トーコロ青葉ワークセンター

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2022年9月9日
から nn
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2021(令和3)年度 事業報告書

1.総括
 コロナ禍での事業運営は2年目を迎え、就労継続支援B型事業、就労移行支援事業および6月から立ち上げた生活介護事業の時間短縮を行い、検温や昼食の時間差利用等の感染予防に取り組んだ。短縮した時間分の工賃や給与は、100%補填した。従業員の人件費の補填は、雇用調整助成金の給付を受けた。給付金額は前年の約60%となり、比較すると大幅な減額となった。また期中2度にわたる緊急事態宣言下では、在宅支援を推奨した。前年度は80%の利用であったが、本年度は通所利用の希望者が多く、在宅支援は約15%の利用にとどまった。放課後等デイサービス「アリーバ」においては、学校がほぼ通常の運営となり、利用に大きな減少はなかった。また、本年度も各種プログラムの再開は見送ったが、暑気払いや青葉祭、日帰り旅行やお花見等各イベントは中止ではなく、すべて代替えの企画を実施した。
 障害福祉サービス事業収入は、当初計画204,346 千円に対して172,575千円で、目標に対してマイナス31,771 千円であった。対前年度実績では101.48%、2,472 千円のプラスとなった。就労支援事業は、各種イベントの再開により受注量が回復し、売上高は当初計画6,9281 千円に対して、80,410千円、達成率は116%となり、前年度実績79,578 千円に対しても101%の832 千円のプラスとなった。
 以上の様にコロナ禍において時短による運営を余儀なくされた1年であった。障害福祉サービス事業収入は前年度実績よりプラスではあったが、計画を下回ったことに加え、人件費や施設内修繕費用等の増加と雇用調整助成金の減額により、最終損益が4,175 千円のマイナスとなり、2022 年度に向け、収益の改善のための対応が急務となった。その他の事業として、青葉町グループホームの連携施設として、在宅支援と生活面の支援を行った。また事業運営やイベント等の報告等は、「青葉通信」とホームページを通じて外部にも広報活動を行った。

2.事業状況の概要
(1) 事業実績
① 概況
 本年度のサービス種別の支出、予算対比は表1のとおりであった。当期活動増減差額(損益)は4,175 千円のマイナスであった。前年度は5,889 千円のプラスで、それを大きく下回った。給付費等の収入は前年同期に比べ2,472 千円上回った。部門別では、就労移行支援事業は就労アセスメントの受け入れが12 件あり、前年度より705 千円上回った。就労継続支援B型事業は、コロナ禍の影響もあり、利用率が前年度比94.4%であったため2,190 千円下回った。生活介護事業は定員6名のところ3名の利用であり、当初目標の37.3%にとどまった。放課後等デイサービス事業においてはほぼ通常の学校運営に基づいた利用となり、前年度の102.8%で335 千円上回った。
② 売上高・加工高
 就労支援事業(業務)の状況は表1別表のとおりであった。売上高は80,409千円で、前年度比で832 千円のプラス、前年度比に対する伸び率は101%、加工高は47,221 千円で、前年度比では2,612 千円のプラス、伸び率は105.9%、加工高比率は58.7%で前年度実績56.1%を上回った。



(2) 人員の推移
① 概況
 期中における在籍者の推移は表2のとおりであった。施設利用者は、8名が増員、2名が減員となった。減員のうち一般就労が1名、自己都合が1名となっている。障害のない在籍者は、増員3名、減員2名。放課後等デイサービス事業「アリーバ」では、期中6名が増員となり、減員は7名であった。内訳は児童期終了に伴う退所が7名で期中増減は、1名の減員であった。年度末在籍者の合計は161名であった。
② アセスメント実習
 就労継続支援B型事業を利用する要件を満たすために、就労移行支援事業おいて実施する訓練等給付対象となる実習をアセスメント実習と位置付け実施した。期中におけるアセスメント実習は12 名であった。


(3) 処遇状況
① 給与・工賃
 作業評価表に基づき必要に応じて工賃の改定を実施した。従業員の給与は規程にもとづき改定を行った。賞与は利用者が年間3か月、従業員は福祉・介護職員処遇改善加算分を含め年間4.5 か月を支給した。
② 福利厚生
 8月6日に暑気払いを互助会主催で実施した。10 月9日に青葉祭の代替え企画として事業所 内で「木工スマートフォン立て」手作り体験や他事業所や本年度スタートした生活介護事業で作成した自主製作品の販売会を行った。11 月12 日に日帰り旅行の代替え企画として、事業所内をめぐり、各地お土産品の販売会とストラックアウト等のゲームやジェットコースターのVR体験を行った。12 月4日には午前中に「プライバシーマーク研修会」行い、お昼はお弁当とミネストローネスープ、ケーキをいただき、ビンゴ大会と生活介護事業作成自主製作品の販売会を行い、クリスマスシーズンの忘年会を楽しんだ。3月25 日にはお花見の代替え企画として仕出し弁当の昼食と宝探し釣りゲームを行った。
 プログラムは、新型コロナウイルス感染予防の観点により中止とした。
③ 苦情申し立て状況
 期中に苦情の申し立ては無かった。

3.サービス事業別、部門別状況
(1) 支援課(総務部門)
 事務センターや所内の各部署等と連携をとりながら、訓練等給付費等の請求業務や青葉通信の発行、勤怠管理、実習や見学者の受け入れ、入退所の手続き等の多岐にわたる業務を円滑に遂行するとともに、新規利用者の受け入れを行った。支援課長が総務担当として在席し業務に参加したことから、課長を中心に相談体制を置き連携して業務を遂行した。放課後等デイサービス事業「アリーバ」と連携し、見守りなど必要に応じてサポート体制をとった。医療専門職として看護師が中心的な役割を担い利用者や従業員含めて健康管理に努めた。
① 総務厚生担当
(ア) 施設運営管理、安全管理、環境整備、受付業務、セキュリティ管理等の業務を行った。
(イ) 給付費等の請求業務や給与計算等の業務を事務センターと連携をとり円滑に行った。
(ウ) 新規利用者、見学者の受け入れ窓口となり、必要な手続きおよび調整を行うとともに積極的な受け入れを行い、利用者確保につなげた。
(エ) 特別支援学校や地域活動支援センター等からの紹介を受けた実習生の窓口として、実習を行う部署との調整を行った。
(オ) 就労移行を目的とした利用者に対し、事務補助業務の就労訓練の場所として実践経験を積めるよう総務受付の環境を提供した。
(カ) 健康診断を実施した。また、看護師による健康相談、日々の健康管理業務、顧問医による医療相談を行った。
(キ) 新型コロナウイルス感染防止策として、事業所入り口および各フロア入り口に消毒スプレーを配置し手指の消毒を徹底した。検温や食堂入り口での手指の消毒、休憩室・作業室等共有スペースのアクリル板や間仕切りボードの設置、および時間差利用と清拭を徹底した。タイムカード打刻機を2か所に設置し、出退勤時に3密にならないよう配慮した。またサービス提供時間や在宅支援についての情報提供を行い、来客・業者への感染予防対策への啓発、発熱などの体調確認を徹底した。
② 放課後等デイサービス事業「アリーバ」(定員10 名)
(ア) 本年度の新規契約者数は6名、途中退所者0名であり、年度末の契約者数は27 名となった( うち高校生20 名、中学生7名)。毎月の利用者延べ人数は平均102 名であった。
(イ) 年度末には高校3年生7名が利用終了となった。進路先については、一般企業、就労継続支援B型事業所であった。
(ウ) 6月には有志参加のイベントを開催した。保護者、卒業生も対象として案内し交流を図った。在校生7名、卒業生13 名、卒業生家族2名の総勢22名が参加した。
(エ) 夏休み期間のプログラムとしてビンゴ大会を行った。
(オ) 保護者・従業員共に実施した放課後等デイサービス自己評価アンケートの集計結果については、ホームページでの公表を行った。また保護者向けに集計結果表の配布を行った。評価については概ね高評価であった。
(カ) 保護者や関係機関との連携を継続した。必要に応じて保護者同意の下、学校担任との情報共有やカンファレンスを実施した。
(キ) 就労前訓練プログラムについては、利用者の特性や個別支援計画に基づき提供した。
(ク) 前年度同様に新型コロナウイルス感染症拡大の社会的状況を鑑み、企業見学とグループホーム見学は中止とした。
(ケ) 個別支援計画書作成については、本人や保護者の意向に沿った内容となるよう、年2回の保護者面談を実施し、学校や家庭での様子も反映させ無理のない計画を作成した。
(コ) 従業員研修については、虐待防止研修とプライバシーマーク研修、並びにヒヤリハットについての理解を深める研修を行った。
③ 就労移行支援事業(就労移行支援担当)(定員6名)
 利用者2名に対して移行プログラムの提供、企業見学や企業実習への取り組みを積極的に支援した結果、1名が就職した。就職者に対しては各自治体の就労支援機関や相談支援機関等との連携を図りながら、定着支援を行った。
 コロナ禍において就職活動が制限される状況があり、サービス提供期間を有効に利用するため、就労継続支援B型に一時的にサービス変更するなど多機能ならではの柔軟な支援に努めた。
④ 三係
(ア) 市の関係機関により構成されている精神保健福祉ケア検討会に参加し、他の精神障害者支援事業所との学習会や情報交換等により対応力の強化を図った。
(イ) 効率的かつ効果的な手法を探索・確立し、適切な相談支援業務を行うことに努めたが、取り組みが不十分であった。
(ウ) 他係と連携した作業指導や、社会生活を良好に行うための訓練では、ラインで行う組み立て作業など連携した作業指導を行った。
⑤ 生活介護
(ア) 生活の質(QOL)の向上のため、本人の好きなこと、得意な部分を見つけることを意識し、各々が楽しくやりがいを感じられる活動を行った。
(イ) 利用者個人の希望を尊重し活動内容について、毎日、確認を行い取り組んでいただいた。
(ウ) 毎日、利用者のその日の様子と気づいたことを記録し、必要な情報は速やかに職員間で共有し日々の支援につなげた。

(2) 営業課(営業係、情報処理係)
 営業係では、期中に営業員1名の増員と期末に嘱託再雇用の営業員1名の離職があった。情報処理係は、営業係長の兼務係長としての就任と、期首の非常勤職員1名の配属による人員強化により、特に利用者支援力が充実した。
① 営業係
 本年度は2年目のコロナ禍にあって、イベント関連DM受注量の回復や梱包作業受注の増加により、売上高は前年を上回り、対計画売上達成率は116.6%となった。また、継続して行っている作業料・配送料・保管料等の値上げ交渉により、加工高は前年を大きく上回る結果に繋がった。
② 情報処理係
 これまで発生したミスの再発防止の為、随時マニュアルやチェックシートの見直しを行い、作業ルールについても同じ認識になるよう周知しながら取り組んだ。入力作業において、それぞれの役割分担が出来るようチームを作ったことで、より多くの利用者が活躍することが出来た。また、作業範囲を広げるため、事業課とも連携し、入力作業以外の作業にも取り組んだ。

(3) 事業課
 支援課三係の設置に伴い、事業課各係では人員配置の大幅な変更があった。今回の大幅な配置換えは、利用者ケース担当おいても作業担当においても、属人化を解消できた。
① 一係
(ア) コロナウイルス対策として、日々、施設内の消毒や、朝礼等で手洗い、マスクの着用、3密回避を呼びかけ感染予防に努めた。
(イ) ミスが起きないよう作業標準書を使用し基本を徹底して作業に当たった。未作成の標準書については今後作成を進めていく。
(ウ) 梱包での段ボール作り等、メール作業以外でも利用者が作業に関われるよう取り組んだ。
(エ) 前年度入れ替えた、折り機とバースター( 連続帳票断裁機) のオペレーター育成を行った。② 二係ア 作業標準書を使用し、配置替えに伴う引き継ぎとミス防止に取り組んだ。イ 利用者の特性に合わせ作業手順や声がけを工夫し、作業の幅が広がるよう支援した。ウ フロアのレイアウト変更を行い、個々の最適スペースを確保しつつ、作業スペースを拡大した。エ 利用者のケース対応を主担当者の独善的支援とならないように、係のすべての従業員が協力して行った。

(4) その他
① 組織・人事
(ア) 常勤1名がコロニー東村山へ転勤、1名が嘱託再雇用期間終了のため退職した。常勤3名、非常勤1名を採用した。
② 教育・研修
(ア) 外部研修令和3年度 精神保健福祉研修(精神保健福祉基礎研修3)に1名参加した。イ 内部研修法人が行う新人研修会に4名を参加させた。事業所内にて従業員全員対象で虐待防止研修とプライバシーマーク研修を行った。
③ 設備
(ア) 自己資金による事業として以下の設備を導入した。
a.3階作業フロア空調機の老朽化により更新工事をした。3,800 千円
b.各フロアのトイレを修繕した。645 千円
c.隣接企業と共同で玄関付近の舗装打ち換え工事をした。875 千円
(イ) 補助事業
a. 中央競馬馬主社会福祉財団の一部補助を受け、利用者用ロッカーを購入した。336 千円
b. 東京都共同募金会の一部補助を受け、レーザープリンターを購入した。115 千円
c. 三菱商事の寄付金よりパソコン用SSDを、企業の寄附金により、利用者用イス・利用者用ロッカーをそれぞれ購入した。331 千円
④ 地域交流
 市内の精神障害者関連団体が集うケア検討会や、東村山市保健福祉協議会「障害者福祉計画 推進部会」などに委員を送り、ネットワークづくり、情報収集に努めた。
⑤ 定例会議の開催
 部課長会(随時)、幹部会(月1回)、全体会議(月1回)、各係会、安全衛生委員会などを実施した。各会議において、方針の周知徹底、利用者支援における問題解決を綿密に行った。本年度はコロナ禍のため、全体会議は事業所内にて2階作業フロアにて間隔をあけて開催した。毎月の全体朝礼は集合せず各フロアにて館内放送で行った。
⑥ 広報活動
 年4回発行の広報誌「青葉通信」に事業報告や事業計画、イベント報告、プログラム報告、アリーバからの報告頁「アリーバ通信」、「看護師だより」、利用者からの投稿による「みんなの広場」等の記事を掲載し、ブログ(ホームページ)も活用して広報活動を行った。
⑦ 防災・安全・衛生
(ア) 大規模災害時にも事業継続ができるよう、事業継続計画(BCP)の改定を順次行った。
(イ) 防災訓練はコロナ禍により、1回の実施にとどめた。避難器具「イーバックチェア」の内部講習を実施した。
(ウ) 職場内の点検を実施し安全衛生委員会にて報告。事故のない職場環境を維持した。
(エ) 秋の健康診断を実施した。
(オ) 保存水、非常食等の防災備品の補充を計画的に行った。利用者人数の増加に伴い簡易で食し易い保存食の備蓄に切り替えるなど工夫した。
(カ) 顧問医による相談を毎月実施するとともに、看護師による健康相談を実施した。
(キ) 新型コロナウイルス感染症予防対策として、出勤時にフロア内の手が触れる箇所並びに昼食時に利用者の手指の消毒を行い衛生管理に務めた。
(ク) 専用スタンプを利用し手洗い練習を行うなど、感染症予防の啓発と向上に努めた。

2022年9月6日
から nn
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巻頭言

トーコロ青葉ワークセンター
 事業所長 六川 洋
 今年の夏は梅雨明けから異常気象とのことで、厳しい暑さが続きましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。当事業所は、一昨年から継続していた時短運営を6月20日で終了し、21日からは職員、利用者共々通常時間の運営に戻りました。そんな中、利用者の皆さんからプログラムの再開を望む声が上がり、まずは生活介護からトライアルで開始した矢先にコロナ感染者数が急増し、再開時期を見直さざるを得ない状況です。感染者数が、収まってくれば改めて再開していく予定ですので、ご了承ください。さて、本号では「2021年度事業報告」を全文掲載しております。コロナ禍でも様々なアイデアを出しながら行った各種イベントや、就労支援事業の収支報告など1年間の活動全体を報告しております。また、この夏アリーバやトーコロ青葉ワークセンターにて行ったイベントの報告記事も掲載いたしました。看護師だよりは熱中症とコロナ感染の防止と予防について詳しく説明しています。それぞれ盛り沢山の内容ですので、ぜひご覧になってください。最後に、しばらくは厳しい暑さが続くようですが、体調にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。

2022年5月13日
から nn
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アリーバ通信

 春の花が咲き始め、暖かな陽に包まれる日が増え春の訪れを感じる季節となりました。
さて、アリーバは令和4年3月22日より新年度を迎えました。ご利用の皆様におかれましても4月からは新年度を迎え、また新たな一年が始まることと存じます。
 4月にご入学されます皆様、おめでとうございます。どなた様におかれましても新たな環境に慣れな
いことが多い時期ではございますが、引き続きサポートさせていただけるよう努めてまいりますので、本年度もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて、アリーバの近況をご報告させていただきます。
3月23日と24日に高校3年生の「アリーバ卒業式」を行いました。今年は7名の皆様がご卒業となりました。卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。
 長く続くコロナ禍における学校生活の様々な変更もあり、大変な学校生活であったことと存じます。
しかしながら、お一人お一人が、ご自身の進路と向き合われました。
 4月からは社会人として新たな一歩を踏み出されます。慣れない環境に胸が痛くなることもあるかと
存じます。私たちアリーバ職員一同、皆様をいつまでも応援し続けたいと思っております。どうぞお元気で、ご活躍されることを祈っております。そしてご家族の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。
 コロナ禍による影響から現場実習等におかれましても、通常とは違う状況が多かったのではないかと思われますが、お子様とご一緒に進路と向き合われ、また懸命にサポートされ大変なご苦労があったことと存じます。
 ここで「ご卒業」という節目をお迎えになられますが、お子様との大切な、また貴重な成長段階というお時間に関わらせていただきましたこと、深く感謝申し上げると共に御礼の言葉とさせていただきます。
 長きにわたりアリーバをご利用いただき、誠にありがとうございました。

児童発達支援管理責任者 横山 美紀


 卒業生への記念品のご紹介です。
 昨年度と同様に、東大和市で運営されています「特定非営利活動法人生活支援センター207第2あとりえトントン」様にお願いし、アリーバのロゴ入りのパスケースを作製していただきました。一つ一つ手作りで、素敵な作品に仕上げていただきました。皆様の新生活においてご活用いただけましたら幸いです。またアルバムはアリーバ職員の思いを込めて製作させていただきました。思い出の一つになりましたら大変嬉しく思います。


2022年5月6日
から nn
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生活介護

 生活介護事業がスタートして、あと数か月で1年になります。
 いまは、アリーバで始まった新しい作業プログラム「モール留め」で使用する練習教材を製作中です。
 続けて取り組んでいるアイロンビーズ製作、アート作品の腕前も上がっています。(^^)/



2022年4月19日
から nn
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2022(令和4)年度 事業計画書

1.経営方針
⑴ 総括
 オミクロン株による新型コロナウイルス感染症の急速な拡大は、従業員の出勤率や利用者の利用率に大きく影響する状況となった。本年度はコロナ禍であっても、様々な創意と連携により利用者のニーズに即したサービスの提供に取り組む。前年度6月にスタートした生活介護事業は生産活動と余暇活動を織り交ぜ、「働く生活介護」をテーマに様々なプログラムに取り組んだ。本年度は継続して取り組める生産活動を確立し、安定した収益確保に繋げていく。就労継続支援B型事業は各係の特性を考慮に入れ、職員配置がより適材適所となるよう組織の変更を行う。就労移行支援事業については、これまでの就労実績を生かしたプログラムの提供と定員の充足を目指す。放課後等デイサービス「アリーバ」においては、卒業後の進路として当事業所を選ぶケースが増えており、生活介護から就労継続B型、就労移行に至るまでそれぞれのニーズに沿ったサービスを選択できる事業所として、今後も積極的に卒業生を受け入れていく。

① 就労移行支援事業(定員6名)
 本年度も管理職2名を含めた体制とし、東村山市障害者就労支援室や地域支援機関、特別支援学校等との連携を積極的に取り組み、就労のための新たなプログラムの開発と提供を行っていく。就労継続支援B型事業から移行を希望するニーズに対しても積極的に対応していく。
② 就労継続支援B型事業(定員83名)
 障害特性やニーズに対応した現在の体制に、より対応可能な職員配置を行う。3名が利用している在宅就労は、引き続き通所が困難な就労希望者への支援を継続していく。
③ 生活介護事業(定員6名) 
 専任の係長を配置し、メインとなる生産活動の確立と定員の充足を目指していく。
④ 放課後等デイサービス事業「アリーバ」
 事業所内の就労支援事業と、連携した就労前訓練プログラムの充実を図る。同時に卒業後の進路の選択肢としてトーコロ青葉ワークセンターを再認識いただけるよう、就労疑似体験による早期就労準備のメリットをアピールし、利用率アップを目指す。
⑤ その他の事業
 青葉町グループホームのバックアップ施設として、連携して生活場面の支援を行う。その他事業内容やプログラム、イベント等の利用者の様子や施設運営の状況については年4回発行の「青葉通信」とホームページを通じて広報を行う。

⑵ 基本計画
① 本年度のサービス種別の売上高・加工高の目標を表1のとおり設定する。
② 利用者と家族への支援
 新型コロナウイルス感染予防を徹底しながら、ご家族やグループホーム世話人、相談支援事業所や医療機関の担当ワーカーなどの参加協力も得て、年2回の個別面談に取り組んでいく。利用者自身のニーズに即した目標の設定を行い、サービス等利用計画と連動した個別支援計画策定を行う。従業員間の情報共有のため、個人情報の漏えいには細心の注意を払いながら、記録の回覧やメーリングリストを活用する。

2.部門別事業計画
⑴ 支援課

 支援課長のもと、生活介護事業および就労移行支援事業の実施と体制の構築に取り組む。

① 支援1係(生活介護事業)
 生活介護事業は「働く生活介護」をテーマに生産活動と余暇活動の提供により「したい生活」を体現する場とし、生活の質(QOL)の向上を目指す。
ア.本人の得意な部分を見つけてモチベーションを高め、楽しみながら色々な作業プログラムに参加できるよう、取り組みやすい工夫もしつつプログラムを提供していく。
イ.移動や活動が一日を通し安心かつ安全に過ごせるよう見守り、必要に応じて介助を行う。
ウ.利用者個人の希望を尊重し利用者の希望が実現できるよう、1週間の作業・プログラム予定を利用者と協同で作成する。
エ.生産活動、余暇プログラムのメニューを増やし提供していく。

② 支援2係 就労移行支援担当(就労移行支援事業)
 所長、支援課長、従業員の3名で担当し、就労に向けたプログラム提供など就労意識を高める支援を行う。また、企業見学や実習に積極的に取り組み、適性把握や職業選択を丁寧に行うとともに、コロナ渦により、オンラインを利用した就職活動が増えており、積極的に活用しながら就職につながるよう支援する。
ア.プログラム活動実施(ビジネスマナー習得、ウォーキング、清掃・事務補助訓練、企業見学・企業実習、面接対応など)を実施し、就労準備性を高める。他部門との連携により、充実したプログラムを提供できるよう取り組む。
イ.ハローワーク、各地域の就労支援機関、企業との連携を強化し、就職に関する情報提供や支援体制の構築などを積極的に行うとともに、就労実績の向上に努める。
ウ.就職した方には職場定着支援を行う。各自治体の就労支援機関や企業との連携を行い、就職先で安定して働き続けることができるようフォローアップを行う。

③ 支援2係 放課後等デイサービス事業「アリーバ」
個別面談により本人、家族のニーズを聞き取り、個別支援計画を作成し年齢や障害特性を考慮し無理のない就労前訓練プログラムを提供し、就労及び卒業後の社会生活への理解を促す。
ア.就労前訓練プログラムの充実を図ると共に、夏休み等の長期休業期間を利用した企業見学会を状況に合わせ実施し、働くことの理解を広げる。
イ.卒業後の生活にスムーズに移行できるよう、学校および就労移行支援事業所や関係機関と連携し情報共有を行う。また事業所内、他部門とも連携を図る。
ウ.個別支援計画作成の際には、本人や家族の意向に沿った計画を作成するとともに、家庭および学校等の様子も反映し、障害特性や状態にあわせた個別支援計画書を作成する。
エ.卒業後の生活に備え、公共交通機関を使った自立通所を可能な限り促し、社会生活への準備を行う。ついては家族との連携を図り支援する。
オ.定期利用に加え、臨時利用を募ることにより利用率の確保につなげるよう努める。
カ.事業所内他部門と連携し避難訓練を実施することにより、防災対策の強化に努める。
キ.放課後デイサービスガイドラインに沿って、自己評価を実施し集計結果の内容を精査し事業運営に反映していく。

④ 総務・厚生担当
 事務センターや所内の各部署等と連携をとり、給付費等の請求業務やプログラムの企画と調整、青葉通信の発行、勤怠管理、見学や実習生の受け入れ、入退所の手続き等の多岐にわたる業務を円滑に遂行するとともに、新規利用者の受け入れを積極的に行っていく。
また放課後等デイサービス事業の従業員と連携し、業務補助や利用者対応に関わるなど協力体制をとる。
 看護師と連携し、コロナ渦での感染予防や健康管理の推進を行い個別支援の充実を図る。
ア.施設運営管理、安全管理、環境整備、受付業務、セキュリティ管理等の業務を行う。
イ.給付費等の請求業務や給与計算等の業務を、事務センターと連携をとり円滑に行う。
ウ.見学者、実習生の受け入れ窓口となり、必要な手続きおよび調整を行うとともに、積極的な受け入れを行い利用者確保につなげる。
エ.プログラム活動の推進を円滑に行う。参加希望者や従業員の調整、ボランティアの受け入れ、外部との調整を行う。※実施に関しては安全面、環境面を配慮し決定する。
オ.顧問医による医療相談、看護師による健康診断や日々の健康管理業務を円滑に行う。
カ.安全衛生委員会と連携し、避難訓練の実施に協力するなど、防災対策の強化に努める。
キ.就労移行支援事業の利用者に対する事務補助業務の訓練場所の提供など、就労移行支援担当と協力体制を組む。
⑵ 営業課
 前年度期中において営業員1名の増員があり、年度末には1名が嘱託再雇用の契約満了となった。本年度は営業係と情報処理係を兼務する係長が、各係の運営により注力できるよう、営業員の新規採用を含めた体制再構築を推進する。また、営業係を情報処理係と同じフロアへ移動し、利用者の支援を含め、より連携体制を強化する。
① 営業係
ア.定期的に作業内容・作業料金の見直しを行い、加工高の確保に努める。
イ.事業課と協力し、梱包等スポット案件や既存の作業内容以外に作業の幅が広がるような新規案件を積極的に受注していく。
ウ.入力作業においても情報処理係と連携しながら新規開拓を行っていく。
エ.既存顧客からの受注拡大に向け、別の視点での提案を積極的に働きかける。
オ.業務改善委員会を通じて、ミスの再発防止を働き掛け、ミスによる無駄なコストを抑える。
② 情報処理係
ア.入力作業において、より多くの利用者が活躍できるよう作業内容の見直しを図るとともに入力マニュアルの作成を継続していく。
イ.これまで発生したミスを精査し、その対策を共有してミスの発生を未然に防ぐ。
ウ.編集マニュアルやチェックシートは随時見直しを行い、ルールを徹底する。
エ.利用者が入力以外の作業にも関われるよう事業課、支援課と連携しながら、作業の範囲を広げていく。
オ.積極的に実習生の受け入れ等を行い、利用者の確保に努める。
⑶ 事業課
 事業課の常勤従業員7名のうち配属3年以下の5名への業務引継ぎを推進、属人化を解消し、就労支援事業の生産性と利用者支援の充実を図る。事業課と営業課で運営する生産性向上委員会では、引き続き標準書の整備作成等を通じ品質向上に努めるとともに、作業工程と労働環境の改善にも取り組む。
① 一係
ア.委員会で作成された作業標準の運用を徹底し、効率的にミスのない作業を行う。
イ.梱包などメール以外の作業においても、安全に作業が進められるよう、作業環境の改善に努める。
ウ.利用者の作業技術向上のための体制を整え、利用者の作業領域を拡大に取り組む。
エ.印刷機、検査機、折り機、ディタッチャー等のオペレーター育成を積極的に進める。
② 二係
ア.利用者それぞれの特性に合った訓練と作業により、より充実した就労環境を提供する。
イ.館内清掃や組み立てライン作業を通じ、チームでの作業能力を育成する。
ウ.係内で支援方法の検討を充分に行うとともに、他部署や関係機関と連携し、障害特性や心身の状態を考慮した適正な支援を行う。
エ.新規入所者を積極的に受け入るため、フロアレイアウトや指導方法について、継続的に検討する。
③ 三係
ア.労働意欲が高い利用者、主にメンタルケアを必要とする利用者のすみ分けなど、将来的にケアを重視した環境づくりを意識した職員間の意見交換を普段から活発におこない、日々の支援に努める。
イ.精神障害者に効果的な手法を探索・確立し、適切な相談支援業務を行う。
ウ.市の関連機関により構成されている精神保健福祉ケア検討会に参加して、得た内容を必要に応じて報告、情報共有し支援の向上を図る。
エ.障害特性を考慮しながら利用者全体の作業能力をできるだけ正確に把握し、併せて作業標準書の適切な使用によって効率化とミスロスの削減に努める。

3.組織および施設・設備等整備計画
⑴ 組織計画

① 組織・人事(組織図後掲とする)
 本年度は組織全体の人員配置の見直しを行い、組織改編を行う。
詳細は下記のとおり。
ア.営業課 1名の嘱託再雇用の契約満了に伴い営業員の新規採用を予定する。
イ.事業課 生活介護班以外の支援課3係を事業課とする。障害特性に即した支援が可能な体制構築のため職員配置の変更を行う。
ウ.支援課 支援課3係係長を生活介護係係長とする。非常勤職員を生活介護事業及び放課後デイサービス事業兼任として配置する。
② 教育・研修
 障害特性の理解と、状況に沿った支援が実践できるようオンライン外部研修への参加を促す。また研修で得た知識やスキルを内部研修等で共有し事業所全体の支援力アップにもつなげていく。
ア.生活介護利用者への支援スキルを獲得するため、外部施設での見学や実習を積極的に行う。
イ.虐待防止研修を事業所全体で取り組み、権利擁護について理解を深め、支援レベルの向上につなげる。
ウ.障害やサービス種別ごとの支援者研修を実施し、支援ノウハウの習得に努める。
エ.表彰審査基準に則り、福祉専門職としての国家資格取得を推奨する。
③ 福利厚生
 看護師と顧問医が連携しながら、利用者と従業員の心身の健康管理を積極的に推進していく。併せて、主治医や家族・世話人との連携も必要に応じて取り組んでいく。
コロナ禍でも楽しめるような形態を考えて、花見、暑気払い、青葉祭、日帰り旅行、忘年会、研修会を実施する。互助会に行事の企画、運営を委託し、利用者が主体的に企画や運営に関わることができるよう支援を行う。
④ 防災・安全・衛生
ア.大規模災害時にも事業継続ができるよう、事業継続計画(BCP)の内容を更新・充実させる。
イ.防災委員会・安全衛生委員会を月1回開催し、職場の安全を確保する。
ウ.防災訓練を定期的に実施し、非常時の安全維持に努める。
エ.職場内の安全衛生点検を毎月実施し、労災事故のない職場作りを目指す。
オ.常勤看護師による健康診断を実施する等、健康管理に努める。
カ.危機管理マニュアルを活用し、非常時における利用者対応に努める。
キ.保存水、非常食等の防災備品の補充や入れ替えを計画的に行う。その際には帰宅困難者の受け入れを想定したものとする。
ク 階段避難車イーバックチェア、マンホール対応型トイレ、AED、非常発電装置等の訓練、講習を行う。
⑵ 施設・設備等整備計画
 以下のとおり予算に計上し、事業実績を見ながら執行する。
① 補助金による事業
ア.ヘルメット(東京都共同募金会)47,250円

4.資金計画
 借入金返済や資金繰りについては計画に基づき実行する。

表1 2022(令和4)年度 サービス種別の収支、予算対比 (単位:千円、%)

2022年4月13日
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巻頭言

トーコロ青葉ワークセンター
 事業所長 六川 洋

 年明けからのオミクロン株による感染急拡大は当事業所にも影響し、すでにお知らせしましたように、感染者が数名発生しています。感染した方々の症状は比較的軽度で、皆さん職場に復帰されています。また事業所内で感染したケースは現在まで発生していません。昨今東京都の感染者数はピークアウトし、減少傾向ではありますが、新たなウィルスの発生も報告されており、予断を許さない状況となっています。

 さて新年度に入り事業所も新しい体制でスタートいたします。生活介護事業は班体制から係体制に変更し、それに伴い職員の異動を行いました。また就労継続B型事業も係間で職員の異動を行っています。詳細は事業計画書や全体朝礼等で皆さんにご説明いたします。

 本号は2022年度の事業計画書を全文掲載しています。今年度の事業所の指針となるものですので、是非ご覧ください。またアリーバ通信では放課後デイサービス「アリーバ」の卒業式の模様を掲載しています。この春は「アリーバ」がスタートした6年前、中学1年生で利用された皆さんが、高校3年生になり、卒業される年でした。6年間一緒に過ごした皆さんの卒業は、職員にとっても寂しさと嬉しさが入り混じった感慨深い年となりました。そんな思いを込めた報告記事をお読みください。他に互助会主催のお花見代替えイベントの報告記事や、コロナ感染予防対策について紹介した「看護師だより」等を掲載しています。こちらも是非ご覧ください。

 最後に、コロナ禍であっても利用することが楽しいと皆さんが思える事業所を目指して、引き続き様々なサービスに取り組んでまいります。改めて今年度もよろしくお願いいたします。

2022年1月25日
から nn
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令和3年度放課後等デイサービス事業自己評価結果について

令和3年9月に保護者様および職員にアンケートを実施しました「令和3年度放課後等デイサービス自己評価結果」がまとまりましたので、ここに公表します。

・ご家族

利用24名のご家族中、16名のご家族からご回答をいただきました。

・職員

5名全員から回答を得ました

保護者の皆様には別途、冊子にて結果をご報告させていただいております。アンケートにご協力いただきありがとうございました。

今回の結果を今後の運営に生かしていきたいと思います。

長い文章なのでPDFとなっています
下のリンクをクリックしてお進みください
※PDFファイルが開ける環境が必要です

2022年1月22日
から nn
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2021(令和3)年度 上半期事業報告書

1.概況
 コロナ禍において上半期は大半の期間が緊急事態宣言の発出下となり、感染予防に取り組みながら、10 時からの時短運営を継続した。余暇プログラムはすべて中止としたが、暑気払いは感染防止対策の上フロアごとに分かれてゲームや食事を楽しんだ。放課後等デイサービス事業「アリーバ」では、初めて所内に農園を設営し「サクランボ狩り」を楽しむ土曜日のイベントを行い、参加者から大変高評価であった。6月から生活介護事業がスタートし「働く生活介護」をテーマに工賃の対象となる生産活動と日中活動となるプログラムを午前、午後に分けて行い、様々なメニューにトライした。
 事業状況として就労支援事業は、売上計画31,186 千円に対して33,510 千円となり2,324 千円上回った。加工高は計画が19,392 千円に対して20,278 千円となり886 千円計画を上回った。コロナ禍にてセール等のDM関連受注が減少している状況で、売上高が計画を上回ったのは、既存顧客からのスポット案件および定期案件の料金見直し等交渉の成果である。
 また障害福祉サービス事業の就労継続支援B型事業と就労移行支援事業及び生活介護事業は、4月に緊急事態宣言が発出された以降、希望者に在宅支援を提供した。放課後等デイサービス事業は、学校が休校を行わなかったため、通常の対応を行った。結果公費収入は雇用調整助成金を含め、88,335 千円となり対前年度比で103.1%となった。ただし全体的には各事業とも、利用率の減少があり、下半期に向けての課題となった。

2.サービス事業別、部門別状況
(1) サービス事業別状況
 期中における在籍者の推移は表2のとおりである。施設利用者は増員4名、減員1名であった。また、期中就職者はいなかったが、面接会に参加し就労機会を支援した。放課後等デイサービス事業は期中6名の新規契約があった。
(2) 部門別状況
① 総務厚生担当
 前年度に引き続き、コロナ禍において看護師を中心に顧問医や法人本部と連携しながら健康管理に基づく出退勤や利用の可否について慎重に対応した。
 プログラムもすべてのメニューを中止とし、再開について今後慎重に検討していく。
② 就労支援事業
 生産性・品質向上に向け、これまでの標準化プロジェクトに変えて、生産性向上委員会と業務改善委員会を発足させた。従前の標準化プロジェクトは、管理監督職のみで運営していたが、今期発足の2つの委員会は、監督職をリーダーとして非常勤職員を含む一般職で構成されており、より現場の課題に即した活動が期待されている。期中における新規顧客の獲得は1社、既存顧客からの新たな作業の受注は、メール作業、在庫発送とビデオ教材への字幕付与作業の計3件であった。
(3) その他
① 組織・人事
 営業課では情報処理係長の退職に伴い、今期より営業係長が情報処理係長を兼務。体制補強のため、情報処理係に非常勤職員を1名、営業員を1名、それぞれ増員した。事業課では2名増員し、各係の従業員配置を非常勤職員含め5名とすることで、支援体制を強化した。支援課は3係に生活介護事業担当の生活介護班を創設し、事業開始に伴い常勤職員を就労継続支援B型事業から1名、非常勤職員を放課後等デイサービス事業から1名を異動した。
② 教育・研修
 法人内研修に、非常勤職員を含む延べ4名が参加した。
(ア) 外部研修
 令和3年度精神保健福祉研修(オンライン)に1名参加した。
(イ) 内部研修
 法人が行う新人研修会に3名が参加した。
③ 補助事業
 東京都共同募金配分金によりレーザプリンターを購入した。201 千円
④ 地域交流
 市内の精神障害者関連団体が集うケア検討会、障害者福祉計画推進部会、東村山市内社会福祉法人連絡会などに委員を送り、ネットワークづくりや情報収集に努めた。
⑤ 定例会議の開催
 部課長会(随時)、幹部会(月1回)、全体会議(月1回)、事業課会(随時)、各係会・ミーティング(月1回)を実施し、方針の周知徹底、利用者支援の課題解決を綿密に行った。また、毎月初めに全体朝礼を館内放送にて行った。
⑥ 防災・安全・衛生
(ア) 防災訓練を実施できていない。安全衛生委員会を定期招集し今後実施する予定。
(イ) 職場内の安全衛生点検を毎月実施し、事故のない職場環境を維持した。
(ウ)健康診断を実施した。

3.決算見込み
 本年度の決算見込みは表1のとおりである。できる限り売上高および加工高を確保し、受注活動に取り組む。ミスロスを予防し顧客からの信頼獲得に努める。利用者数と参加率増加のため、感染予防対策を徹底し、より魅力ある事業所づくりを従業員全員で取り組んでいく。

2022年1月17日
から nn
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アリーバ通信

新年明けましておめでとうございます。
お健やかに初春をお迎えのことと存じます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 令和も早や4年目となりましたが、お正月はいかがお過ごしでしょうか?いましばらく寒さも続くとは思いますが、温かく美味しいものを食べて楽しくお過ごしください。

 さて、話は変わりますが、昨年末頃よりアリーバでは新たな作業プログラムとして「モール留め」が加わりました。内容としては、玩具を袋に入れ込み、絞った部分をモールで留めるという作業です。ちょうどクリスマス、お正月といった時期に差し掛かっていたため、皆様にも楽しみつつ、主に指先を使った作業をしていただけたのではないかと思います。沢山出来上がったところを見ると、まるで「おもちゃ工場」といったような感じで、明るい雰囲気にさせてくれます。

2022年1月1日
から nn
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巻頭言

あけましておめでとうございます。

 旧年中はコロナ禍の中、緊急事態宣言が発出されるたびに、在宅支援の提供をはじめとする事業所の運営の変更に対し、ご理解、ご協力賜りありがとうございました。おかげさまで大きなトラブルもなく、一人も新型コロナウィルス罹患者を出すこともなく、無事に年を越すことが出来ました。現在、新規感染者数が大きく減少しており、このまま収束してほしいと誰もが願っている今日この頃ですが、オミクロン株の発生やワクチンの 3 回目の接種状況等、完全に安心できるのはもう少し先になりそうです。

 振り返れば今年度も各種イベントについて例年通りにはできませんでした。それでも昨年度同様、事業所の中で皆さんに楽しんでいただける企画を、実行委員会が知恵を絞って考えました。その結果、コロナ禍だからこそ可能な企画も生まれ、利用者の皆さんに大変喜んでいただきました。今号はそんな皆さんの様子を報告した文章と写真を掲載いたしましたので、ぜひお読みください。また今年度上期の報告書や、「アリーバ通信」も掲載いたしました。今年度前半に「アリーバ」含めいかにして事業活動に取り組んできたかがおわかりいただけますのでこちらもぜひご覧ください。

 昨年よりはコロナ禍の状況は改善しているものの、通常の生活に戻るまでは、気を緩めることなく、感染予防対策を徹底した事業運営に取り組んでまいります。今年もどうぞよろしくお願いします