トーコロ青葉ワークセンター

あなたの働きたいを応援します

2012年12月10日
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2012年度上半期事業報告の概要

2012.12.01

青葉通信12月号 巻頭言

事業所長 武者明彦

 師走を迎え冬らしい寒さの日が多くなってきました。昨年などはイチョウの木全体が黄色く変身する前にそれぞれに散ってしまい、もうひとつの感がありましたが、今年は今頃になってようやく、木々が色鮮やかに変わってきたように思います。日中の日当たりと夜の気温の低さとが、鮮やかな紅葉の条件とのこと。もう少し晩秋の余韻を楽しみたいと思います。さて本稿では、上半期の事業報告をさせていただきます。

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 トーコロ青葉ワークセンターは、多機能型事業所として就労移行支援事業、就労継続支援B型事業の二つの事業を実施していますが、障害者自立支援法の経過期間が終了する2012年3月31日をもって、併設事業のトーコロ青葉第三ワークセンター(精神障害者通所授産施設、定員25名)が施設閉鎖したことに伴い、2012年4月1日から、就労継続支援B型事業の定員を増やし、利用者の受け皿としました。

また、当センターの総利用定員は65名から95名に大幅に増加することに対応するため、前年度末に組織、フロア、従業員の配置などを見直し、必要な改修やフロアの移動、人事異動などを実施し、準備を行いました。

今年度の重点目標の上半期における達成状況、および当期中に新たに実施した事業は、以下のとおりでした。これらの事業内容は、ホームページ、および広報誌「青葉通信」を毎月発行し、新鮮な情報をタイムリーに発信することに努めました。

① 組織、フロア、従業員配置の主な変更内容

基本的には、各フロアを就労支援事業ごと(課、係単位)に対応させ、それぞれの係がワンフロアで支援できる体制としました。1階は就労移行支援事業(支援課)に、2、3、4階は就労継続支援B型事業(事業課)のそれぞれの作業グループ(係)に対応させることとしました。

② 就労継続支援B型事業(定員80名)

従来の50名から80名に定員変更を行い、トーコロ青葉第三ワークセンターの利用者のうち当施設での継続就労を希望する利用者についての受け皿としました。また、新たな利用希望者にも対応できるよう、支援体制を充実させました。

就労支援事業の売上高はメールサービス、清掃、防災(物品販売)3部門合計で前年度実績を上回り、本年度目標もほぼ達成することが出来ました。しかし加工高では、何れも未達成に終わり収益が悪化しています。主事業のメールサービス事業は市場環境が厳しさを増す中で仕事の確保、差益確保がますます困難になってきています。防災(物品販売)事業は当期新たに東北の被災地施設の商品の仕入れ販売を行いました。また清掃事業は葛飾福祉工場の八潮配送センターの清掃受託を行ったほか、高齢者施設でのベッドメイク作業、スーパーマーケット(コープとうきょう)におけるバックヤード業務など、外部に出向いての作業が定着してきました。

③ 就労移行支援事業(定員15名)

閉鎖したトーコロ青葉第三ワークセンターの利用者のうち就労移行を目指す利用者を新たに受け入れるため、就労支援担当の係(支援係)を新たに組織し、より専門的な支援が行えるようにしました。グループによる就労を軸に、単独では就労が困難な利用者でも、複数の利用者が役割分担しながら総合力で仕事ができるよう事前訓練を実施し、可能な限りチームとして雇用してもらえるよう支援しています。また、各自治体の就労支援、相談機関との連携を密にし、雇用に結びつける機会を増やしています。こうした取り組みの結果、当期は3名が就職できました。また新たな動きとして、企業が母体の就労支援事業所への利用変更を行う利用者が出てきており、連携して就職を支援する方向です。

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新しい会計制度の下での初めての決算で、事務方には大変なご苦労をかけました。制度が変わったり、会計制度が変わったりするたびに対応するのは大変なことです。これだけ頻繁に制度が変わるのは、基本の制度設計に問題があるのだ、と思わざるを得ません。来年度には「障害者自立支援法」改め、「障害者総合支援法」が施行されます。制度が変わるたびにだんだんに良くなるのなら苦労する甲斐もあるというものですが、今回の制度も泰山鳴動して鼠一匹の感が拭えません。

 

2012年12月4日
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日帰り旅行に行ってきました!!

11月9日金曜日、日帰り旅行に行ってきました。
今年の行き先は茨城県の大洗!!天気は快晴!!
いつもより1時間も早い集合時間にもかかわらず
皆さん遅れることなく、予定通りに出発しました。

まず最初の目的地は昼食場所の大洗ホテル。
到着すると、豪華なお食事が私たちを待っていました。
常陸牛がかなりおいしかったです。
食事会場を出たところにある大きな窓からは、大洗の海がよく見え、
皆さん迫り来る波に釘付けになっていました。

 

おいしい食事の後は、お待ちかねのアクアワールド大洗です。
みどころは日本最大のマンボウ専用水槽とサメ!!
サメの種類数は日本一だそうです。
イルカ・アシカオーシャンライブでは、
イルカたちのダイナミックなジャンプに感動し、
アシカのコミカルな演技で大爆笑!!
しかし楽しい時間はあっという間・・・
ショーが終わるとバスに乗り込み、帰路につきました。

帰りのバスはさすがに疲れて夢の中・・・
と思いきや、まだまだ元気な皆さんです。
行きのバスから開催されていたカラオケ大会の続きを楽しんで、
18時過ぎに無事全生園に到着。解散となりました。

ちょっと気が早いですが、来年の旅行も楽しみですね!!

2012年11月21日
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被災地支援から戻った従業員の報告④

2012年10月29日~11月3日までの間、岩手県陸前高田市での生活支援を終えて戻った、当センター従業員、佐藤さんのレポートです。

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JDFいわて支援センターでの支援活動報告

 ●支援活動に至る経過

今回の震災で、陸前高田市は人口約2万人のうち1555人の方々が犠牲となり、今なお行方不明の方々が平成24年11月9日現在221人います。市街地も壊滅的な被害を受け、街が消えたといっても過言ではないような状況です。そして、市の運営の中枢となる市役所も津波を受け、市職員429名中、約3割に当たる113名の方が犠牲となっています。保健師の方々も8名中6名が亡くなりました。文書や関係資料も流出し、行政機能が一時期ストップしました。

こういった状況の中様々な問題が浮かび上がりました。犠牲者の数が、障害者は健常者の2倍以上であったこと。そして、震災前後の障害者の置かれた状況の把握ができないため、障害者が何に困り何がどれだけ必要かがわからないこと。そして、今後こういった状況を繰り返さないための備えに何が必要なのか把握すること。現時点で仮設住宅などに居住している高齢者や障害者の通院や通学など、生活を支えるための支援の必要性。

支援の内容

このような、被災地の中でも特異な、実態すら把握できていない陸前高田市の状況に対し、「障害者や高齢者等要援護者の状況把握のための訪問調査」と、「今必要な生活支援」という仕事を担うため、JDF(日本障害フォーラム)が岩手支援センターを今年4月に立ち上げました。そして支援センターの活動を支えるため「きょうされん」と「ゼンコロ」が現地支援に入ることとなり、主に「きょうされん」が訪問調査を、「ゼンコロ」が通院通学等の送迎などを行う生活支援を担当することになりました。

支援活動をしていく上で、さまざまな問題が出てきました。例を挙げると、調査に必要不可欠な個人情報を得るため、公から民への異例となる個人情報の開示の問題。県内の被災地域への支援姿勢や意識の違いの問題。県の被災地支援の取組み姿勢の問題。4億7千万円という予算がついた要援護者調査や事業所支援のあり方の問題、などなど。こうした諸問題はありますが、JDFいわて支援センターは地道な活動を続け、訪問調査に関しては10月をもって一定のめどがつき、厳しい冬に向かうこれからは、現地事務局スタッフの3人で生活支援を中心に行っていくことになっています。

今後の課題

JDFいわて支援センターは2年という期限を切った取り組みです。あと残り1年半で必要とされることは、訪問調査で聞き取ったことをいかに施策に結び付けていくかということと、生活支援の取り組みを現地の事業所に引き継いでいくことです。支援センターの事務局の方は、訪問調査について「聞き取った責任は重い」と仰っていました。当初は外部からJDFいわて支援センターが来て支援に当たっていることに非協力的な姿勢も多かったとのことですが、現在、市役所の若手福祉課職員が、自分たちの手で陸前高田市の福祉をゼロから築き上げる、と熱意を持って協力的に取り組んでくれていることに希望を見出しているようでした。

現地支援センターとの調整の結果、厳しい冬場の道路事情をなどを勘案して、ゼンコロは11月をもって一旦支援から外れることになります。しかし、公共交通網等インフラの整備もまだ整っていない中、仮設住宅等で不自由な暮らしを続けている障害者や高齢者が数多くいらっしゃるのは想像に難くありません。例えば片道15~20キロの道のりを通学や通院の為に10000円~15000円のタクシー代を払っていける人はごくわずかだと思います。それができない人はそれを我慢せざるを得ない状況のようです。生活支援としての送迎サービスは今後も行われていくものの、支援センターの人員は3名でうち2名が自分の事業所の仕事もある中での支援であり、ニーズに十分に応えるだけの人的余力は非常に限られていると思います。そういったことから、ゼンコロも冬季は一旦引き揚げるものの、これまで経験した強みを生かして来年度再び支援の一端を担うことができれば、各事業所大変なこととは思いますが、非常に意義あるものになることと思います。

現地の要望

今後ゼンコロに望むこととして、来年度も引き続き支援に入るならば、一度入った経験者が来てほしいことと、これまでは月曜日から日曜日というサイクルの支援でしたが、現地の現在の状況からいって月曜日から金曜日が望ましいとのことでした。

●支援活動を通して感じたこと

「絆」という言葉が震災後、クローズアップされましたが、物事は多面的だなということを今回の被災地支援で強く感じました。確かに今回の震災で日本国民の資質の高さが改めて内外に示されたことは事実であり、誇らしく思います。しかし一方、私が今回の被災地支援で見聞きした事柄は負の側面のものが多かったように思います。例えば市会議員、県会議員、国会議員の姿が見えない、と現地の方は仰っていました。何のためにこういった方々はいるのか。また、家をなくした方が新しく家を建てる際の補助金が200万円程度であること。復興予算の使途がメディアで問題に上がっていますが、優先事項はいったい何なのか。また、瓦礫の受け入れ拒否等で東北以外の地域の「絆」が問われることがありましたが、被災地域内においても意識格差がありました。前述した内陸と沿岸地域。県と市、等々。

様々な情報が、今日いとも簡単に入ってきます。そういった情報の、ある一面にだけ踊らされることのないよう冷静な目を持つことの大切さと、現地で実際に見聞きすることの大切さを今回の支援活動で感じました。

トーコロ青葉ワークセンター 支援課支援係 佐藤 健陽

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厳しい冬に向かい、ゼンコロの組織立っての支援は11月中をもって一旦終了します。当初年内を想定していましたが、冬場の道路事情などを考えると、不慣れな遠方からの支援者にはあまりにも危険が大きいとの現地支援センターの判断もあって早めに打ち切り、現地に後事をゆだねる事にることになったものです。冬場の東北での支援活動は、地元の方でも大変なことだと想像できます。今こそ県や周辺市など行政が関与すべき時だと思います。

佐藤さんお疲れ様でした。今後の支援のあり方についての提案も参考になります。

2012年11月14日
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エコキャップを納品しました。

 10月の終わりにエコキャップ(ペットボトルのキャップ)を納品してきました。

これで累計44,622個、ワクチン54.3人分にもなりました。

エコキャップ運動は益々広がりを見せていて、全国から集められたキャップの数は2012年7月現在、59億6千万個、ワクチン購入代金8,960万円(ポリオワクチン448万人分)をJCV(世界の子どもにワクチンを日本委員会)に寄付。

また、2011年3月11日の東日本大震災が発生した際には、2011年5月に宮城県へ1,000万円、2011年9月までに福島県、岩手県、茨城県へそれぞれ各1,000万円、合計4,000万円を寄付したそうです。

その一翼を担ったと思うと感慨深いものがあります。

世界の環境や貧困など、様々な課題を考えさせられるエコキャップ運動を今後も継続していきたいと思いました。

 

(ご本人の許可を得て写真を掲載をしています。)

 

 

2012年11月5日
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いわて支援センター現地レポート④

10月29日から岩手県陸前高田市の日本障害フォーラム(JDF)いわて支援センターで生活支援にあたっている、当センター従業員の佐藤さんからの現地レポートです。

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お疲れ様です。
被災地に入って3日目を終え、現状を報告します。

JDF岩手支援センターでは、障害者等の実態把握調査と生活支援の二本立てで活動してきましたが、今月をもって一定のめどがついたため、今後は規模を縮小し、生活支援を主体にやっていくようです。

 

 

 

 

 

 支援活動はあと一年半続けられるようですが、今後はいかに地元に引き継ぐかが課題となっているそうです。

 

 

 

 

 

 また、被災した現地スタッフや地域住民から、今なお癒えない生々しい話も聞きました。こういった心のきずを癒やすメンタルケアと、仮設住宅等の住まいの問題も課題ではないかと思います。 

 

 

 

 

 

 

もう少し情報を集めるとともに、残りの日にちを安全運転を心掛けてやっていきます。

佐藤 健陽

 

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佐藤さん、現地レポートありがとうございます。生々しい写真、いまだに被災直後と変わらないことが実感され、心が痛みます。関東では昨日も地震がありました。情報収集を怠らず(慣れない場所での車の運転にも)十分気をつけて、今後の支援活動を続けてください。

2012年11月1日
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芸術の秋です。アートビリティ関連事業についておしらせします。

2012.11.01

青葉通信11月号 巻頭言

事業所長 武者明彦

 

11月に入り、朝晩は冷えこむ日も多くなってきました。仄かな香りをたどって顔を上げると、形よく整えられた満開のキンモクセイがすぐ頭上に咲いています。庭植えの花木にも流行り廃れがあるのでしょう。キンモクセイは歴史のありそうな庭に多いようです。

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芸術の秋ですので、本稿ではこの秋に開催される、東京コロニーの「アートビリティ」関連事業の催しについてお知らせします。「アートビリティ」については、毎年カレンダーの購入を通じてご協力いただいているのでよくご存知の方も多いと思いますが、改めてご紹介いたします。「アートビリティ」は障害者の自立を支援する東京コロニーが、アートの分野でも彼らの持っている才能を活かし、収入に結びつけることを目的に始めた事業です。1986年に「障害者アートバンク」としてスタートしましたが、2001年に「才能に障害はない」を合言葉に「障害者」の冠を外し、アートの可能性という意味を込めた造語の「アートビリティ」と名称変更しました。事務局のあるコロニー中野には、毎年全国から意欲的な作品が数多く届けられていますが、それらの中から審査を経て登録された作品をデジタルライブラリとして保管し、有料で貸し出すことによって作者に使用料をお支払いするというシステムになっています。現在約200人の作家による3200点ほどの作品が、常時閲覧できるようになっており、出番を待っています。この秋、「アートビリティ」を巡り4つの大きな出来事があるので、以下にご紹介いたします。

 

Artbility meets 10 designers(アートビリティミーツ10デザイナーズ)

日本グラフィックデザイナー協会会員の10人のデザイナーと、アートビリティ登録作家とのコラボレーション企画展が開催されます。この出会いによって、アートビリティ作品が大判のポスターとブックカバーとして表現されることになっていますが、どのような作品に仕上がっているのか楽しみです。合わせて原画展示も開催されます。●期間:10月30日(火)から11月21日(水)、午前11時から午後7時●会場:クリエイションギャラリーG8(リクルートGINZA8ビル1階、銀座8丁目)●日曜・祭日休館●入場無料●主催:リクルートクリエイションセンター クリエーションギャラリーG8

 

キラキラっとアートコンクール

アートビリティとの出会いを通じて、障害のある子供たちの可能性を応援したい、との想いからうまれた巡回展です。2002年にスタートし、今年11回目を迎えました。全国から多くの作品が寄せられ、審査会を経て優秀賞を選出し、札幌から福岡までの全国6会場で展示を行います。応募者の中から12名がアートビリティの登録作家となり活躍しています。●期間:10月26日(金)から2月24日(日)、会場:横浜、大阪、札幌、福岡、仙台、東京○横浜会場:10月26日(金)から10月28日(日)、午前11時から午後6時、会場:ランドマークプラザ3階○東京会場:2013年2月22日(金)から2月24日(日)、午前11時から午後7時、会場:丸ビル1階マルキューブ●入場無料●主催:三菱地所株式会社

 

アートビリティ大賞作家展

東京コロニーは、毎年アートビリティ登録作家の中から、その年度最も活躍した作家に賞を贈呈しています。今年も11月16日に、ユーザーや作家、デザイナーなど関係者、協賛企業の皆さんが一堂に会し、贈呈式が行われます。それと合わせて受賞者の原画展示を行います。●期間:2012年11月15日(木)~18日(日)、11:00~19:00(最終日は17:00まで)●会場:練馬区立練馬文化センター(西武線・大江戸線 練馬駅前)●入場無料●主催:東京コロニー

 

2013年度版アートビリティカレンダー

来年のカレンダーが出来上がりました。今年もご好評をいただいている越前鳥の子和紙を使用し、7点のアートビリティ作家の力作が色鮮やかに再現されています。一年を通じてお楽しみいただけるアート作品ですので、ぜひお申し込みください。●価格:税込み1,000円(50本以上ご注文いただける場合は名入れが出来ます)

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今回はアートづくめでしたがいかがでしたか。これからは気持ちの良い日が多くなります。秋の一日、どこかの会場にぶらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。きっと新鮮な出会いが待っていると思います。(詳しくは、当センター従業員にお尋ねください)

2012年10月11日
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いわて支援センター現地レポート③

10月8日から岩手県陸前高田市の日本障害フォーラム(JDF)いわて支援センターで生活支援にあたっている、当センター従業員の高塚さんからの現地レポートです。

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被災地支援に来ている高塚です。
他の方の報告にもありますように、障がい者、高齢者の生活支援が主な仕事です。
通院のために東京では考えられない距離をクルマで走ります。
信号もほとんどなく、カーブも多いので最初は緊張しました。

宿は事務局の方の自宅で、さながら合宿生活のようです。
寝食を共にするので、仲間意識も強まります。

待機時間などは、被災した様々なところを見に行くのですが、今日は奇跡の一本松を見て来ました。
ご存知のように、先日切られてしまいました。切られた箇所を見る限り、まだ生きいるように感じ、とても残念です。

市内の商店はプレハブのところが多いのですが、みなさんのパワーを感じることができます。残りの日程、陸前高田の方のために頑張りたいと思います。

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リアルタイムのレポートありがとうございます。奇跡の一本松がどんな姿でよみがえるのか楽しみです。慣れない土地での支援活動、けがなどしないよう気を付けて支援活動を続けてください。

伐採された奇跡の一本松 

2012年10月4日
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被災地支援から戻った従業員の報告②

岩手県陸前高田市での生活支援を終えて戻った、高村さんのレポートです。

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●支援活動期間:2012年9月3日(月)から9月8日(土)

●支援活動内容: 障がい者・高齢者の通院・買い物、同行介助・送迎などの生活支援

●支援活動を通じて感じたこと:

①防災上の観点から高台の山道に沿って多くの仮設住宅があり通院や買い物には車が必要となります。特に運転できない高齢者の方・病気であったり障がいを持っている方は生活しづらいと思われます。公共交通機関の整備拡充が急がれます。

②水没地域から離れた高台に新しい町が形成されつつあります。海側にあった店などが高台に移り新しく店を開き始めています。車の流れが変わり交通量の増加・復興整備による工事車両も多く運転には注意を要します。

③送迎は山道を縫って走ることも多く冬期の運転に慣れていない場合は非常に危険が伴うと思われます。安全管理についてJDF岩手いわて支援センターとの確認が必要です。

④被災地で活動するにあたり緊急時の対応・連絡を詳細に明記しておくことが重要です。

⑤ 今回、大雨警報の中、送迎に向かうことがありました。出発前に水没地域の幹線道路は避けるように指示をいただいたが送迎途中の場合、個人での判断は危険な場合も起こり得ます。事前に詳しいミーティングは必要と思われます。

⑥支援活動を終えて感じることは、震災の記憶の風化が進んでいることです。被災しなかった場所では過去の出来事として忘れさられようとしている気がします。実際に被災地に赴き現状を目の当たりにすると、これからこそ関心を失わず息の長い支援が必要であると感じました。また、現地で支援にあたった人の役割として被災地の様子を持ち帰り周りの方に伝える役目も重要であると思いました。

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高村さんお疲れ様でした。現地の今の様子や、支援にあたっての注意事項が簡潔に報告されていて、今後支援に入る皆さんへの貴重な情報になるものと思います。

 

2012年10月1日
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障害者虐待防止法が施行されます

2012.10.01

青葉通信10月号 巻頭言

事業所長 武者明彦

台風一過。吹き散らされた木の葉や小枝を掃き集めるほうきの先にキキョウが涼やかに咲いています。キキョウは紫の5裂の花弁も品があってよいのですが、開花直前の丸くふくらんだ状態がなかなか面白く、英名でバルーンフラワー(Balloon flower)と呼ばれるのももっともに思えます。

さて、昨年6月に成立した「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律(以下、障害者虐待防止法)」が、今年10月1日から施行されることに先立って、9月11日に、東京コロニー主催の「障害者虐待防止法」学習会が、中野サンプラザを会場に各事業所の従業員を対象にして開催されました。講師は当法人の顧問弁護士である仁科豊さんです。大変重要な中身を持つ法律なので、当日説明用に提供されたパンフレットを参考に、法律の概要をお伝えします。(以下、東京法規出版パンフよりダイジェスト)

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虐待は障害者の尊厳をおびやかし、自立や社会参加を妨げます。虐待は絶対にあってはならないことですが、虐待と気づかないままおきているおそれもあります。障害者の虐待は、特定の人や家庭、場所ではなく、どこの家庭でも起こりうる問題です。虐待している人に、虐待している認識がない場合があります。虐待されている人が虐待だと認識できないで、自分から被害を訴えられない場合があります。そのため、虐待を防ぐためには、住民一人ひとりがこの問題を認識して、小さな兆候を見逃さずに早期に発見することが大切です。障害者虐待に気づいた人には、区市町村の担当窓口への通報義務があります。地域ぐるみの早目の対応や支援が、虐待されている障害者だけでなく、虐待している家族などがかかえる問題の解決にもつながります。

 障害者虐待防止法では、虐待を次の3つに分けています。

①  養護者による虐待:障害者の生活の世話や金銭の管理などをしている家族や親族、 同居する人による虐待。

②  障害者福祉施設従事者による虐待:障害者施設や障害福祉サービスの事業所で働いている職員による虐待。

③  雇用者による虐待:障害者を雇って働かせている事業主などによる虐待。

 また、障害者虐待の例としては、具体的に5つの項目を挙げています。

①  身体的虐待:障害者の体に傷や痛みを負わせる暴行を加えること。また正当な理由なく身動きが取れない状態にすること。

②  性的虐待:障害者に無理やり(また同意とみせかけ)わいせつなことをしたり、させたりすること。

③  心理的虐待:障害者を侮辱したり拒絶したりするような言葉や態度で、精神的な苦痛を与えること。

④  放棄・放任:食事や入浴、洗濯、排せつなどの世話や介助をほとんどせずに、障害者の心身を衰弱させること。

⑤  経済的虐待:本人の同意なしに障害者の財産や年金、賃金などを使うこと。また理由なく金銭を与えないこと。

 障害者虐待では、虐待をしている側の家族など擁護者にも支援が必要な場合が少なくありません。介護疲れや障害への知識不足、家族間の人間関係、擁護者自身の障害など要因はさまざまですが、虐待をしてしまう擁護者を含む家族全体を地域ぐるみで支援することが根本的な虐待防止につながります。擁護者へのサポートの例として4点が示されています。

①  負担を軽くする:障害者の短期入所など障害福祉サービスの利用で、擁護者の介護負担を減らし、冷静になれる時間や休息できる時間をつくる。

②  心のケアをする:カウンセリングの利用や家族会への参加などで、精神的に追い詰められた擁護者の心を癒し、家族関係の回復にもつなげてゆく。

③  知識や技術を増やす:障害に関する介護への知識や技術不足が虐待につながらないように、専門家の助言や指導によって、障害への正確な知識や情報などを提供する。

④  専門的支援を行う:病気や経済問題など擁護者自身が支援を必要としている場合は、専門機関からの支援を行う。

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障害者福祉の現場にいる従業員は、障害者虐待を発見しやすい立場にあることを自覚し、早期発見に努める必要があります。今後もこうした研修などを通じて人権意識や、権利擁護の意識を高める取り組みを進めてゆくことが重要です。

ところで土曜日の青葉祭は楽しかったですね。もう疲れは取れましたか。これからは過ごしやすく気持ちの良い日が多くなってきます。日ごろの運動不足解消にスポーツなどで体を動かしてみるのも良いかもしれません。

2012年9月24日
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被災地支援商品のご紹介

今回はトーコロ青葉ワークセンターで販売している被災地支援商品の紹介をしたいと思います。

当センターで販売しているのは、どれも宮城県の障害者施設で作られた食品です。
被災した地域の商品を仕入れて販売することで、被災地の障害者支援を行っています。
9月から新しいアイテムが増えました!ぜひ一度ご賞味ください!

こちらは「さんまのつみれ汁」です。
とても柔らかな「さんまのつみれ」が口の中で広がって、とても美味です。しあわせな味ですよ。
みそ味とだし味の2種類あります。それぞれ210円です。

意外に人気なのはこの商品、「希望の缶詰」です。
お味噌と鯨の大和煮の缶詰がセットになって850円。贈り物やお土産にもいいかも知れませんね。

以下、4月から販売しているレギュラー商品です。
「牛タンカレー」・・・450円
ゴロッとした牛タンが食べ応えあります。人気商品です。

「トマトカレー」・・・315円
トマトのフレーバーがお口に広がる、すっごく美味しいカレーです。お勧めです!

「油麩丼」・・・315円
宮城名物の油麩丼はB級グルメ等でも話題になっています。
この商品は卵を使用して調理するのですが、作り方はとても簡単。
ご家庭でもぜひご賞味していただきたいと思います。

「みそクッキー」・・・162円
みそ味のクッキーって想像しにくいかも知れませんが、とても素朴な味で、リピーターも多い人気商品です。

みそクッキーは試食できますので、お気軽にお試しくださいませ。

 

上記商品は平日、青葉ワークセンター店頭にてお買い求めいただけますが、
9月29日(土)の青葉祭でも販売予定です。 皆様のご利用をお待ちしております!