トーコロ青葉ワークセンター

あなたの働きたいを応援します

2013年1月10日
から nn
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忘年会

2013年始まりました!!
トーコロ青葉ワークセンターと皆さんにとって
素晴らしい1年になりますように・・・

さて、年が明けたところではありますが、
先月行われた忘年会の様子をお伝えしようと思います。

今回はレンタルした最新のカラオケ機材を使い、
イントロクイズとカラオケ大会が行われました。

イントロクイズはいろいろなジャンルの曲が流れて
なかなか難しかったと思いますが、イントロが流れると
あちらこちらから「わかった!」という声が!!
皆さん本当に歌をよく知っていてびっくりしました。

続きましては、お待ちかねのカラオケ大会です。
皆さんの素敵な歌声がフロア中を響き渡ります。
やはりカラオケは大人気ですね!!
順番待ちの長蛇の列が出来ていました。
忘年会④ 忘年会⑥

たくさん歌って忘年会もそろそろお開き・・・と思われたその時、
なんと青葉にサンタクロースがやってきました!!トナカイも一緒です。
サンタクロースもトナカイも見覚えのある顔のような気もしますが、
まぁ、細かいことは気にしません!
全員に素敵なプレゼントを配り、忘年会を盛り上げてくれました。
忘年会①
ありがとうサンタさん!トナカイさん!
おいしい食事と素敵な企画で、とても楽しい忘年会でした。

2013年1月1日
から nn
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年頭に当たって

2013.01.01

青葉通信1月号 巻頭言

事業所長 武者明彦

新年明けましておめでとうございます。

年末に行われた今回の衆院解散・総選挙では、自民、公明両党が定数の3分の2を超える325議席を獲得し、復権を果たしました。緊張の度合いが高まっている外交問題、日本のエネルギーの将来を左右する原発問題、新しい政権にはいくつもの決断が迫られます。決められない政治も困ったものですが、圧倒的な数に頼った強行的な政治には国や時代を問わず嫌悪を覚えます。将来を託すに足る信頼感のある政権であってほしいものです。

厚生労働省が毎年行っている障害者の雇用実態調査(2010年)によると、民間企業(法定雇用率1.8%)の実雇用率は1.68%(34万3000人)であり、雇用率、雇用者数共に過去最高となりました。公的機関の法定雇用率はもう少し高めなのですが、国、都道府県、市町村などの実雇用率も前年を上回っています。しかし法定雇用率を達成した企業の割合は47.0%にとどまっていて、半数以上の企業が雇用率未達成という問題があります。

来年度から障害者の法定雇用率が2%に引き上げられることも背景にあるのでしょうが、このところ企業、特に大手企業の人事部門の責任者や特例子会社の責任者とお会いする機会が増えてきており、企業の障害者の雇用意欲が高まっているようにも思います。ここは大きなチャンスですので、私たち障害者の就労支援を行う事業者としても、採用企業の開拓や職域切り出しの提案など、積極的な就労支援を展開する必要があります。

一方、総務省統計局の調査によると、非正規雇用者数は年々増加しており、雇用者全体に占める非正規雇用者の比率は、2000年には26.1%だったのが、2006年には33.0%と大幅に増えました。今や働いている人の3人に1人が非正規雇用となってしまったのです。働く女性の半数以上が非正規雇用というデータもあります。現在その状況はさらに進んでいるものと思われます。こうした背景もあって、年収200万円未満の労働者が2006年には1000万人を突破してしまいました。日本の労働者の5人に1人が年収200万円未満の生活を強いられているのです。特に若年層にワーキングプアがどんどん増加していていることは深刻な社会問題です。

障害者の場合はさらに深刻です。昨年公表された、障害者施設の全国組織である「きょうされん」の全国調査では、就労支援施設などで障害福祉サービスを利用している障害者の98.9%が、障害手当などの公的支援を含めても年収200万円以下のワーキングプアと呼ばれる生活水準にとどまっていることがわかりました。なかでも年収100万円以下が半数以上を占める状況で、厳しい障害者の生活環境がデータで裏付けられました。この調査では、障害者の家族構成にも踏み込んでおり、それによると、親やきょうだいと同居が75.0%であり、障害者の多くが十分な収入を得られず、家族に依存して生活している状況にあることがわかりました。

また、企業などが行う障害者雇用の条件のほとんどが、非正規や期限付き雇用である実態を考えると、雇用されている障害者の生活環境も相当に厳しいものであることが推察されます。企業などが法定雇用率をクリアするため、事業状況に応じて切りやすい非正規で障害者を雇っているとすれば、障害者雇用が進んでいるというデータがあったとしても素直に喜ぶことはできません。有期限雇用や短時間のパートやアルバイトなどの非正規雇用では、将来を思い描くことはおろか、給与だけで生活ベースを組み立てることすらきわめて困難です。多くの働く障害者が、厳しい地域生活を強いられ、働きながらも家族の支援を受ける生活となっている可能性が高いと思います。

「ディーセント・ワーク」というキーワードがあります。直訳すると、「ちゃんとした仕事」、「まともな仕事」となり、一般的にはこれをもう少し意訳して、「人間らしいやりがいのある仕事」と、邦訳されることが多いと思います。この言葉を最初に提唱したILOの事務局長フアン・ソマビア氏は、ディーセント・ワークを、「これは子どもに教育を受けさせ、家族を扶養することができ、30年~35年ぐらい働いたら、老後の生活を営めるだけの年金などがもらえるような労働のことです」と説明しています。

景気対策とあわせて、雇用対策は、新政権にとっても避けて通ることができない大きな政策課題となっています。「ディーセント・ワーク」は非正規雇用が進む日本において、今となっては非常に困難とも思えますが、障害者を例外とはしない、すべての雇用において掲げるべきスローガンであると思います。

全国的に感染性胃腸炎(ノロウイルス)が蔓延しています。感染力が非常に強く、ごく少量のウイルスでも汚染された食品を食べた時に感染します。感染後24時間から48時間で、吐き気、おう吐、発熱、腹痛、下痢などの症状が現れます。感染した人のふん便やおう吐物を介して、他の人に感染します。このような症状が出た時には脱水症状にならないよう水分補給をし、すぐに医療機関で受診しましょう(東京都福祉保健局パンフより抜粋)

本年も、昨年同様よろしくお願い申し上げます。

 

2012年12月10日
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2012年度上半期事業報告の概要

2012.12.01

青葉通信12月号 巻頭言

事業所長 武者明彦

 師走を迎え冬らしい寒さの日が多くなってきました。昨年などはイチョウの木全体が黄色く変身する前にそれぞれに散ってしまい、もうひとつの感がありましたが、今年は今頃になってようやく、木々が色鮮やかに変わってきたように思います。日中の日当たりと夜の気温の低さとが、鮮やかな紅葉の条件とのこと。もう少し晩秋の余韻を楽しみたいと思います。さて本稿では、上半期の事業報告をさせていただきます。

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 トーコロ青葉ワークセンターは、多機能型事業所として就労移行支援事業、就労継続支援B型事業の二つの事業を実施していますが、障害者自立支援法の経過期間が終了する2012年3月31日をもって、併設事業のトーコロ青葉第三ワークセンター(精神障害者通所授産施設、定員25名)が施設閉鎖したことに伴い、2012年4月1日から、就労継続支援B型事業の定員を増やし、利用者の受け皿としました。

また、当センターの総利用定員は65名から95名に大幅に増加することに対応するため、前年度末に組織、フロア、従業員の配置などを見直し、必要な改修やフロアの移動、人事異動などを実施し、準備を行いました。

今年度の重点目標の上半期における達成状況、および当期中に新たに実施した事業は、以下のとおりでした。これらの事業内容は、ホームページ、および広報誌「青葉通信」を毎月発行し、新鮮な情報をタイムリーに発信することに努めました。

① 組織、フロア、従業員配置の主な変更内容

基本的には、各フロアを就労支援事業ごと(課、係単位)に対応させ、それぞれの係がワンフロアで支援できる体制としました。1階は就労移行支援事業(支援課)に、2、3、4階は就労継続支援B型事業(事業課)のそれぞれの作業グループ(係)に対応させることとしました。

② 就労継続支援B型事業(定員80名)

従来の50名から80名に定員変更を行い、トーコロ青葉第三ワークセンターの利用者のうち当施設での継続就労を希望する利用者についての受け皿としました。また、新たな利用希望者にも対応できるよう、支援体制を充実させました。

就労支援事業の売上高はメールサービス、清掃、防災(物品販売)3部門合計で前年度実績を上回り、本年度目標もほぼ達成することが出来ました。しかし加工高では、何れも未達成に終わり収益が悪化しています。主事業のメールサービス事業は市場環境が厳しさを増す中で仕事の確保、差益確保がますます困難になってきています。防災(物品販売)事業は当期新たに東北の被災地施設の商品の仕入れ販売を行いました。また清掃事業は葛飾福祉工場の八潮配送センターの清掃受託を行ったほか、高齢者施設でのベッドメイク作業、スーパーマーケット(コープとうきょう)におけるバックヤード業務など、外部に出向いての作業が定着してきました。

③ 就労移行支援事業(定員15名)

閉鎖したトーコロ青葉第三ワークセンターの利用者のうち就労移行を目指す利用者を新たに受け入れるため、就労支援担当の係(支援係)を新たに組織し、より専門的な支援が行えるようにしました。グループによる就労を軸に、単独では就労が困難な利用者でも、複数の利用者が役割分担しながら総合力で仕事ができるよう事前訓練を実施し、可能な限りチームとして雇用してもらえるよう支援しています。また、各自治体の就労支援、相談機関との連携を密にし、雇用に結びつける機会を増やしています。こうした取り組みの結果、当期は3名が就職できました。また新たな動きとして、企業が母体の就労支援事業所への利用変更を行う利用者が出てきており、連携して就職を支援する方向です。

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新しい会計制度の下での初めての決算で、事務方には大変なご苦労をかけました。制度が変わったり、会計制度が変わったりするたびに対応するのは大変なことです。これだけ頻繁に制度が変わるのは、基本の制度設計に問題があるのだ、と思わざるを得ません。来年度には「障害者自立支援法」改め、「障害者総合支援法」が施行されます。制度が変わるたびにだんだんに良くなるのなら苦労する甲斐もあるというものですが、今回の制度も泰山鳴動して鼠一匹の感が拭えません。

 

2012年12月4日
から nn
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日帰り旅行に行ってきました!!

11月9日金曜日、日帰り旅行に行ってきました。
今年の行き先は茨城県の大洗!!天気は快晴!!
いつもより1時間も早い集合時間にもかかわらず
皆さん遅れることなく、予定通りに出発しました。

まず最初の目的地は昼食場所の大洗ホテル。
到着すると、豪華なお食事が私たちを待っていました。
常陸牛がかなりおいしかったです。
食事会場を出たところにある大きな窓からは、大洗の海がよく見え、
皆さん迫り来る波に釘付けになっていました。

 

おいしい食事の後は、お待ちかねのアクアワールド大洗です。
みどころは日本最大のマンボウ専用水槽とサメ!!
サメの種類数は日本一だそうです。
イルカ・アシカオーシャンライブでは、
イルカたちのダイナミックなジャンプに感動し、
アシカのコミカルな演技で大爆笑!!
しかし楽しい時間はあっという間・・・
ショーが終わるとバスに乗り込み、帰路につきました。

帰りのバスはさすがに疲れて夢の中・・・
と思いきや、まだまだ元気な皆さんです。
行きのバスから開催されていたカラオケ大会の続きを楽しんで、
18時過ぎに無事全生園に到着。解散となりました。

ちょっと気が早いですが、来年の旅行も楽しみですね!!

2012年11月21日
から nn
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被災地支援から戻った従業員の報告④

2012年10月29日~11月3日までの間、岩手県陸前高田市での生活支援を終えて戻った、当センター従業員、佐藤さんのレポートです。

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JDFいわて支援センターでの支援活動報告

 ●支援活動に至る経過

今回の震災で、陸前高田市は人口約2万人のうち1555人の方々が犠牲となり、今なお行方不明の方々が平成24年11月9日現在221人います。市街地も壊滅的な被害を受け、街が消えたといっても過言ではないような状況です。そして、市の運営の中枢となる市役所も津波を受け、市職員429名中、約3割に当たる113名の方が犠牲となっています。保健師の方々も8名中6名が亡くなりました。文書や関係資料も流出し、行政機能が一時期ストップしました。

こういった状況の中様々な問題が浮かび上がりました。犠牲者の数が、障害者は健常者の2倍以上であったこと。そして、震災前後の障害者の置かれた状況の把握ができないため、障害者が何に困り何がどれだけ必要かがわからないこと。そして、今後こういった状況を繰り返さないための備えに何が必要なのか把握すること。現時点で仮設住宅などに居住している高齢者や障害者の通院や通学など、生活を支えるための支援の必要性。

支援の内容

このような、被災地の中でも特異な、実態すら把握できていない陸前高田市の状況に対し、「障害者や高齢者等要援護者の状況把握のための訪問調査」と、「今必要な生活支援」という仕事を担うため、JDF(日本障害フォーラム)が岩手支援センターを今年4月に立ち上げました。そして支援センターの活動を支えるため「きょうされん」と「ゼンコロ」が現地支援に入ることとなり、主に「きょうされん」が訪問調査を、「ゼンコロ」が通院通学等の送迎などを行う生活支援を担当することになりました。

支援活動をしていく上で、さまざまな問題が出てきました。例を挙げると、調査に必要不可欠な個人情報を得るため、公から民への異例となる個人情報の開示の問題。県内の被災地域への支援姿勢や意識の違いの問題。県の被災地支援の取組み姿勢の問題。4億7千万円という予算がついた要援護者調査や事業所支援のあり方の問題、などなど。こうした諸問題はありますが、JDFいわて支援センターは地道な活動を続け、訪問調査に関しては10月をもって一定のめどがつき、厳しい冬に向かうこれからは、現地事務局スタッフの3人で生活支援を中心に行っていくことになっています。

今後の課題

JDFいわて支援センターは2年という期限を切った取り組みです。あと残り1年半で必要とされることは、訪問調査で聞き取ったことをいかに施策に結び付けていくかということと、生活支援の取り組みを現地の事業所に引き継いでいくことです。支援センターの事務局の方は、訪問調査について「聞き取った責任は重い」と仰っていました。当初は外部からJDFいわて支援センターが来て支援に当たっていることに非協力的な姿勢も多かったとのことですが、現在、市役所の若手福祉課職員が、自分たちの手で陸前高田市の福祉をゼロから築き上げる、と熱意を持って協力的に取り組んでくれていることに希望を見出しているようでした。

現地支援センターとの調整の結果、厳しい冬場の道路事情をなどを勘案して、ゼンコロは11月をもって一旦支援から外れることになります。しかし、公共交通網等インフラの整備もまだ整っていない中、仮設住宅等で不自由な暮らしを続けている障害者や高齢者が数多くいらっしゃるのは想像に難くありません。例えば片道15~20キロの道のりを通学や通院の為に10000円~15000円のタクシー代を払っていける人はごくわずかだと思います。それができない人はそれを我慢せざるを得ない状況のようです。生活支援としての送迎サービスは今後も行われていくものの、支援センターの人員は3名でうち2名が自分の事業所の仕事もある中での支援であり、ニーズに十分に応えるだけの人的余力は非常に限られていると思います。そういったことから、ゼンコロも冬季は一旦引き揚げるものの、これまで経験した強みを生かして来年度再び支援の一端を担うことができれば、各事業所大変なこととは思いますが、非常に意義あるものになることと思います。

現地の要望

今後ゼンコロに望むこととして、来年度も引き続き支援に入るならば、一度入った経験者が来てほしいことと、これまでは月曜日から日曜日というサイクルの支援でしたが、現地の現在の状況からいって月曜日から金曜日が望ましいとのことでした。

●支援活動を通して感じたこと

「絆」という言葉が震災後、クローズアップされましたが、物事は多面的だなということを今回の被災地支援で強く感じました。確かに今回の震災で日本国民の資質の高さが改めて内外に示されたことは事実であり、誇らしく思います。しかし一方、私が今回の被災地支援で見聞きした事柄は負の側面のものが多かったように思います。例えば市会議員、県会議員、国会議員の姿が見えない、と現地の方は仰っていました。何のためにこういった方々はいるのか。また、家をなくした方が新しく家を建てる際の補助金が200万円程度であること。復興予算の使途がメディアで問題に上がっていますが、優先事項はいったい何なのか。また、瓦礫の受け入れ拒否等で東北以外の地域の「絆」が問われることがありましたが、被災地域内においても意識格差がありました。前述した内陸と沿岸地域。県と市、等々。

様々な情報が、今日いとも簡単に入ってきます。そういった情報の、ある一面にだけ踊らされることのないよう冷静な目を持つことの大切さと、現地で実際に見聞きすることの大切さを今回の支援活動で感じました。

トーコロ青葉ワークセンター 支援課支援係 佐藤 健陽

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厳しい冬に向かい、ゼンコロの組織立っての支援は11月中をもって一旦終了します。当初年内を想定していましたが、冬場の道路事情などを考えると、不慣れな遠方からの支援者にはあまりにも危険が大きいとの現地支援センターの判断もあって早めに打ち切り、現地に後事をゆだねる事にることになったものです。冬場の東北での支援活動は、地元の方でも大変なことだと想像できます。今こそ県や周辺市など行政が関与すべき時だと思います。

佐藤さんお疲れ様でした。今後の支援のあり方についての提案も参考になります。

2012年11月14日
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エコキャップを納品しました。

 10月の終わりにエコキャップ(ペットボトルのキャップ)を納品してきました。

これで累計44,622個、ワクチン54.3人分にもなりました。

エコキャップ運動は益々広がりを見せていて、全国から集められたキャップの数は2012年7月現在、59億6千万個、ワクチン購入代金8,960万円(ポリオワクチン448万人分)をJCV(世界の子どもにワクチンを日本委員会)に寄付。

また、2011年3月11日の東日本大震災が発生した際には、2011年5月に宮城県へ1,000万円、2011年9月までに福島県、岩手県、茨城県へそれぞれ各1,000万円、合計4,000万円を寄付したそうです。

その一翼を担ったと思うと感慨深いものがあります。

世界の環境や貧困など、様々な課題を考えさせられるエコキャップ運動を今後も継続していきたいと思いました。

 

(ご本人の許可を得て写真を掲載をしています。)

 

 

2012年11月5日
から nn
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いわて支援センター現地レポート④

10月29日から岩手県陸前高田市の日本障害フォーラム(JDF)いわて支援センターで生活支援にあたっている、当センター従業員の佐藤さんからの現地レポートです。

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お疲れ様です。
被災地に入って3日目を終え、現状を報告します。

JDF岩手支援センターでは、障害者等の実態把握調査と生活支援の二本立てで活動してきましたが、今月をもって一定のめどがついたため、今後は規模を縮小し、生活支援を主体にやっていくようです。

 

 

 

 

 

 支援活動はあと一年半続けられるようですが、今後はいかに地元に引き継ぐかが課題となっているそうです。

 

 

 

 

 

 また、被災した現地スタッフや地域住民から、今なお癒えない生々しい話も聞きました。こういった心のきずを癒やすメンタルケアと、仮設住宅等の住まいの問題も課題ではないかと思います。 

 

 

 

 

 

 

もう少し情報を集めるとともに、残りの日にちを安全運転を心掛けてやっていきます。

佐藤 健陽

 

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佐藤さん、現地レポートありがとうございます。生々しい写真、いまだに被災直後と変わらないことが実感され、心が痛みます。関東では昨日も地震がありました。情報収集を怠らず(慣れない場所での車の運転にも)十分気をつけて、今後の支援活動を続けてください。

2012年11月1日
から nn
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芸術の秋です。アートビリティ関連事業についておしらせします。

2012.11.01

青葉通信11月号 巻頭言

事業所長 武者明彦

 

11月に入り、朝晩は冷えこむ日も多くなってきました。仄かな香りをたどって顔を上げると、形よく整えられた満開のキンモクセイがすぐ頭上に咲いています。庭植えの花木にも流行り廃れがあるのでしょう。キンモクセイは歴史のありそうな庭に多いようです。

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芸術の秋ですので、本稿ではこの秋に開催される、東京コロニーの「アートビリティ」関連事業の催しについてお知らせします。「アートビリティ」については、毎年カレンダーの購入を通じてご協力いただいているのでよくご存知の方も多いと思いますが、改めてご紹介いたします。「アートビリティ」は障害者の自立を支援する東京コロニーが、アートの分野でも彼らの持っている才能を活かし、収入に結びつけることを目的に始めた事業です。1986年に「障害者アートバンク」としてスタートしましたが、2001年に「才能に障害はない」を合言葉に「障害者」の冠を外し、アートの可能性という意味を込めた造語の「アートビリティ」と名称変更しました。事務局のあるコロニー中野には、毎年全国から意欲的な作品が数多く届けられていますが、それらの中から審査を経て登録された作品をデジタルライブラリとして保管し、有料で貸し出すことによって作者に使用料をお支払いするというシステムになっています。現在約200人の作家による3200点ほどの作品が、常時閲覧できるようになっており、出番を待っています。この秋、「アートビリティ」を巡り4つの大きな出来事があるので、以下にご紹介いたします。

 

Artbility meets 10 designers(アートビリティミーツ10デザイナーズ)

日本グラフィックデザイナー協会会員の10人のデザイナーと、アートビリティ登録作家とのコラボレーション企画展が開催されます。この出会いによって、アートビリティ作品が大判のポスターとブックカバーとして表現されることになっていますが、どのような作品に仕上がっているのか楽しみです。合わせて原画展示も開催されます。●期間:10月30日(火)から11月21日(水)、午前11時から午後7時●会場:クリエイションギャラリーG8(リクルートGINZA8ビル1階、銀座8丁目)●日曜・祭日休館●入場無料●主催:リクルートクリエイションセンター クリエーションギャラリーG8

 

キラキラっとアートコンクール

アートビリティとの出会いを通じて、障害のある子供たちの可能性を応援したい、との想いからうまれた巡回展です。2002年にスタートし、今年11回目を迎えました。全国から多くの作品が寄せられ、審査会を経て優秀賞を選出し、札幌から福岡までの全国6会場で展示を行います。応募者の中から12名がアートビリティの登録作家となり活躍しています。●期間:10月26日(金)から2月24日(日)、会場:横浜、大阪、札幌、福岡、仙台、東京○横浜会場:10月26日(金)から10月28日(日)、午前11時から午後6時、会場:ランドマークプラザ3階○東京会場:2013年2月22日(金)から2月24日(日)、午前11時から午後7時、会場:丸ビル1階マルキューブ●入場無料●主催:三菱地所株式会社

 

アートビリティ大賞作家展

東京コロニーは、毎年アートビリティ登録作家の中から、その年度最も活躍した作家に賞を贈呈しています。今年も11月16日に、ユーザーや作家、デザイナーなど関係者、協賛企業の皆さんが一堂に会し、贈呈式が行われます。それと合わせて受賞者の原画展示を行います。●期間:2012年11月15日(木)~18日(日)、11:00~19:00(最終日は17:00まで)●会場:練馬区立練馬文化センター(西武線・大江戸線 練馬駅前)●入場無料●主催:東京コロニー

 

2013年度版アートビリティカレンダー

来年のカレンダーが出来上がりました。今年もご好評をいただいている越前鳥の子和紙を使用し、7点のアートビリティ作家の力作が色鮮やかに再現されています。一年を通じてお楽しみいただけるアート作品ですので、ぜひお申し込みください。●価格:税込み1,000円(50本以上ご注文いただける場合は名入れが出来ます)

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今回はアートづくめでしたがいかがでしたか。これからは気持ちの良い日が多くなります。秋の一日、どこかの会場にぶらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。きっと新鮮な出会いが待っていると思います。(詳しくは、当センター従業員にお尋ねください)

2012年10月11日
から nn
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いわて支援センター現地レポート③

10月8日から岩手県陸前高田市の日本障害フォーラム(JDF)いわて支援センターで生活支援にあたっている、当センター従業員の高塚さんからの現地レポートです。

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被災地支援に来ている高塚です。
他の方の報告にもありますように、障がい者、高齢者の生活支援が主な仕事です。
通院のために東京では考えられない距離をクルマで走ります。
信号もほとんどなく、カーブも多いので最初は緊張しました。

宿は事務局の方の自宅で、さながら合宿生活のようです。
寝食を共にするので、仲間意識も強まります。

待機時間などは、被災した様々なところを見に行くのですが、今日は奇跡の一本松を見て来ました。
ご存知のように、先日切られてしまいました。切られた箇所を見る限り、まだ生きいるように感じ、とても残念です。

市内の商店はプレハブのところが多いのですが、みなさんのパワーを感じることができます。残りの日程、陸前高田の方のために頑張りたいと思います。

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リアルタイムのレポートありがとうございます。奇跡の一本松がどんな姿でよみがえるのか楽しみです。慣れない土地での支援活動、けがなどしないよう気を付けて支援活動を続けてください。

伐採された奇跡の一本松