿では、2016年度の事業計画の概要をお伝えします。

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経営方針

2015年11月に、既存事業に加え10名定員の指定放課後等デイサービス事業を開設しました。開設以来、徐々に利用実績が上昇しており、この事業の最大の特徴である在学中の就労前訓練というコンセプトが評価されつつあるものととらえています。さらに支援内容を充実させ、利用率を高める取り組みを行います。

既存の2事業については、就労継続支援B型事業の利用希望が増え続ける一方、就労移行支援事業の定員が充足できない状況が常態化しているため、定員変更を検討します。また、家族と同居する利用者が多いなか、親の高齢化が著しく進んでおり、家族による支援が困難になると思われる家庭が増えています。こうした実態を踏まえ、引き続き緊急度合いの高い利用者から自立生活を視野に入れた支援計画を策定し、行政や各自治体の生活支援機関と連携して支えることとします。

事業内容や利用者の状況については、毎月「青葉通信」とホームページを通じて広報します。

 

1.就労継続支援B型事業(定員87名)

在籍者が87名定員を超える状況が続いており、実習依頼や利用希望者も増えています。本年度は、通所が困難な在宅での就労希望者にも対応できる体制を敷き、受け入れを進めることとします。在宅での作業は入力業務を想定するため、PCやネットワークの環境も利用者個別の状況を反映させながら構築します。

就労支援事業の売上高は、メールサービス事業を中心に前年度に大きく計画を下回ったため、前年度末に検査機器を導入し、発送データの精度を高め顧客の信頼を回復させる取り組みを行っています。

 

2.就労移行支援事業(定員8名)

新規の利用希望者が少なく、在籍者が定員を下回る状況が続いています。前年度下半期から、清掃に特化した就労訓練を行う事業所としての、支援者向け業務案内パンフや利用希望を促すチラシを作成し、ハローワークや特別支援学校、就労支援事業所などに積極的に働きかけを行っているところです。動きを活発化し早期の定員充足を目指します。

また、障害者の雇用に意欲を持つ企業に有益な提案を行うことは、就労支援に欠かせない要素となっています。支援従業員が提案力を身につけることができるようスキルアップに取り組むとともに、各自治体の就労支援機関、相談支援機関等との連携を密にし、協力して就労、定着支援を行うよう働きかけます。

 

3.放課後等デイサービス事業(アリーバ)

当センターが実施する放課後等デイサービス事業の名称は、トーコロあおば就労サポートセンター、愛称は「アリーバ」としました。最大の特徴は、学校卒業後の就労に向けた早期職業準備訓練に特化したサービスの提供であり、一人ひとりの個性と発達状況を把握して、無理のない支援計画を作り、家庭や学校と連携した支援を目指しています。主な対象者は特別支援学校などに通う中、高等部程度の障害がある児童で、利用定員は10名です。

 

4.その他の事業

前年度新たに開設された天神山グループホームのバックアップ施設として、連携して生活場面の支援を行います。

 

基本計画

 

就労支援事業については、積極的に営業展開を行うとともに、工程管理や差益管理をしっかり行い4,000千円の黒字を見込みます。福祉事業については、積極的に外部への働きかけを行う事で、就労移行支援事業の定員充足を進めます。また、放課後等デイサービス事業については、当面1日当たりの利用実績目標を8名とします。

 

1.サービス種別の収支目標と予算対比

本年度の就労支援事業収入(売上高)目標は前年度予算対比で92.2%の95,000千円、工賃の原資となる加工高については、荷造配送費の増加を想定し前年度予算対比で90.3%の38,723千円(加工高比率40.8%)とします。障害福祉サービス等事業による収入は前年度予算対比で109.4%の183,067千円を見込みます。既存事業の訓練等給付費収入に加え、放課後等デイサービスによる障害児施設給付費収入が新たに見込めます。

 

2.利用者と家族への支援

利用者の家族の高齢化が進行しています。個別支援計画作成に際しての個別面談には、生活場面の状況を把握するため、家族やグループホーム世話人、相談支援事業所、医療機関などの参加も促しながら、サービス等利用計画に反映できるような個別支援計画策定を目指します。また、利用者が安心して地域生活を送ることができる状況を構築できるよう、他機関との連携が必要と思われる場合には、本人の同意を得たうえで的確な情報を提供できるようにします。

個別支援計画は、サービス管理責任者と各班の担当者が中心となって策定しますが、生活場面の支援が必要な利用者が増えていることから、他機関との調整や係や課を超えた連携を行います。

従業員間の情報共有のため、記録の回覧やメーリングリストを活用します。

 

組織及び施設・設備等整備計画

1.組織・人事

所長の交替、支援課課長の異動、事業課課長の退職に伴い、管理体制と組織運営体制の見直しを行います。朝の施設開場時間を8時30分とします(利用時間はこれまでと同じ9:00から16:15です)。

 

2.教育・研修

40歳を境として利用者の加齢に伴う障害の変化が顕著になっています。さらにその家族の高齢化も深刻であり、家族への支援が必要なケースも増えています。こうした状況を踏まえ、個々の状況に沿った支援が可能になるよう、従業員一人ひとりの支援力を向上させる目的で、従業員に外部研修などの参加を促します。研修を通じて発達障害、高次脳機能障害、自閉症、ダウン症、統合失調症、難病等多岐にわたる障害についての理解を深め、従業員の支援レベルを向上させます。表彰規程に則り、福祉専門職としての国家資格取得を推奨します。

 

3.福利厚生

嘱託医、看護師と連携を密にし、利用者の心身の健康管理に役立てる。併せて、家族との相談も積極的に推進します。

年間行事として花見、暑気払い、青葉祭、日帰り旅行、忘年会、研修会を実施します。互助会に事業の企画、運営を委託し、利用者が主体的に企画や運営に関わることができるよう支援を行います。

 

4.防災・安全・衛生

大規模災害時にも事業継続ができるよう、事業継続計画(BCP)の内容を充実させます。防災委員会・安全衛生委員会を月1回開催し、職場の安全を確保します。防災訓練を年6回実施し、うち2回は総合防災訓練とします。職場内の安全衛生点検を毎月実施し、事故のない職場作りを目指します。健康診断を年2回実施し、健康管理に努めます。危機管理マニュアルを活用し、非常時における利用者対応に努めます。保存水、非常食等の防災備品の補充を計画的に行います。その際には帰宅困難者の受け入れを想定したものとします。緊急時の食事提供メニューをあらかじめ策定します。階段避難車イーバックチェア、マンホール対応型トイレ、AED、非常発電装置等の訓練、講習を行います。

 

5.施設・設備等整備計画

必要な設備や備品等の購入、更新は当初予算に計上し、事業実績を見ながら執行します。

補助金による事業として、東京都共同募金会に職業訓練用のパソコン3セットを申請しました。

自己資金による事業として、アリーバ送迎用車両1台を購入します。

 

6.資金計画

更新や修繕が必要な設備については当初予算に計上し、緊急性の高いものから執行します。

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インフルエンザの罹患者が出てきています。典型的なものでは、発病は急激で高度の発熱、頭痛、腰痛、筋肉痛、全身倦怠感などの全身症状が現れ、これらの症状と同時に、あるいはやや遅れて、鼻汁、咽頭痛、咳などの呼吸器症状が現れるようです。高熱を伴う風邪の症状が出てきたら、ためらわずに受診してください。家族の誰かがかかってしまった場合はうつる可能性が高くなります。罹ってしまったら医療機関で処方してもらい、休養することが大事です。一週間ほどは通所できないと思ってください。予防接種をした人でも罹るときはかかるようなので注意が必要です。

 

 

2016年1月28日
から nn
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アリーバはますます熱く盛り上がっていきま~す

昨年11月9日(月)の開所日から、早2ヶ月が過ぎました。おかげさまで、今年に入ってからは、1日平均5.4人の利用実績となりました。

また、スタッフも昨年秋にトーコロ青葉ワークセンターに教育実習生と来ていた顔馴染みの男子大学生が加わり、一段とにぎやかなアリーバになって来たのでは・・・と感じる今日この頃です。

就労前訓練としての作業活動では、アリーバの上の2~4階のトーコロ青葉ワークセンターと同様の内容や手順を学びますが、無理のないよう個々に合わせたスケジュールを組んで行っています。12月~1月の作業内容は、主にパンフレットや新聞等などの3つ折り、Z折りの後、10束、20束にまとめ、計量器で確認した後、帯留めをしました。

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DSC_0372作業をしながら、学校で頑張ったことや家庭で年末年始をどのように過ごした・・等、皆でワイワイ、話に花・華を沢山咲かせながら、楽しく過ごしています!!

また、休憩時間には、百人一首やトランプをして熱い位盛り上がりました。

2台設置しているパソコンも大人気で、順番を決めて使えるようにしています。

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初めて迎えた長期休み(冬休み)には、外出してのプログラムを行いました。運動コースでは、全生園や運動公園まで歩いて行き、野球とバドミントン等で体を動かして来ました!!また、図書館コースも、秋津図書館まで歩いて行き、思う存分、読書を楽しんで来ました!!

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これから一段と寒くなっていきますが、アリーバはますます熱く盛り上がっていきま~す❤

見学や体験もお受けしています。ご希望の方はご連絡下さい。

 

2016年1月25日
から nn
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中期事業計画について(2015(平成27)年度~2024(平成36)年度)

2016.1.15

青葉通信1月号巻頭言

事業所長 武者明彦

今年の年末年始は穏やかな日が続くと思っていたら、ここ数日は急に寒気が強まってきたようです。花の少ない季節なので、椿の真っ赤な花とつややかな葉がとても新鮮に目に映ります。さて、本稿では当センターの中期事業計画案について、その概要をご報告いたします。

社会福祉法人東京コロニーとしての中期事業計画は、2012(平成24)年度から2016(平成28)年度までの5年間をもってすでに策定してあ り、来年度2016年度が最終年度になっています。現在、国の財政状況が厳しいことから社会保障制度の様々な見直しが進んでおり、社会福祉施策でも、総合 支援法3年後の見直しの論議において、介護保険との統合を視野に入れた論議が行われています。また、法人としても、多くの事業所で建替えなどの大きな事業 を控えていることもあり、関連して新しい福祉サービス事業を展開する計画も必要になりました。こうした事から、計画途中ではありますが、本年度(2015 年度)を起点とし、向こう10年間を見通した中期計画を策定し、法人全体の運営指針とすることになりました。

この間、当センターとしての中期事業計画を検討してきましたが、大きな柱は以下の内容です。

1.就労事業(活動)等

利用者の自立支援の上で就労事業を確実なものにすることが重要な柱です。就労支援事業の損益を毎年黒字で推移できるようにし、工賃の向上を目指します。当面の目標は、時間給レベルで東京都の最低賃金の三分の一を支給できるようにすることとします。

①ミスにより仕事を失うことがないように、品質管理を最優先課題として取り組みます。

②営業を強化し既存顧客からの受注拡大を目指すとともに、新規顧客の開拓を行い、売上高の早期の回復を目指します。

③Pマークを取得していることから、教育研修を継続して行い、個人情報保護の意識を高めます。

④メールサービス事業に代わる新規事業を開拓します。

⑤可能な限り外部作業に取り組みます。

2.福祉事業(活動)等

利用者のご家族の高齢化が進んでいることを念頭におき、緊急度合いの高い利用者について、なるべく早い段階から外部の支援機関等と連携して自立生活を視野に入れた支援計画を策定し支援します。

①通所が困難な在宅での利用希望者にも対応できる体制を整え、受け入れて行きます。

②プログラム活動は要望に応じた形で取り組み、QOLをさらに高め地域生活を充実させていきます。

③ベッドメイク等のボランティア活動を通じて地域に貢献し、地域に密着した活動を継続していきます。

④就労移行支援事業の定員を見直すとともに、定員充足を行います。より幅広い就労ニーズに対応できる支援を目指します。

⑤放課後等デイサービス事業の充実を図ります。卒業後の就労可能性につなげるため、就労移行支援事業との連携、就労支援センターとの連携を強化します。

3.施設整備、設備整備等

計画的に老朽化した設備の入れ替えを行います。また、各所に老朽箇所が観られることから、建物の修繕についても必要になる事が想定されます。国庫補助の申請を念頭におき、自己資金分相当額の積み立てを行う必要があります。

①メール事業に検査設備を導入し、精度の高い入出力体制を作ります。(2016年度)

②故障の多いコピー機を入れ替えます。(2017年度)

③老朽化した車両について計画的に入れ替えを行います。その際には助成団体に申請することを念頭におき、環境に配慮した機種を選定します。(2018年度)

④3階相当分のエアコンは耐用年数を大幅に超えており、故障も起きていることから入れ替えを予定します。(2020年度)

⑤建物については築後25年を経過しており、雨漏りや外壁の劣化が激しいことから時機を見て大規模または中規模修繕を行います。

4.資金・財務等

施設建設時の借り入れについて引き続き確実に返済を行うとともに、将来必要となる退職金や、修繕のための資金の積み立てを計画的に行い、従業員が安心して長期に働くことができる財務体質を目指します。

①年間予算を確実に執行していきます。

②資金繰り会議に基づく計画を確実に遂行します。

③従業員の処遇改善を行います。人件費については中長期的なシミュレーションを行い、計画的に採用できるようにします。

④コスト意識を高める取り組みを続け、経費節減、効率化を図ります。

今年の冬は気候が良いので、外に出かける機会も多いように思います。一歩外に出ると、一時ほどではありませんがマスクをかけた人が目立ちます。人の込み合うところでの自衛も大事ですね。正月休みの疲れも出るころなので、健康管理に気を付けて、冬を楽しみましょう。

2015年12月15日
から nn
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2015年度上半期支援計画の達成状況(2015年4月1日から2015年9月30日)

2015.12.15

青葉通信2月号巻頭言

事業所長 武者明彦

通勤途中にとおる住宅地は、季節ごとに各家の植込みの花が変わります。先日までは真っ赤なサルビアが植わっていたのに、気が付いてみたら、いつのまにかパンジーに代わっていました。12月に入って穏やかな陽気が続いています。さて、本稿では前回お伝えした上半期の事業結果から、部門ごとの支援計画がどのように進んだのかをお伝えいたします。

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≪サービス事業別、部門別状況≫

 

① 支援課 総務厚生担当

事務センターや所内の各部署等と連携をとりながら、給付費の請求業務やプログラムの企画と調整、青葉通信の発行、勤怠管理、実習や見学者の受け入れ、入退所の手続き等の多岐にわたる業務を円滑に遂行するとともに、新規利用者の受け入れを積極的に行いました。

 

② 支援課 新規事業準備担当(放課後等デイサービス)

東京都や東村山市と相談を重ね、就学時から始める、働くことを目指した早期職業準備トレーニングを特徴とした放課後等デイサービスの事業開始に道筋をつけました。市内の放課後等デイサービス事業所や計画相談事業所、支援センター、特別支援学校の協力もあり、利用希望者の確保もできつつあります。

 

③ 営業課 営業担当

本年度より営業員を1名増員し3名体制とました。売上高は前年度実績、本年度計画ともに下回りました。加工高は前年度実績を下回りましたが、本年度計画を上回ることができました。

主力のメールサービス関連受注において、計画に入れていたが受注できなかったものがいくつか発生しました。その売上高の不足分を既存顧客の深耕や新規顧客の開拓で埋める営業努力がさらに必要となりました。また、障害者優先調達推進法を念頭にしたと思われる商談の中から、いくつかの案件を受注に結びつけることができました。

メールサービス以外の事業(簡易作業、防災、物販、清掃、データ入力、新規事業)についても充実させていくことが求められているところです。清掃作業については、八潮配送センター、近隣の小児クリニックの室内清掃業務の他に、草取りや絨毯の染み抜き等を受託できました。入力業務については、大規模小売店舗チェーンの顧客データ入力を引き続き受注し、多くの利用者が対応できるようになってきました。

 

④ 営業課 情報処理係(就労継続支援B型事業、A班)

宛名印刷機2台の買い換えを行いました。また同時に導入したデータベースソフトにより印字出力能力を向上させることができました。

大規模小売店舗チェーンの入力では、受注量は前年に比べて128%と増加しましたが、他の作業との兼ね合いで、法人内他事業所に作業を依存することが多く、当部門での作業量は66%に減少しました。

在宅での就労継続支援B型事業のサービス提供は、自宅の作業環境の整備や訪問による支援の体制を確立しました。現在の利用者は1名ですが、新たな希望者も1名出ています。今後自宅や学校で、在宅作業を念頭においた実習を計画します。

利用者専用の作業マニュアルを作成し、出力作業にも一部携わることができるようにしました。今後、作業経験を積むことができるよう支援を行います。

利用者の多様な障害や変化する状況に的確に対応できるよう、精神障害者、発達障害者支援に関する研修に従業員を参加させました。また、地域の精神保健福祉関係者との学習、情報提供、意見交換を深めるため、東村山市精神保健福祉ケア検討会に参加しました。

 

⑤ 事業課 就労移行支援係(就労移行支援事業)

前年度までは就労継続支援B型事業の3つの係で課を構成してきましたが、本年度からは就労移行支援事業を含めた4つの係の体制として取り組みました。

在籍利用者数に合わせ、専任の就労支援担当者は1名の体制としました。個別支援計画の作成には可能な限り家族等の参加を促し、利用者も含め情報交換を行いながら個別面談を通じて目標を作成しました。支援計画は実績や達成状況を踏まえ、3ヶ月ごとの見直しを行いました。

就職活動は、ハローワークや各地域の就労支援センターなど外部の支援機関や事業所間と連携して行いました。事業所内においても作業訓練を担当する部署等と連携を取り、より良い支援を行うよう心がけました。こうした取り組みの結果、2名が就職に結びつきました。アフターフォローも職場訪問やジョブコーチ支援を取り入れる等順調に行っています。

就労アセスメント利用者5名を受け入れました。就職者の輩出に伴う利用者数の減少を抑えるため、引き続き支援機関等へ利用者募集活動を行う予定です。

 

⑥ 事業課 就労継続支援B型事業(3つの係共通の課題と取組状況)

作業にあたっては、仕様書の確認や入荷数量のチェック等の基本作業を徹底するとともに、品質管理を最優先課題として取り組みましたが、数件の作業ミスがありました。原因を究明したうえで、再度基本作業の徹底を図りました。

利用者も含めた全作業者を対象にプライバシーポリシーについての研修を行い、プライバシーマークを取得している意識をさらに高め、個人情報等の漏洩防止に努めました。

利用者の作業量の確保は引き続いて最大の課題です。照合の必要な作業等複雑な工程を含む作業が増えてきていますが、利用者が関わることのできる工程の切り出しを可能な限り行いました。

障害の重度化や加齢に伴う作業能力の低下等によって、これまではできていた作業に取り組むことが難しくなっている利用者については、適性や状況を考慮したうえで随時新たな作業に振り替えました。通所の不安定な利用者が多い部署においては、納期遅れが発生しやすい傾向にあることから、係間で進捗状況を確認しながら調整を行いました。

ヤマト運輸のメール便配達は、利用者が協力し合って業務に取り組んだ結果、個々のレベルアップにつながりました。今後は、年間の課題である配達範囲の拡大を検討します。

八潮配送センター及び館内清掃については、利用者のリーダーが中心になって作業を進めた結果、具体的な指示がなくても作業に取り組める利用者が出始めています。

物販事業については、被災地商品のほかに飲み込んでも安全で安心な口腔ケア商品「オーラルピース」を加え、販路の開拓に努めました。

プログラム活動は、利用者とその家族の意見や要望を取り入れながら常時見直しを行い、内容の充実を図りました。

落ち着いて長時間の作業活動に取り組むことが困難な利用者について、弾力的に休憩を取り入れる等の支援を行い、常時見守りが必要な利用者については担当係やフロアを超えた支援を行いました。

 

⑦ 事業課 一係 (就労継続支援B型事業、B班、C班)

ミスが起こらないようチェック体制に十分注意を払い作業を行いました。可能な限り外注費を抑えるように調整して作業にあたりました。通所が不安定な利用者については、家族や関係機関と相談しながら支援を行いました。一般就労を希望する利用者への支援については、本人の意欲を高められず、思うような支援には至らなかったことから、下半期の課題とします。

 

⑧ 事業課 二係 (就労継続支援B型事業、D班、E班)

ミス、ロスを抑えるため、仕様書の確認を随時行い係内で情報の共有を密に図りました。メール便配達については複数の従業員で支援できる体制としました。体調の不安定な利用者については、家族や医療機関と相談し必要に応じ所属変更等を行いました。一般就労を希望する利用者に対し、関係機関と連携し情報を共有しました。現状の日中支援だけでは支援が行き届かない場合は、家族に働きかけ嘱託医に繋げました。障害の特性に配慮し、必要に応じて席替えを行いました。

 

⑨ 事業課 三係 (就労継続支援B型事業、F班、G班)

病院や支援センター等と連携し、安定した通所ができるよう支援しました。生活面の安定に繋がるよう、社会資源の紹介や情報提供を行いました。現状の日中支援だけでは支援が行き届かない場合は、嘱託医に相談し医療へ繋げることができました。引き続き、SST(ソーシャルスキルズトレーニング)を行える体制を検討中です。清掃リーダーの指導により、清掃に携わることのできる利用者が増えました。

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12月5日の土曜日は、午前中を特別セミナーとして学芸大の菅野敦先生にダウン症候群の成人期支援について、ご講演をいただきました。当センターの従業員ばかりでなく、利用者、ご家族の皆様、他事業所の従業員等にも多数ご参加いただき、このテーマについての関心の高さがうかがえました。2時間30分あまりのお話でしたが、参加者からは、もっと時間があれば、の声が聞かれました。午後は忘年会で、利用者の皆さんとカラオケで盛り上がりました。

12月26日の土曜日は通常の通所日です。お客様からお預かりしている仕事を追い込む日になりそうです。今年もあとわずかになりました。体調に気を付け年末年始を楽しみに頑張りましょう。

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