トーコロ青葉ワークセンター

あなたの働きたいを応援します

2016年1月28日
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アリーバはますます熱く盛り上がっていきま~す

昨年11月9日(月)の開所日から、早2ヶ月が過ぎました。おかげさまで、今年に入ってからは、1日平均5.4人の利用実績となりました。

また、スタッフも昨年秋にトーコロ青葉ワークセンターに教育実習生と来ていた顔馴染みの男子大学生が加わり、一段とにぎやかなアリーバになって来たのでは・・・と感じる今日この頃です。

就労前訓練としての作業活動では、アリーバの上の2~4階のトーコロ青葉ワークセンターと同様の内容や手順を学びますが、無理のないよう個々に合わせたスケジュールを組んで行っています。12月~1月の作業内容は、主にパンフレットや新聞等などの3つ折り、Z折りの後、10束、20束にまとめ、計量器で確認した後、帯留めをしました。

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DSC_0372作業をしながら、学校で頑張ったことや家庭で年末年始をどのように過ごした・・等、皆でワイワイ、話に花・華を沢山咲かせながら、楽しく過ごしています!!

また、休憩時間には、百人一首やトランプをして熱い位盛り上がりました。

2台設置しているパソコンも大人気で、順番を決めて使えるようにしています。

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初めて迎えた長期休み(冬休み)には、外出してのプログラムを行いました。運動コースでは、全生園や運動公園まで歩いて行き、野球とバドミントン等で体を動かして来ました!!また、図書館コースも、秋津図書館まで歩いて行き、思う存分、読書を楽しんで来ました!!

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これから一段と寒くなっていきますが、アリーバはますます熱く盛り上がっていきま~す❤

見学や体験もお受けしています。ご希望の方はご連絡下さい。

 

2016年1月25日
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中期事業計画について(2015(平成27)年度~2024(平成36)年度)

2016.1.15

青葉通信1月号巻頭言

事業所長 武者明彦

今年の年末年始は穏やかな日が続くと思っていたら、ここ数日は急に寒気が強まってきたようです。花の少ない季節なので、椿の真っ赤な花とつややかな葉がとても新鮮に目に映ります。さて、本稿では当センターの中期事業計画案について、その概要をご報告いたします。

社会福祉法人東京コロニーとしての中期事業計画は、2012(平成24)年度から2016(平成28)年度までの5年間をもってすでに策定してあ り、来年度2016年度が最終年度になっています。現在、国の財政状況が厳しいことから社会保障制度の様々な見直しが進んでおり、社会福祉施策でも、総合 支援法3年後の見直しの論議において、介護保険との統合を視野に入れた論議が行われています。また、法人としても、多くの事業所で建替えなどの大きな事業 を控えていることもあり、関連して新しい福祉サービス事業を展開する計画も必要になりました。こうした事から、計画途中ではありますが、本年度(2015 年度)を起点とし、向こう10年間を見通した中期計画を策定し、法人全体の運営指針とすることになりました。

この間、当センターとしての中期事業計画を検討してきましたが、大きな柱は以下の内容です。

1.就労事業(活動)等

利用者の自立支援の上で就労事業を確実なものにすることが重要な柱です。就労支援事業の損益を毎年黒字で推移できるようにし、工賃の向上を目指します。当面の目標は、時間給レベルで東京都の最低賃金の三分の一を支給できるようにすることとします。

①ミスにより仕事を失うことがないように、品質管理を最優先課題として取り組みます。

②営業を強化し既存顧客からの受注拡大を目指すとともに、新規顧客の開拓を行い、売上高の早期の回復を目指します。

③Pマークを取得していることから、教育研修を継続して行い、個人情報保護の意識を高めます。

④メールサービス事業に代わる新規事業を開拓します。

⑤可能な限り外部作業に取り組みます。

2.福祉事業(活動)等

利用者のご家族の高齢化が進んでいることを念頭におき、緊急度合いの高い利用者について、なるべく早い段階から外部の支援機関等と連携して自立生活を視野に入れた支援計画を策定し支援します。

①通所が困難な在宅での利用希望者にも対応できる体制を整え、受け入れて行きます。

②プログラム活動は要望に応じた形で取り組み、QOLをさらに高め地域生活を充実させていきます。

③ベッドメイク等のボランティア活動を通じて地域に貢献し、地域に密着した活動を継続していきます。

④就労移行支援事業の定員を見直すとともに、定員充足を行います。より幅広い就労ニーズに対応できる支援を目指します。

⑤放課後等デイサービス事業の充実を図ります。卒業後の就労可能性につなげるため、就労移行支援事業との連携、就労支援センターとの連携を強化します。

3.施設整備、設備整備等

計画的に老朽化した設備の入れ替えを行います。また、各所に老朽箇所が観られることから、建物の修繕についても必要になる事が想定されます。国庫補助の申請を念頭におき、自己資金分相当額の積み立てを行う必要があります。

①メール事業に検査設備を導入し、精度の高い入出力体制を作ります。(2016年度)

②故障の多いコピー機を入れ替えます。(2017年度)

③老朽化した車両について計画的に入れ替えを行います。その際には助成団体に申請することを念頭におき、環境に配慮した機種を選定します。(2018年度)

④3階相当分のエアコンは耐用年数を大幅に超えており、故障も起きていることから入れ替えを予定します。(2020年度)

⑤建物については築後25年を経過しており、雨漏りや外壁の劣化が激しいことから時機を見て大規模または中規模修繕を行います。

4.資金・財務等

施設建設時の借り入れについて引き続き確実に返済を行うとともに、将来必要となる退職金や、修繕のための資金の積み立てを計画的に行い、従業員が安心して長期に働くことができる財務体質を目指します。

①年間予算を確実に執行していきます。

②資金繰り会議に基づく計画を確実に遂行します。

③従業員の処遇改善を行います。人件費については中長期的なシミュレーションを行い、計画的に採用できるようにします。

④コスト意識を高める取り組みを続け、経費節減、効率化を図ります。

今年の冬は気候が良いので、外に出かける機会も多いように思います。一歩外に出ると、一時ほどではありませんがマスクをかけた人が目立ちます。人の込み合うところでの自衛も大事ですね。正月休みの疲れも出るころなので、健康管理に気を付けて、冬を楽しみましょう。

2015年12月15日
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2015年度上半期支援計画の達成状況(2015年4月1日から2015年9月30日)

2015.12.15

青葉通信2月号巻頭言

事業所長 武者明彦

通勤途中にとおる住宅地は、季節ごとに各家の植込みの花が変わります。先日までは真っ赤なサルビアが植わっていたのに、気が付いてみたら、いつのまにかパンジーに代わっていました。12月に入って穏やかな陽気が続いています。さて、本稿では前回お伝えした上半期の事業結果から、部門ごとの支援計画がどのように進んだのかをお伝えいたします。

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≪サービス事業別、部門別状況≫

 

① 支援課 総務厚生担当

事務センターや所内の各部署等と連携をとりながら、給付費の請求業務やプログラムの企画と調整、青葉通信の発行、勤怠管理、実習や見学者の受け入れ、入退所の手続き等の多岐にわたる業務を円滑に遂行するとともに、新規利用者の受け入れを積極的に行いました。

 

② 支援課 新規事業準備担当(放課後等デイサービス)

東京都や東村山市と相談を重ね、就学時から始める、働くことを目指した早期職業準備トレーニングを特徴とした放課後等デイサービスの事業開始に道筋をつけました。市内の放課後等デイサービス事業所や計画相談事業所、支援センター、特別支援学校の協力もあり、利用希望者の確保もできつつあります。

 

③ 営業課 営業担当

本年度より営業員を1名増員し3名体制とました。売上高は前年度実績、本年度計画ともに下回りました。加工高は前年度実績を下回りましたが、本年度計画を上回ることができました。

主力のメールサービス関連受注において、計画に入れていたが受注できなかったものがいくつか発生しました。その売上高の不足分を既存顧客の深耕や新規顧客の開拓で埋める営業努力がさらに必要となりました。また、障害者優先調達推進法を念頭にしたと思われる商談の中から、いくつかの案件を受注に結びつけることができました。

メールサービス以外の事業(簡易作業、防災、物販、清掃、データ入力、新規事業)についても充実させていくことが求められているところです。清掃作業については、八潮配送センター、近隣の小児クリニックの室内清掃業務の他に、草取りや絨毯の染み抜き等を受託できました。入力業務については、大規模小売店舗チェーンの顧客データ入力を引き続き受注し、多くの利用者が対応できるようになってきました。

 

④ 営業課 情報処理係(就労継続支援B型事業、A班)

宛名印刷機2台の買い換えを行いました。また同時に導入したデータベースソフトにより印字出力能力を向上させることができました。

大規模小売店舗チェーンの入力では、受注量は前年に比べて128%と増加しましたが、他の作業との兼ね合いで、法人内他事業所に作業を依存することが多く、当部門での作業量は66%に減少しました。

在宅での就労継続支援B型事業のサービス提供は、自宅の作業環境の整備や訪問による支援の体制を確立しました。現在の利用者は1名ですが、新たな希望者も1名出ています。今後自宅や学校で、在宅作業を念頭においた実習を計画します。

利用者専用の作業マニュアルを作成し、出力作業にも一部携わることができるようにしました。今後、作業経験を積むことができるよう支援を行います。

利用者の多様な障害や変化する状況に的確に対応できるよう、精神障害者、発達障害者支援に関する研修に従業員を参加させました。また、地域の精神保健福祉関係者との学習、情報提供、意見交換を深めるため、東村山市精神保健福祉ケア検討会に参加しました。

 

⑤ 事業課 就労移行支援係(就労移行支援事業)

前年度までは就労継続支援B型事業の3つの係で課を構成してきましたが、本年度からは就労移行支援事業を含めた4つの係の体制として取り組みました。

在籍利用者数に合わせ、専任の就労支援担当者は1名の体制としました。個別支援計画の作成には可能な限り家族等の参加を促し、利用者も含め情報交換を行いながら個別面談を通じて目標を作成しました。支援計画は実績や達成状況を踏まえ、3ヶ月ごとの見直しを行いました。

就職活動は、ハローワークや各地域の就労支援センターなど外部の支援機関や事業所間と連携して行いました。事業所内においても作業訓練を担当する部署等と連携を取り、より良い支援を行うよう心がけました。こうした取り組みの結果、2名が就職に結びつきました。アフターフォローも職場訪問やジョブコーチ支援を取り入れる等順調に行っています。

就労アセスメント利用者5名を受け入れました。就職者の輩出に伴う利用者数の減少を抑えるため、引き続き支援機関等へ利用者募集活動を行う予定です。

 

⑥ 事業課 就労継続支援B型事業(3つの係共通の課題と取組状況)

作業にあたっては、仕様書の確認や入荷数量のチェック等の基本作業を徹底するとともに、品質管理を最優先課題として取り組みましたが、数件の作業ミスがありました。原因を究明したうえで、再度基本作業の徹底を図りました。

利用者も含めた全作業者を対象にプライバシーポリシーについての研修を行い、プライバシーマークを取得している意識をさらに高め、個人情報等の漏洩防止に努めました。

利用者の作業量の確保は引き続いて最大の課題です。照合の必要な作業等複雑な工程を含む作業が増えてきていますが、利用者が関わることのできる工程の切り出しを可能な限り行いました。

障害の重度化や加齢に伴う作業能力の低下等によって、これまではできていた作業に取り組むことが難しくなっている利用者については、適性や状況を考慮したうえで随時新たな作業に振り替えました。通所の不安定な利用者が多い部署においては、納期遅れが発生しやすい傾向にあることから、係間で進捗状況を確認しながら調整を行いました。

ヤマト運輸のメール便配達は、利用者が協力し合って業務に取り組んだ結果、個々のレベルアップにつながりました。今後は、年間の課題である配達範囲の拡大を検討します。

八潮配送センター及び館内清掃については、利用者のリーダーが中心になって作業を進めた結果、具体的な指示がなくても作業に取り組める利用者が出始めています。

物販事業については、被災地商品のほかに飲み込んでも安全で安心な口腔ケア商品「オーラルピース」を加え、販路の開拓に努めました。

プログラム活動は、利用者とその家族の意見や要望を取り入れながら常時見直しを行い、内容の充実を図りました。

落ち着いて長時間の作業活動に取り組むことが困難な利用者について、弾力的に休憩を取り入れる等の支援を行い、常時見守りが必要な利用者については担当係やフロアを超えた支援を行いました。

 

⑦ 事業課 一係 (就労継続支援B型事業、B班、C班)

ミスが起こらないようチェック体制に十分注意を払い作業を行いました。可能な限り外注費を抑えるように調整して作業にあたりました。通所が不安定な利用者については、家族や関係機関と相談しながら支援を行いました。一般就労を希望する利用者への支援については、本人の意欲を高められず、思うような支援には至らなかったことから、下半期の課題とします。

 

⑧ 事業課 二係 (就労継続支援B型事業、D班、E班)

ミス、ロスを抑えるため、仕様書の確認を随時行い係内で情報の共有を密に図りました。メール便配達については複数の従業員で支援できる体制としました。体調の不安定な利用者については、家族や医療機関と相談し必要に応じ所属変更等を行いました。一般就労を希望する利用者に対し、関係機関と連携し情報を共有しました。現状の日中支援だけでは支援が行き届かない場合は、家族に働きかけ嘱託医に繋げました。障害の特性に配慮し、必要に応じて席替えを行いました。

 

⑨ 事業課 三係 (就労継続支援B型事業、F班、G班)

病院や支援センター等と連携し、安定した通所ができるよう支援しました。生活面の安定に繋がるよう、社会資源の紹介や情報提供を行いました。現状の日中支援だけでは支援が行き届かない場合は、嘱託医に相談し医療へ繋げることができました。引き続き、SST(ソーシャルスキルズトレーニング)を行える体制を検討中です。清掃リーダーの指導により、清掃に携わることのできる利用者が増えました。

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12月5日の土曜日は、午前中を特別セミナーとして学芸大の菅野敦先生にダウン症候群の成人期支援について、ご講演をいただきました。当センターの従業員ばかりでなく、利用者、ご家族の皆様、他事業所の従業員等にも多数ご参加いただき、このテーマについての関心の高さがうかがえました。2時間30分あまりのお話でしたが、参加者からは、もっと時間があれば、の声が聞かれました。午後は忘年会で、利用者の皆さんとカラオケで盛り上がりました。

12月26日の土曜日は通常の通所日です。お客様からお預かりしている仕事を追い込む日になりそうです。今年もあとわずかになりました。体調に気を付け年末年始を楽しみに頑張りましょう。

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2015年11月30日
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年末年始の営業についてのお知らせ

拝啓

初冬の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

さて、まことに勝手ながら、

弊社年末年始の営業につきましてお知らせ申し上げます。

皆様にはご迷惑をお掛けいたしますが、なにとぞご容赦願います。

今年一年ご愛顧を賜りまして感謝申し上げますと伴に、

皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

敬具

年内営業  平成27年12月28日まで

年始営業  平成28年 1月  4日より

社会福祉法人 東京コロニー

トーコロ青葉ワークセンター

 東村山市青葉町2-39-10

電話:042-395-0452

FAX:042-395-1451

営業担当:道下・坂本・川口

2015年11月20日
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大根を収穫しました

農作業プログラムで植え付けをした、

大根とブロッコリを収穫しました。

IMG_0413見てください!!。

IMG_0457大根は何と100本超えです。

ブロッコリも見事な大きさに育ちました。

IMG_0454形や大きさはいろいろだけど、

自分で育てた満足感は格別ですね。

今日は、みなさん一本ずつ、

大根を抱えて帰ります。

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2015年11月17日
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トーコロ青葉ワークセンター 特別セミナーのご案内

ダウン症青年期の課題と就労支援 

 

開催日: 2015年12月5日(土)

開催場所:トーコロ青葉ワークセンター(3階食堂)

 

プログラム

10:00~12:00   講演 ダウン症 青年期の課題と就労支援

講師:菅野敦(かんのあつし)氏

12:00~12:20 質疑応答

 

講師自己紹介

東京学芸大学教授 教育実践研究センター(特別ニーズ教育研究部門)

北海道出身。大学卒業後、知的障害養護学校で教員として勤め、その後、辞職し大学院へ入学。知的障害の学習や発達に関することを学び、研究するのが目的でした。その後、本学に勤務、所属は当時我が国で唯一の障害児教育に関する研究所、特殊教育研究施設(現:教育実践研究支援センター)でした。本学でも一貫して知的障害、なかでもダウン症候群を対象に、乳幼児期から成人期までの発達特性及び、各ライフスパンにおける発達課題の解明を行ってきました。さらに、そこから得られた知見をもとに、「生涯発達支援」の視点から具体的な指導内容を明らかにし、指導のための方法や教育課程の研究をめざしています。社会的な活動として、日本発達障害支援システム学会会長、日本発達障害学会副理事長・編集委員長、日本特殊教育学会常任理事・常任編集委員等を務めています。

 

※ 参加費は無料です。お誘いあわせの上、ご参加ください。

 

2015年11月14日
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2015年度上半期事業結果の概要(2015年4月1日から2015年9月30日)

紅葉が市街地にも少しずつ降りてきました。イチョウやカエデはこれからで、今月下旬が見ごろでしょうか。昨年初めて行った平林寺(新座市)に今年も行ってみようかと思っています。平林寺で紅葉狩りを堪能した後は、道を挟んだ向かい側にある睡足軒で野点の呈茶サービスが受けられます。秋の週末ぜひ立ち寄ってみることをお勧めします。さて、本稿では上半期の事業結果について、その概要をご報告いたします。

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≪事業の総括≫

前年度実施した福祉サービス第三者評価の結果をふまえ、より良いサービス提供ができるよう改善に取り組みました。家族と同居する利用者が多い中、利用者とその家族の高齢化が著しく進んでおり、家族による支援が困難になると思われる利用者が増えています。上半期の個別面談では、自立生活を視野に入れた支援ができるよう、計画相談事業者や各自治体の生活支援機関などと連携して支えることを念頭においた支援計画としました。また、障害のある児童が放課後や長期休暇中に利用できる「放課後等デイサービス事業」を立ち上げる準備を行いました。事業内容や利用者の状況について、毎月「青葉通信」とホームページを通じて広報を行いました。

① 就労継続支援B型事業(定員87名)

在籍者が87名定員を超える状況が続いており、実習依頼や利用希望者も増えています。一方、予定外の退所者も出ており、給付費収入が前年度実績を下回る事態も生じています。

本年度は、通所が困難な利用希望者にも在宅での支援に対応できる体制をつくり、受け入れを進める準備を行いました。在宅での作業は入力業務を想定するため、PCやネットワークの環境も利用者個別の状況を反映させながら構築することとしました。下半期には、事前に在宅や、特別支援学校内での実習を実施し、利用に繋げる方向です。

就労支援事業の売上高は、メールサービス事業を中心に前年度実績を何とか維持してきましたが、重要な取引先からの定期物の受注が途切れる事態が相次いで生じ、売上高に影響が出始めています。営業員3名体制とし受注体制の強化を行い、新規顧客の確保や、取引実績が上がっていない既存顧客の深耕を中心に受注活動を活発化させることとしています。合わせて、差益確保を常に意識し、物品販売や施設外での受託作業などにも仕事の幅を広げて行きます。

② 就労移行支援事業(定員8名)

専門の就労支援者がかかわることで就労実績が着実に上がっている一方、新規の利用希望者が少なく、在籍者が定員を下回る状況が続いています。前年度下半期から、清掃に特化した就労訓練を行っている事業所として、支援者向け業務案内パンフや利用希望を促すチラシを作成し、ハローワークや特別支援学校、就労支援事業所などに積極的に働きかけを行っているところですが、利用に結び付いていません。本期は職場定着支援に力を注いでいるところですが、下半期に向けては、障害者の雇用に意欲を持つ企業に有益な提案を行う活動などを通じて、利用者確保に繋げます。また、各自治体の就労支援機関、相談支援機関等との連携を密にし、協力して就労及び定着支援を行うよう働きかけて行きます。

③ その他の事業

本年度当初、新たに西東京市に開設された「天神山グループホーム」のバックアップ施設として、連携して生活場面の支援を行いました。

本年度下半期には、障害のある児童が放課後や長期休暇中に利用できる「放課後等デイサービス事業」を立ち上げる準備を行います。

 

≪事業結果の概要≫

 ① 予算対比

予算との対比では、就労移行支援事業の利用者が定員に届かない状況が続いており、収入が予算を大幅に下回りました。就労継続支援B型事業は、ほぼ予算どおりに推移しています。

下半期に放課後等デイサービス事業を実施するに当たり、非常勤従業員の確保や改修工事などが先行して必要となるため、補正予算を組んで対応することとします。

② 売上高・加工高

営業活動の結果得られた就労支援事業全体の売上高は4,867万円で前年度に対する伸び率は96.3%でした。工賃の基となる加工高は2,083万円で伸び率は91.6%でした。就労支援事業の収支は1,870千円の黒字を計上することができました。

③ 利用者の推移

期中に7名が新規に利用を開始し、6名が退所したため1名増となりました。当期は就労移行支援事業を通じて2名が就職を果たしました。

④ 処遇状況

利用者の工賃向上に向けた計画を策定し、可能な限りの改定を行いました。工賃の見直しが必要な利用者について、作業評価に基づき改訂を実施しました。

また、従業員の処遇改善のために、福祉・介護職員処遇改善加算を申請しました。従業員の給与は一定額の改定を実施しました。夏季賞与は利用者、従業員ともに1.0ヶ月を支給しました。

⑤ 福利厚生

4月3日に多磨全生園で花見を、6月5日に赤城クローネンベルクへの日帰り旅行を、7月31日に暑気払いを、互助会の企画で実施しました。10月3日に開催予定の青葉祭については利用者も含む実行委員会を組織して準備を始めました。

⑥ 組織・人事

支援課に課長を置き、担当係を超えた支援や生活の場での支援が必要な場合に、組織横断的に担当従業員のバックアップができる体制としました。

下半期開設を目指して放課後等デイサービス事業の準備を進めました。

⑦ 教育・研修

法人内研修を含む6コースの研修に、非常勤従業員を含む延べ10名を参加させました。

外部研修として、社会福祉法人施設会計基礎実務研修会、マイナンバー制度の研修、ダウン症の成人期対応セミナーに参加させました。

内部研修として、法人が行う新人研修会、ゼンコロ主催の精神障害者、発達障害者支援研修、山形コロニーへ放課後等デイサービス事業の見学研修に参加させました。

⑧ 設備

自己資金による事業として、営業用車両1台、宛名印刷機2台、ファイルサーバー1台を導入し、また既設エレベーターの制御盤交換工事を行いました。

補助事業として、東京都共同募金会の補助を受け、パソコンプログラム用のPC3セットを新規導入しました。

⑨ 地域交流

東村山市障害福祉計画推進部会に委員を送り、地域の障害者施策作りに積極的に参画しました。また、東村山市障害者地域自立生活支援センター運営連絡会、あんしんネットワーク会議、市内の精神障害者関連団体が集うケア検討会などに委員を送り、ネットワークづくり、情報収集に努めました。市内小、中学校の体験学習受入れ、近隣老人施設でのボランティア、地元自治会との交流、近隣地域の清掃、青葉祭などを通じ、地域住民との交流を深めました。

⑩ 定例会議の開催

部課長会(月1回)、幹部会(月1回)、全体会議(月1回)、営業課会、各係会を実施しました。方針の周知徹底、利用者の問題解決を綿密に行いました。毎月初めに全体朝礼を行いました。

⑪ 防災・安全・衛生

大規模災害時にも事業継続ができるよう、事業継続計画(BCP)の改定を行い、6月30日改訂(第1-2版)としました。

防災訓練を3回実施しました。4月30日には地震時を想定した訓練として実施し、多くの利用者が起震車を体験しました。安全衛生委員会を6回実施しました。

職場内の安全衛生点検を毎月実施し、事故のない職場環境を維持しました。春の健康診断を実施しました。保存水、非常食等の防災備品の補充を計画的に行いました。帰宅困難者の受け入れを想定し10%程度の備蓄を増やしました。

 

以上、上半期の事業概要をお知らせしましたが、12月号ではサービス各部門、フロアごとの支援内容の取組結果についてお知らせいたします。

下半期の取り組みとしては、受注の確保と、就労移行支援事業に新たな利用者を受入れ利用定員充足に努めること、及び放課後等デイサービス事業のスムーズな立ち上げが重点課題になります。

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感染症の発生が既に報告されているようです。11月から12月にかけてはノロウイルスなどの感染性胃腸炎、12月から3月ごろまではインフルエンザの流行が心配される時期に当たります。先日インフルエンザの予防接種を受けた人も多いと思いますが、手洗いやうがいなどの自衛も大事ですね。また発熱、発疹、下痢、おう吐時は無理して通所せずに、速やかに受診することをお勧めします。

2015年11月11日
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「アリーバ」開所しました!!

東京コロニーの放課後等デイサービス

トーコロあおば就労サポートセンター「アリーバ」が開所しました!!

11月6日(金)にオープニングセレモニーを行いました。

利用予定の本人、家族、関係機関にも来ていただき、顔合わせを行いました。お茶やお菓子を食べながら、いろいろなお話しができ、楽しい時間を過ごすことができました。お忙しい中、たくさんの方に来ていただきありがとうございました。

 

11月9日(月)事業開始しました

支援学校への初めてのお迎え!玄関で待っていると担任の先生と出てきてくれました。

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到着後はおやつを食べ、プログラム開始。自己紹介カードを作成し、みんなの前で自己紹介!はっきりと大きな声でしっかりとできていました。「好きな芸能人」の話では盛り上がりました。他にスタンプ押しやブロックつなぎ、PCでの入力練習などを行いました。

散歩やスポーツも行う予定です。今後もいろいろなプログラムを考えていきますので楽しみにしていて下さい!

 

2015年11月5日
から nn
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青葉祭を盛り上げていただき ありがとうございました

10月3日(土)に青葉祭を行いました。

今年は「地域との交流を深める」「青葉祭を通じて利用者が活躍し、また楽しめる場とする」ことを目的に開催をしました。

地域の方にご来場いただくために、今回はチラシを配布しました。その結果、多くの方にご来場いただき「トーコロ青葉ワークセンター」を知っていただく機会となりました。

お仕事体験コーナーでは、利用者によるメール作業のデモンストレーションの実施、体験コーナーでは、来場者にアンケート入力やメール作業の体験を行っていただきました。

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模擬店では、毎年恒例のやきそば、から揚げ、被災地支援商品に加えて、「あげもちフランク」「クレープロール」を新たに販売しました。おかげさまでほとんどの商品が完売しました。お菓子のつかみどり、LaQの体験コーナーも盛況に終わりました。

今回は利用者を中心に企画を行い、チラシの配布や、青葉祭当日のパック詰めや接客、販売を行いました。準備の段階からを青葉祭を大いに盛り上げてくれました。

地域の方々をはじめとしてご来場いただいたお客様、ご家族の皆様、たくさんの方のご協力のもと青葉祭を無事に終えることができました。

ありがとうございました。

2015年10月19日
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最近の話

2015.10.15

青葉通信10月号巻頭言

事業所長 武者明彦

 

コスモス(オオハルシャギク)

青空が広がるさわやかな日が増えてきました。沿道などではピンクのコスモスよりもキバナコスモスが目につくようにも思うのですが、気のせいでしょうか。少し目線を低くして青空を背景にすると、コスモスの美しさが際立ちます。

さて10月1日は当法人の創立記念日にあたり、例年通り従業員の勤続表彰が行われました。当センターからは、松川さんが勤続20年、原田さんが勤続10年の表彰を受けました。長年にわたり当センターを支えていただいたお二人に、誌面をお借りして感謝の意を表します。今号では当センターの直近の動きを中心にお知らせいたします。

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① マイナンバー(社会保障・税番号)制度がスタートします。

先月、「マイナンバー制度開始に伴うお知らせ」でもお伝えしましたが、2016年1月よりマイナンバー制度が開始されます。それに先立ち、2015年10月以降に市区町村から住民票の住所に、マイナンバーが記載された「通知カード」が簡易書留で送られてきます。住民票の住所と現在お住いの住所が異なる人は注意が必要です。グループホームなどから通っている人は住民票の住所がどちらにあるのか確認が必要ですね。「通知カード」が手元に届いたら、大切に保管し、誤って捨ててしまう事がないようにしてください。

マイナンバーは、事業所が行う社会保険や税務処理で利用する必要があり、決められた書類にマイナンバーを記載することは法令で定められた義務となっています。一方マイナンバーは、税と社会保障の手続き以外の目的で利用することは禁じられていますので、むやみに提示することがないよう注意をお願いします。

当センターにおいては、就労移行支援事業及び就労継続支援B型支援事業の利用者の方は、原則マイナンバーを事業所に提出していただくことはありません。必要な方については個別に提出をお願いしますので、その際にはご協力をお願いします。

 

② 在宅での就労実習を開始します

今年10月から、小平特別支援学校のご協力をいただき、在学中に学校で行う就労訓練を開始することにいたしました。卒業後に働きたい思いがあるが、企業や就労支援事業所に通う事に困難を伴う生徒を対象に、学校でインターネット回線を使った仕事のやり取りを経験してもらい、卒業後に在宅での仕事ができるよう準備を行う事を目的とした取組です。青葉通信8月号でお知らせしたように、当センターではすでに就労継続支援B型を利用した在宅就労を実施しているところですので、卒業後は学校を自宅に置き換えて、障害福祉サービスを利用した就労にスムーズに移ることができるようになれば、と期待しています。

 

③放課後等デイサービス事業「アリーバ」が始まります

前号(9月号)の青葉通信でもお知らせしましたが、今年11月からトーコロあおば就労サポートセンター「アリーバ」がスタートします。当センター1階のアリーバのスペースの改装も終わり、特別支援学校などに少しずつ広報活動を始めています。正式のオープンは、東京都の指定がおりた後になりますが、準備が整いしだい体験利用を始めたいと思っているところです。

見学や利用にあたっての相談は随時お受けしていますが、アリーバの事前説明会を11月24日(土)午前10時30分から当センターで開催することを予定していますので、興味のある方はご参加ください。

 

④12月5日は行事日です

少し先の話になりますが、12月5日(土)は、当センターの行事日となっています。昨年の行事日は、午前中は高橋司法書士を講師にお招きして成年後見制度の研修会を実施し、午後は忘年会で盛り上がりました。この時の研修会にはホームページを通じて一般の方やご家族にもお声掛けをし、ご家族を中心に多くの皆さんにご参加いただきました。

今年の行事日では、成人期の自閉症やダウン症、発達障害者の支援に結びつく内容での研修などを織り込んだ内容にできればと考えています。内容が確定しだいご案内しますので、お誘いあわせの上ご参加いただければ幸いです。

なお、就労日数の関係で、今年は12月26日の土曜日も通常の利用日となっていますので、お休みと勘違いしないよう、今のうちにカレンダーにチェックしておいてください。

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過ごしやすく気持ちの良い日が多くなってきましたが、空気が乾燥していて朝晩と日中の気温の差も大きく、健康面では油断できない季節でもあります。10月20日締め切りでインフルエンザ予防接種のご案内をさせていただいているところですが、せっかくの機会なので体調に問題がないようならば接種をお勧めします。