どんぐり


一緒くたにどんぐりの背比べと言われちゃあ捨て置けない話。もっとよおおく見てから言ってくれというものだ。
一つひとつ凝らして見るとなかなかどうして主張している。
大きさ、形や色、座りの良いもの傾いているもの、表皮の艶々感、触った感触など、なかにはオムツが取れない帽子をつけたものまでいろいろだ。それはまるで宮沢賢治の『どんぐりと山猫』のお話しのどんぐり同様に数が増えれば我も我もとうるさく主張し始める。
職能開発室の吉田さんからどんぐりに絵を描けないかという話をいただいたのが昨年秋、お付き合いのある前田建設工業さんの「全国MAEDAの森づくり」活動で集めたどんぐりに絵を描いてストラップにできないかという話です。

どんぐりにクマやラッコやフクロウの絵を描いて、その表情が表れると命が吹き込まれたドングリクマ、ドングリラッコ、ドングリフクロウのお出ましだ。頭のてっぺんにヒートンをねじ込んで仕上げにニスを1度塗り、さらにもう一度塗ってつやつやのどんぐりに紐を付けたのがどんぐりストラップです。

このストラップは前田建設さんの環境イベント等に使われ皆さんに喜んでいただいたと聞きました。拾ったどんぐりもみんなに感謝され捨て置けないものになりました。

    手に手にどんぐりストラップをかざす前田建設工業の皆さん

近況報告

久しぶりのブログ更新で、大変失礼します。

中野区仲町就労支援事業所が開所して1年3ヶ月、今年も半分が過ぎようとしているところで、近況報告をさせていただきます。

昨年4月に、メンバー22名、職員6名でスタートし、現在はメンバー33名、職員は7名になりました。中野駅近くから中央2丁目に移転してきて、徒歩で通える近隣の南部エリアの方が増えました。事業所は、駅から少し離れた住宅街にありますが、明るくてきれいで広い、運動になる、環境が良いと言ってくれる方が多く、にぎやかになってきています。

作業では、PCを使った名刺作成、建物清掃、公園清掃、メール便配達、クリーニング、自主製品、菜園事業等を行っています。就労移行支援事業では、就職を目指し企業実習に行かれている方、定期的にハローワークに通い就職活動に力をいれている方もいます。

職員もメンバーも目標に向かって、日々奮闘しています。

下の写真は、今月末まで区内の「スマイルなかの」の1Fショーケースに展示されているディスプレーです