トーコロ青葉ワークセンター

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2012年10月4日
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被災地支援から戻った従業員の報告②

岩手県陸前高田市での生活支援を終えて戻った、高村さんのレポートです。

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●支援活動期間:2012年9月3日(月)から9月8日(土)

●支援活動内容: 障がい者・高齢者の通院・買い物、同行介助・送迎などの生活支援

●支援活動を通じて感じたこと:

①防災上の観点から高台の山道に沿って多くの仮設住宅があり通院や買い物には車が必要となります。特に運転できない高齢者の方・病気であったり障がいを持っている方は生活しづらいと思われます。公共交通機関の整備拡充が急がれます。

②水没地域から離れた高台に新しい町が形成されつつあります。海側にあった店などが高台に移り新しく店を開き始めています。車の流れが変わり交通量の増加・復興整備による工事車両も多く運転には注意を要します。

③送迎は山道を縫って走ることも多く冬期の運転に慣れていない場合は非常に危険が伴うと思われます。安全管理についてJDF岩手いわて支援センターとの確認が必要です。

④被災地で活動するにあたり緊急時の対応・連絡を詳細に明記しておくことが重要です。

⑤ 今回、大雨警報の中、送迎に向かうことがありました。出発前に水没地域の幹線道路は避けるように指示をいただいたが送迎途中の場合、個人での判断は危険な場合も起こり得ます。事前に詳しいミーティングは必要と思われます。

⑥支援活動を終えて感じることは、震災の記憶の風化が進んでいることです。被災しなかった場所では過去の出来事として忘れさられようとしている気がします。実際に被災地に赴き現状を目の当たりにすると、これからこそ関心を失わず息の長い支援が必要であると感じました。また、現地で支援にあたった人の役割として被災地の様子を持ち帰り周りの方に伝える役目も重要であると思いました。

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高村さんお疲れ様でした。現地の今の様子や、支援にあたっての注意事項が簡潔に報告されていて、今後支援に入る皆さんへの貴重な情報になるものと思います。

 

2012年10月1日
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障害者虐待防止法が施行されます

2012.10.01

青葉通信10月号 巻頭言

事業所長 武者明彦

台風一過。吹き散らされた木の葉や小枝を掃き集めるほうきの先にキキョウが涼やかに咲いています。キキョウは紫の5裂の花弁も品があってよいのですが、開花直前の丸くふくらんだ状態がなかなか面白く、英名でバルーンフラワー(Balloon flower)と呼ばれるのももっともに思えます。

さて、昨年6月に成立した「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(以下、障害者虐待防止法)」が、今年10月1日から施行されることに先立って、9月11日に、東京コロニー主催の「障害者虐待防止法」学習会が、中野サンプラザを会場に各事業所の従業員を対象にして開催されました。講師は当法人の顧問弁護士である仁科豊さんです。大変重要な中身を持つ法律なので、当日説明用に提供されたパンフレットを参考に、法律の概要をお伝えします。(以下、東京法規出版パンフよりダイジェスト)

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虐待は障害者の尊厳をおびやかし、自立や社会参加を妨げます。虐待は絶対にあってはならないことですが、虐待と気づかないままおきているおそれもあります。障害者の虐待は、特定の人や家庭、場所ではなく、どこの家庭でも起こりうる問題です。虐待している人に、虐待している認識がない場合があります。虐待されている人が虐待だと認識できないで、自分から被害を訴えられない場合があります。そのため、虐待を防ぐためには、住民一人ひとりがこの問題を認識して、小さな兆候を見逃さずに早期に発見することが大切です。障害者虐待に気づいた人には、区市町村の担当窓口への通報義務があります。地域ぐるみの早目の対応や支援が、虐待されている障害者だけでなく、虐待している家族などがかかえる問題の解決にもつながります。

 障害者虐待防止法では、虐待を次の3つに分けています。

①  養護者による虐待:障害者の生活の世話や金銭の管理などをしている家族や親族、 同居する人による虐待。

②  障害者福祉施設従事者による虐待:障害者施設や障害福祉サービスの事業所で働いている職員による虐待。

③  雇用者による虐待:障害者を雇って働かせている事業主などによる虐待。

 また、障害者虐待の例としては、具体的に5つの項目を挙げています。

①  身体的虐待:障害者の体に傷や痛みを負わせる暴行を加えること。また正当な理由なく身動きが取れない状態にすること。

②  性的虐待:障害者に無理やり(また同意とみせかけ)わいせつなことをしたり、させたりすること。

③  心理的虐待:障害者を侮辱したり拒絶したりするような言葉や態度で、精神的な苦痛を与えること。

④  放棄・放任:食事や入浴、洗濯、排せつなどの世話や介助をほとんどせずに、障害者の心身を衰弱させること。

⑤  経済的虐待:本人の同意なしに障害者の財産や年金、賃金などを使うこと。また理由なく金銭を与えないこと。

 障害者虐待では、虐待をしている側の家族など擁護者にも支援が必要な場合が少なくありません。介護疲れや障害への知識不足、家族間の人間関係、擁護者自身の障害など要因はさまざまですが、虐待をしてしまう擁護者を含む家族全体を地域ぐるみで支援することが根本的な虐待防止につながります。擁護者へのサポートの例として4点が示されています。

①  負担を軽くする:障害者の短期入所など障害福祉サービスの利用で、擁護者の介護負担を減らし、冷静になれる時間や休息できる時間をつくる。

②  心のケアをする:カウンセリングの利用や家族会への参加などで、精神的に追い詰められた擁護者の心を癒し、家族関係の回復にもつなげてゆく。

③  知識や技術を増やす:障害に関する介護への知識や技術不足が虐待につながらないように、専門家の助言や指導によって、障害への正確な知識や情報などを提供する。

④  専門的支援を行う:病気や経済問題など擁護者自身が支援を必要としている場合は、専門機関からの支援を行う。

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障害者福祉の現場にいる従業員は、障害者虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し、早期発見に努める必要があります。今後もこうした研修などを通じて人権意識や、権利擁護の意識を高める取り組みを進めてゆくことが重要です。

ところで土曜日の青葉祭は楽しかったですね。もう疲れは取れましたか。これからは過ごしやすく気持ちの良い日が多くなってきます。日ごろの運動不足解消にスポーツなどで体を動かしてみるのも良いかもしれません。

2012年9月24日
から nn
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被災地支援商品のご紹介

今回はトーコロ青葉ワークセンターで販売している被災地支援商品の紹介をしたいと思います。

当センターで販売しているのは、どれも宮城県の障害者施設で作られた食品です。
被災した地域の商品を仕入れて販売することで、被災地の障害者支援を行っています。
9月から新しいアイテムが増えました!ぜひ一度ご賞味ください!

こちらは「さんまのつみれ汁」です。
とても柔らかな「さんまのつみれ」が口の中で広がって、とても美味です。しあわせな味ですよ。
みそ味とだし味の2種類あります。それぞれ210円です。

意外に人気なのはこの商品、「希望の缶詰」です。
お味噌と鯨の大和煮の缶詰がセットになって850円。贈り物やお土産にもいいかも知れませんね。

以下、4月から販売しているレギュラー商品です。
「牛タンカレー」・・・450円
ゴロッとした牛タンが食べ応えあります。人気商品です。

「トマトカレー」・・・315円
トマトのフレーバーがお口に広がる、すっごく美味しいカレーです。お勧めです!

「油麩丼」・・・315円
宮城名物の油麩丼はB級グルメ等でも話題になっています。
この商品は卵を使用して調理するのですが、作り方はとても簡単。
ご家庭でもぜひご賞味していただきたいと思います。

「みそクッキー」・・・162円
みそ味のクッキーって想像しにくいかも知れませんが、とても素朴な味で、リピーターも多い人気商品です。

みそクッキーは試食できますので、お気軽にお試しくださいませ。

 

上記商品は平日、青葉ワークセンター店頭にてお買い求めいただけますが、
9月29日(土)の青葉祭でも販売予定です。 皆様のご利用をお待ちしております!

 

2012年9月18日
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「ワン・コイン募金」にご協力いただきありがとうございました。

被災地支援の第二次募金の「ワン・コイン募金」集計結果のご報告をさせていただきます。

トーコロ青葉ワークセンターの募金総額は57,150円でした。

東京コロニー全事業所の合計金額は242,334円、

ゼンコロ全体では934,468円となりました。

集まった募金のすべては、8月30日付でゼンコロを通じて日本障害フォーラム(JDF)に、

災害支援金として振り込みが完了いたしましたので、お知らせいたします。

 募金にご協力いただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

尚、日本障害フォーラム(JDF)の事務局からは、

「募金のご協力をいただけるとのこと、ありがとうございます。

今後も継続的な活動が求められる状況であることから、活動資金の確保に努めているところであり、

そのような中で貴重な募金をいただけることは、心強く、感謝の念に堪えません。

心よりお礼申し上げます。募金へのご協力に心から感謝申し上げます。」

とのメッセージをいただきました。

2012年9月14日
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みんなの広場  デジカメで撮りました。

メールサービス係所属の増田賢司さんの作品を紹介します。

毎月1回はガイドヘルパーさんと外出して、写真撮影を楽しんでいます。

これからは被写体のことを考えながら上手に撮れるようになりたいとのこと。

次の作品が出来たらぜひ見せて欲しいですね。

 

 

 

2012年9月10日
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暑気払い

だいぶ日にちが経ってしまいましたが、
8月3日金曜日に暑気払いを行いました。

おいしい食事や豪華賞品満載のビンゴ大会など
かなり盛り上がりましたが、今回の目玉は
なんといってもお笑いライブでしょう!!!

今回はオフィスバードという事務所に所属している
3組の芸人さんが来て下さいました。

芸人さんのネタを生で見られるとあって、
始まる前からワクワクドキドキ・・・
ネタが始まると会場は笑いの渦に巻き込まれました。

まず一組目『かつおぶし』さんです。

二組目『だいすけカンパニー』さんです。

三組目『ジャズバー』さんです。

メジャーデビューする日も、近い!?

暑気払いを盛り上げていただき、ありがとうございました。

 

2012年9月7日
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今年もやります青葉祭!!

青葉祭
9月29日(土)午前11時から午後2時まで

毎年恒例の青葉祭を今年も開催します!!

おいしい食べ物の模擬店や
楽しいゲームコーナーなど盛りだくさん!

昨年に引き続き、被災地福祉施設の商品販売も行います。

今、実行委員が一生懸命準備に取り組んでいるところです。

9月29日土曜日はぜひトーコロ青葉ワークセンターへ!!

2012年9月7日
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いわて支援センター現地レポート②

9月3日から岩手県陸前高田市の日本障害フォーラム(JDF)いわて支援センターで生活支援にあたっている、当センター従業員の高村さんからの現地レポートです。

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高村です。支援活動の様子を報告します。

9月3日から陸前高田市に入って3日目になります。生活支援員として、通院や買い物の送り迎えを中心に活動しています。

今日は、朝と夕方に自閉症の小学生を隣の大船渡市にある特別支援学校へ送迎。昼は、ベテランの支援員と一緒に寝たきりのお年寄りをストレッチャー付きの車に乗せて通院の手伝い。病院から戻り、すぐに買い物の送迎と忙しく動いていました。住んでいる人は、車がないと非常に不便です。

陸前高田の海に近い場所は荒れ果てた土地が一面に広がり言葉が見つかりません。震災から1年半経過していますが壊れたままの建物も思った以上に多く残っています。復興の難しさと長い道のりを感じてしまいます。しかし暗い面ばかりではありません。町の高台や海から離れた場所には新しいお店やスーパーが建てられています。

そういう中、送迎の途中で見かけるリンゴ畑を通り過ぎるとホッとした気持ちになります。

活動日は残り半分になりましたが最後までしっかりと続けたいと思います。

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 慣れない土地での支援活動お疲れ様です。このところ余震がまた活発になってきているようなので、情報収集と備えを忘れず、けがなどしないよう気を付けて支援活動を続けてください。

 

 

2012年9月3日
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被災地支援から戻った従業員の報告

2012.08.30

青葉通信9月号巻頭言

事業所長 武者明彦

 9月に入りましたが相変わらずの真夏日で、東京では雨が降らない日が10日以上も続いています。さて今号では、私の巻頭言は夏休みをいただき、岩手県陸前高田市での生活支援を終えて戻った、國吉正之さんのレポートを掲載させていただきます。

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 8月6日から11日まで陸前高田に生活支援員として被災地支援に行きました。支援内容は障害者や高齢者の通院、買い物、入院患者の一時帰宅・外出の付き添いや送迎が主でした。現地採用の支援員の方と一緒に交代で運転をしながら仕事をしました。車椅子の方や、ストレッチャーで寝たまま移動する方もいました。障害者だけでなく高齢者の方も多かったです。ちょうど8月7日は七夕祭りで、入院されている方をつれてお祭りの見物をしました。被災して何もない市街地で6台の山車が威勢良く引かれていました。

初日に気仙沼と陸前高田の被災地を見せてもらいましたが、海岸沿いの地域は被災を受け何もない状態です。瓦礫は大体取り除かれていますが、市役所や学校等公共施設はそのままの状態で残っていました。逆に海岸から離れた支援センターの近くは仮設の店舗が建ち、何もなかったところが栄えてきているそうです。

通院等は市内の仮設の病院か、20キロ離れた大船渡病院が主で、大体使用する道路は決まっていますが、道を覚えてきた頃に終わりになってしまうように感じました。とても貴重な経験をさせてもらいましたが、支援員としてどこまで戦力になったかと考えると1週間では中々難しいように感じました。また、陸前高田市に障害者が1,300人いるそうです。市から委託を受け、1軒1軒訪問して聞き取り調査が行われています。現在4割くらい終わっていて10月までに終わらせるとのことです。困っていることはありますかとたずねると「他の方も皆さん大変ですから」と言う方が多く、話を聞きだすのが難しいと言っていましたが、これから聞き取り調査が進むと支援が必要な方も増えてくるのではないかと思います。

震災から1年数ヶ月が経ち、皆さん元気に生活されていますが、被災を受けた地域は何も手がついておらず、復興にはまだまだ時間が必要なことを感じました。

(報告:メールサービス係長 國吉正之)

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 9月に入ってもしばらく暑い日が続くようです。外歩きの営業員などはさすがにばて気味に見えますが、今朝は秋の雲のうろこ雲がかかっていました。季節は確実に変わっているようです。せみの声が虫の音に変わるころには朝夕肌寒い日もあると思いますので、夏風邪など引かないように気をつけながら乗り切っていきましょう。

2012年8月9日
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いわて支援センター現地レポート①

8月6日から岩手県陸前高田市のJDF(日本障害フォーラム)いわて支援センターで支援にあたっている、当センター従業員の國吉さんからの現地レポートです。

 

お疲れ様です。國吉です。簡単ですが現地レポートと写真を送ります。よろしくお願いします。

8月6日から陸前高田に被災地支援に来ています。現在は瓦礫もだいたい取り除かれ、一面草が生い茂っていますが、公共施設など大きな建物は今も当時のままの状態で残っています。

病院も被災を受け、電車も壊滅してしまったため、20キロ離れた隣の大船渡病院まで障害者やお年寄りの方を送迎したりするのが主な仕事です。

ちょうど8月7日は七夕祭りで、入院されている方をつれてお祭りの見物をしました。被災して何もない市街地で6台の山車が威勢良く引かれていました。

七夕祭りの山車

並行して障害者の聞き取り調査も行われていますが、まだまだ支援の届いていない方が沢山います。一週間と短い期間ですが、残りわずか少しでも支援の力になれればと思います。

保育園の敷地内に建てられたJDFいわて支援センター

 

 

 

 

 

 

8月8日  國吉