これまで老体にムチ打って頑張ってくれた営業車「バネット」に変わり、
待望の、「ハイエース」の新車が納車されました。
今年度から営業担当も3名に増え、
新しい営業の武器を前に決意を新たにしています。
工賃アップに向け、どんどん仕事を持ってくるぞ!
2015年6月9日
から nn
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2015年5月22日
から nn
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司法書士 高橋 聡英
前回に引き続き、後見人に選任されてからのお話です。
4 財産管理の具体的方法は? ――― 預金通帳・証書類の保管、現金出納帳の作成
被後見人(以下「本人」といいます)の財産はあくまでもその本人のものですから、きちんと区別・管理するため、以下のことを行う必要があります・
・預金通帳、証書類の保管
・現金出納帳の作成および収入・支出の記録
【現金出納帳のイメージ】
年月日 | 項目 | 収入 | 支出 | 残高(円) |
27.4.1 | 財産目録2-1記載口座より引き出し | 60,000円 | 60,000円 | |
27.4.3 | 食料品購入 | 6,371円 | 53,629円 | |
・・・・ | ・・・ | |||
5 判断に迷ったときは? ――― 家庭裁判所(以下「家裁」といいます)に連絡
日常的な収入・支出以外にも突発的・イレギュラーな収入・支出が生じた(る)場合には、家裁の後見センターに連絡してその判断を仰ぐようにしてください。
【具体例】
① 保険金を受領した場合
② 遺産分割をする場合 (→特別代理人=本人の権利を守るために遺産分割協議に
参加する人=の選任が必要な場合あり)
③ 財産を処分する場合 (居住用不動産を処分する場合は別途家裁への申立が必要)
④ 高額商品を購入する場合(介護用品等で高額なものなど)
⑤ 自宅の改装費などを支出する場合
⑥ 債務を返済する場合
⑦ 立替金を精算する場合
⑧ その他(高額な慶弔費の支出など)
6 その他必ず連絡すべきことは? ――― こんなときも家裁に連絡
① 本人が転居したとき(自宅から施設などへ)
② 後見人が転居したとき
③ 本人が死亡したとき
④ 後見人が死亡したとき
⑤ 後見事務報告書(定期的な収支等の報告)の提出が遅れる場合
次回は、本人の財産を不当に利用されない制度として運用が始まった信託制度についてお伝えします。
2015年5月15日
から nn
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2015.5.15
青葉通信5月号巻頭言
事業所長 武者明彦
昨年、伸びすぎた庭木をみな剪定したせいで上空が開けて、我が家の狭い庭では雑草たちがやたらと勢いづき、ちょっとしたお花畑の様相を呈しています。ナガミヒナゲシ、オッタチカタバミ、ヒメジョオン、アメリカフウロ、オニタビラコ、カラスノエンドウ、ハハコグサ、ユウゲショウ等々。一つひとつは目立たない小さな花ですが、よく見ると趣のある花ばかりで、しばらくこのまま放置することにしました。さて、2014年度決算の作業もほぼ目処が立ってきたので、昨年度(2014年4月1日から2015年3月31日)を振り返り、新しい年度(2015年度)の課題を確認したいと思います。
*****
《実施した事業の概要》
2014年度当初に、近隣の特別支援学校卒業生の動向や現在の地域のニーズを踏まえ、就労継続支援B型事業と就労移行支援事業の利用定員変更をおこないました。多機能型事業所としての定員は95名のまま変わりありません。家族同居の利用者が多い中、利用者とその家族の高齢化が著しく進んでおり、家族による支援が困難になると思われる家庭や、家族への支援が必要になっている家庭が増えています。こうした実態を踏まえ、緊急度合いの高い利用者から地域での自立生活を視野に入れた支援計画を作りました。
1. 就労継続支援B型事業(定員80名から87名に変更)
年間を通じて在籍者が80名定員を超える状況が続き、今後も実習依頼や利用希望者が増える見通しであることから、支援体制を強化したうえで定員を87名に増やしました。
就労支援事業の売上高は、メールサービス事業に加え物品販売や受託作業などにも仕事の幅を広げ目標、前年度実績を超過達成することができました。一方、加工高は目標を上回ったものの、前年度実績は下回る結果となりました。中央官庁や自治体から障害者優先調達推進法を念頭に置いたと思われる仕事の引き合いが増えてきたので、大きなチャンスととらえ積極的に受注しています。
2. 就労移行支援事業(定員15名から8名に変更)
専門の就労支援チームがかかわることで就労実績が着実に上がる一方、期間の定めのある就労移行支援事業を利用する前に、B型事業などで事前準備期間が必要な利用者が増えています。こうした背景もあって年間を通じて定員をうめられない実態を踏まえ定員変更を行いました。そうした中、6名が就職することができたことは大きな成果でした。
3. 障害者計画相談支援事業への協力
前年度に開始したコロニー障害者計画相談支援室ふきのとうには、事業課の従業員1名が相談支援専門員として関わり、130名あまりの計画策定に携わりました。
4.委託訓練の実施
東京しごと財団が実施する知識・技能習得訓練コースに「メール作業の基本技術の習得」を訓練内容として2名の訓練生を受け入れました。両名ともに無事80時間の訓練を終了することができました。
5.福祉サービス第三者評価の実施
利用者本位のサービスをより向上させるとともに、従業員にとって働き甲斐のある職場を実現する指標とするため、東京都民間社会福祉施設サービス推進費補助を受け実施しました。利用者満足度は前回を上回る結果となりましたが、同時に課題も見えてきているので、評価を今後に生かす取り組みが必要です。
6.事業継続計画(BCP)を策定
前年度中に、大規模震災などで被害を受けても中心業務を継続することができるよう、事業継続計画を策定しましたが、当期においては、帰宅困難者の受け入れを想定した、東京都条例に基づく消防計画の改定版を策定する作業に着手しました。これらの計画作りに係ることで、従業員に万一の事態に備える意識が定着しつつあります。日常の危機管理にも活用していきます。
《事業実績の概況》
2014年度の当センター全体の当期活動増減差額(損益)は824万円の黒字となりました。前年度は1,272万円であったので449万円黒字が減りました。
1.就労支援事業
就労支援事業(作業活動による収支)については、永らく赤字体質でしたが、赤字解消を目標に中期的に取り組んだ結果、当期にようやく10万円ほどの黒字を計上することができました。売上高は10,539万円で、前年度より101.1%、119万円増加しました。一方工賃の原資となる加工高は4,137万円で、前年度の96.8%、137万円減少しました。荷造配送費が4,681万円と加工高をしのぐほどに膨らんでいることが要因で、加工高比率は39.3%と低い水準でした。
2.福祉事業
障害福祉サービス等事業収入(公費収入)は予算対比で95.5%、前年度実績対比で103.3%でした。予算との関係では、人件費支出、事務費支出、積立資産支出等が予定外の出費があり予算を超過しました。
3.処遇状況
① 給与・工賃
工賃の見直しが必要な利用者について、作業評価に基づき改訂しました。また、従業員の給与は年齢給、勤続給プラス1号俸の改定を行いました。賞与は、従業員利用者ともに3.9ヶ月相当分を支給しました。福祉・介護職員処遇改善加算を原資として、従業員に年度末一時金を支給しました。
② 福利厚生
3月28日に多磨全生園において花見を実施しました。桜の開花には少し時期が早すぎました。8月1日に暑気払いを、9月27日に青葉祭を、11月14日に日帰り旅行を予定通り実施しました。12月6日を研修日とし、午前中は一般にも呼び掛けて成年後見制度についての講習会を開催、多くのご家族にも参加していただきました。この日の午後は忘年会を実施しました。
③ プログラム
10科目のプログラムを218回開催し、参加した利用者は延べ1,978人に上りました。一回あたりの参加者は9.1人であり、スポーツ、読書、調理、歌う会、ヨガ、ボランティア等の人気が高く、参加者も多かったようです。
④ 苦情申し立て状況
当期中に苦情の申し立てはありませんでした。
4.その他のうごき
① 組織・人事
年度末に2015年度に向けた体制に移行しました。主な変更としては、支援課に課長を配置。福祉事業本部へ1名を異動。就労移行支援事業を事業課所属に組織変更。営業担当者の増員配置。これらに伴う従業員の役割変更等です。
② 教育・研修
法人内研修を含む15コースの研修に、非常勤従業員を含む延べ23名が参加しました。
外部研修としては、精神保健福祉基礎研修、支援力を高める研修、高次脳機能障害者相談支援研修、青年期の発達障害理解に関する研修、障害者雇用セミナー、社会福祉士実習指導者講習、安全衛生推進者養成講座等。法人内部研修としては、新人研修会、中堅従業員研修会、ゼンコロ主催研修としては、山形で実施した就労移行支援事業担当者研修会、沖縄で実施した放課後等デイサービス事業研修会、ゼンコロセミナーです。
③支援活動
JDF(日本障害フォーラム)被災地障害者総合支援本部の要請により、10月3日から10日まで宮城県内の島嶼(とうしょ)部の調査活動に所長が参加しました。
④ 施設、設備整備
補助金による事業として、東京都共同募金会の補助を受け、パソコンプログラム用のPC4セットを新規導入しました。またウインドウズXPのメーカーサポート終了に対応するため、自己資金で情報処理係の利用者用のPC7セットを更新しました。
⑤ 地域交流
東村山市障害福祉計画推進部会に委員を送り、地域の障害者施策作りに積極的に参画しました。また、東村山市障害者地域自立生活支援センター運営連絡会、あんしんネットワーク会議、市内の精神障害者関連団体が集うケア検討会などに委員を送り、ネットワークづくり、情報収集に努めました。市内小、中学校の体験学習を受入れ、近隣老人施設でのボランティア、地元自治会との交流、近隣地域の清掃、青葉祭などを通じ、地域住民との交流を深めました。
⑤ 定例会議の開催
部課長会(月1回)、幹部会(月1回)、従業員全体会議(月1回)、営業課会、各係会、安全衛生委員会などを実施しました。方針の周知徹底、利用者の問題解決を綿密に行いました。毎月初めに全体朝礼を行いました。
⑥ 広報活動
月刊広報誌「青葉通信」とブログ(ホームページ)を活用して広報活動を行いました。巻頭言では折々のニュースを伝え、プログラム活動の案内、利用者の投稿によるみんなの広場の定番記事に加え、前年度から司法書士による成年後見制度をテーマにした連載を掲載しています。
⑦ 防災・安全・衛生
防災訓練6回(うち1回は地震を想定)、安全衛生委員会11回、従業員を対象に普通救命講習、また、秋津消防署職員立会いのもと自衛消防訓練効果確認を実施しました。嘱託医による相談、コロニー東村山の看護師による健診を毎月実施しました。
*****
今週から2015年度上半期個別支援計画の見直し面談が始まりました。一人ひとりが、夢の実現に近づくことができるよう目標を確認しあう大切な機会ですので、事前に担当従業員に相談するなど、準備の上ご参加ください。また、今年は例年より随分時期が早いのですが、6月5日に赤城クローネンベルクへの日帰り旅行が予定されています。準備は互助会の面々が進めてくれています。梅雨入り前はいきなりの夏日や風の強い日もあって、体調管理が難しい時期なので、今のうちから気をつけておきたいものですね。
2015年5月7日
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2015年4月26日
から nn
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4月3日は青葉ワークセンターのお花見でした。
ご近所の多磨全生園は、桜の名所でもあります。
今年はドンピシャ満開の花見になりました。
青葉の花見は、花見弁当とおだんご。
準備してくれた互助会の皆さん、ありがとうございました。
2015年4月20日
から nn
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2015年4月15日
から nn
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2015.4.15
青葉通信4月号巻頭言
事業所長 武者明彦
桜の季節は過ぎましたが、ハナミズキや色とりどりのツツジなど、しばらくは春の花々が楽しめます。本号では、先月実施した給食アンケートの結果についてお知らせします。
****
■アンケート用紙は3月時点で在籍している97名全員に配布しました。そのうち60名の方が回答を寄せてくれました。全利用者に対するアンケート回答率は61.9%でした。そもそも食堂を利用していない利用者の方もいるので、3月の食堂の平均利用者数の66名を分母にすると回答率は90.9%となり、昼食に対する関心の高さがうかがえました。
以下に各設問に対する回答率を示します。(設問によっては無回答があるので、それぞれの合計が100%にはなりません)
1.給食に満足していますか?
はい 43名 (72%)
いいえ 4名 ( 7%)
ふつう 9名 (15%)
2.給食の量についてどう思いますか?
多い 11名 (18%)
少ない 5名 ( 8%)
ふつう 36名 (60%)
3.味付けについてどう思いますか?
濃い 5名 ( 8%)
少し濃い 6名 (10%)
ふつう 40名 (67%)
少し薄い 2名 ( 3%)
薄い 1名 ( 2%)
4.好きなメニューはなんですか?
・とんかつ・鶏のから揚げ・めん類・スパゲッティーマカロニサラダ・カレーライス・丼もの・ハンバーグ・ポークソテー・煮魚料理
5.嫌いなメニューはなんですか?
・辛いもの・野菜サラダ・酢豚・くらげの和え物・魚料理・コンソメスープ(味がなくお湯を飲んでいるみたい)
6.増やしてほしいメニューはなんですか?
・野菜・エビフライ・カレーライス・ラーメン・丼もの・焼きそば・ピザトースト・たらこスパゲッティ―・コーンスープ・サンドイッチ・各種サラダ・ポテトフライ
7.減らしてほしいメニューは何ですか?
・和え物・西京焼き・魚料理・サラダ系・揚げ物
8.ご意見があったらお聞かせください
・麺類のつゆが全般に少ない。ラーメンなどは麺が隠れるぐらいつゆが欲しい。
・塩分の量が多いので減らしてほしい。
・魚が生臭い。肉が固い。美味しそうに見えない。良い匂いがしない。
・デザートが付いていたら嬉しい。
・満足感を持って頂いています。
・毎日給食を楽しみにしています。
・いつも刻み食にして頂きありがとうございます、等々。
■また、当センターでは、全従業員が交替で検食を行っています。その検食簿の中にも今後の食事提供の参考になる内容が多く記載されています。最近の記述から拾い上げてみました。
・アジの南蛮漬け、お酢の具合が丁度よくおいしかった。
・うどん、野菜がたくさん入っていておいしかった。
・オーロラソース、唐揚げと合っていて美味しかった。野菜はカットの仕方なのかやや固かった。
・鮭の南蛮漬け、味付けが良かった。そぼろが少し鶏肉の肉臭さが残っていた。献立のバランスとれている。
・季節の催しが反映されて、季節感が感じられ良かった。
・かつ丼の汁がもう少しご飯にかかっていると食べやすい。小松菜の白和え、ちょうど良い味付け。
・ミートソースの麺が伸びていて味付けも残念。
・酢鶏の肉が小さいうえに4つだけしかなかったので物足りなかった。甘みが少し強かった。
・イカリングフライはもう少し大きくするか、レタスをキャベツの千切りにした方がボリューム感出るのでは?
・ロールキャベツ、コンソメスープ、味付けがほど良くおいしくいただきました。ご飯が少し硬いので柔らかくしてほしい。
・ポークソテーの肉が固く気になった。オニオンソースの味が薄くソースを掛けました。味噌汁は出汁の味があり美味しかった。
・小松菜はニンジンが入っていて彩が良かった。
・タンメンは野菜が摂れて良いが、青い野菜があると彩的にも栄養的にも良いと思う。麺の汁が少なく塩辛かった。
・ダンドリチキンのカレー風味美味しかった。お肉もやわらかで食べやすかった、等々。
■いつも厳しい予算の中、工夫を凝らして少しでもおいしい昼食を、と奮闘してくれている食堂スタッフに感謝します。これからも、より良い食事を提供し続けることができるよう、皆さまのご意見を参考にさせていただきます。アンケートへのご協力ありがとうございました。
****
新しい年度に入り、特別支援学校から2名の方が仲間に加わりました。グループホームで新生活を始めた皆さんも毎日元気に通ってきてくれています。この季節は自分でも気づかない緊張や疲れが隠れています。少しでもリラックスできるよう、仕事の後や休日の過ごし方などにも一工夫してみましょう。
2015年4月7日
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2015年3月15日
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2015.3.15
青葉通信3月号巻頭言
事業所長 武者明彦
啓蟄(けいちつ)も過ぎ、だいぶ春らしい陽気となりました。3月9日に開催された、社会福祉法人東京コロニーの評議員会、理事会において、2015年度の事業計画及び予算が承認され、当センターにおいても、この計画を実施するための体制を確定し、新しい年度を迎える準備を進めているところです。本稿では2015年度の、部門ごとの支援計画の概要と、すでにお知らせしていることも含みますが、それを実施するための体制についてお知らせいたします。2月号とあわせてお読みいただければ幸いです。
***
1.部門別支援計画の概要
個別支援計画はこれまで同様に、サービス管理責任者と各班の担当者が中心となって策定しますが、係長を中心に全従業員が連携して日中支援にあたります。生活場面の支援が必要な利用者が増えていることから、他機関との調整や係や課を超えた支援ができるようにするため、支援課(総務)に課長を置き、部門を超えて担当従業員のサポートを行う管理職(スーパーバイザー)として役割を果たすこととします。各部門に共通する支援内容は以下の通りです。
① 家族や支援機関と支援目標を共有し、利用者一人ひとりのQOLの充実を図ります。
② 利用者と家族の要望を把握し、必要に応じてプログラム活動の内容を更新します。
③ 通所が不安定な利用者や、作業活動に参加することが困難になっている利用者については、家族や医療機関などと連携して支援します。
④ 月に一度の精神科嘱託医のカウンセリングは、利用者はもちろん、従業員や利用者家族からも有効活用されており、継続していきます。
⑤ 記録の回覧やメーリングリストを活用し、フロア間、従業員間のコミュニケーションを図り、連携して支援できる体制とします。
2.支援課(総務部門)
事務センターや所内の各部署等と連携をとりながら、訓練等給付費の請求業務や、プログラムの企画と調整、勤怠管理、実習や見学者の受入れ、入退所の手続き等の多岐にわたる業務を円滑に遂行するとともに、新規利用者の積極的な受け入れを行います。また、下半期に障害のある児童が放課後や長期休暇中に利用できる「放課後等デイサービス事業」を立ち上げるための準備を行います。
① 総務厚生担当
(ア) 施設運営管理、安全管理、環境整備、受付業務、セキュリティ管理などの業務を行います。
(イ) 給付費等の請求業務や給与計算等の業務を事務センターと連携をとりながら円滑に行います。
(ウ) 新規利用者、見学者の受入れ窓口となり、必要な手続き及び調整などを行うとともに積極的な受入れを行い、利用者の確保に繋げます。
(エ) 特別支援学校、大学からの実習生受入れ窓口として、実習受入れ部署との調整を行います。
(オ) プログラム活動の推進を円滑に行います。プログラム参加希望者の調整、ボランティアの受入れ、整理、見直し、外部との調整を行います。
(カ) 就労移行支援係の業務が円滑に進むよう協力を行います。
(キ) 嘱託医による医療相談、看護師による健康相談の希望者受付を担当します。看護師と連携して健康診断を年2回実施します。
② 新規事業準備担当
下半期を目処に「放課後等デイサービス事業」を立ち上げるための準備を行います。また事業実施にあたって中心的役割を担います。
3.営業課
厳しい受注環境ですが、売上高目標を前年実績並みとします。利用者の工賃の原資につながる仕事の確保を確実に行うため、営業担当を1名増員配置します。また情報処理係(情報処理室)と緊密に連携しながら、顧客サービスの向上に努めます。
① 営業担当
障害者優先調達推進法を念頭においた商談や、既存顧客からの紹介等を有効に活用し、受注に繋げるようにします。また、中心作業のメール発送作業に留まらず、情報処理、清掃、簡易作業等幅広い仕事の受注を目指します。
(ア) 利用者が中心に行うことができる仕事は、単価を下げてでも確実に受注します。
(イ) 新規事業の開拓や既存顧客からの受注拡大に向けて積極的に動き、作業の空きが出ないように努力します。
(ウ) 前年度に引き続き、施設外での受託作業として東京都葛飾福祉工場ならびに八潮配送センターの清掃業務、高齢者施設でのベッドメイク作業、ヤマトDM便のポスティング作業、東村山市内の小児クリニックの清掃業務を行います。
(エ) 老朽化した営業車1台を入れ替えます。
② 情報処理係(就労継続支援B型事業、A班)
出力作業では、メーカーのサポート終了に伴いダイレクトプリンター(宛名印刷機)2台の入れ替えを行います。新機種導入により、印字速度と品質の向上が可能となると期待しています。
入力作業では、法人内他事業所(コロニー中野、コロニー東村山)の協力により、大規模小売店舗チェーンの顧客データの入力作業の受注量を増やす方向です。当該作業については安定的な対応を行いつつ、他社案件にも多く対応できる体制を確立します。
また、在宅での就労継続支援B型事業利用者受入れを行うため、作業環境の整備と訪問での支援を行う体制整備を進めます。
(ア) 利用者専用の作業マニュアルの作成など入力作業のための環境を整備します。
(イ) 標準作業時間を設定し正確な作業時間の見込みを行い、効果的なスケジュール管理を目指します。
(ウ) 利用者の多様な障害や変化する状況に的確に対応できるよう、従業員の研修参加の機会を増やし、情報の収集、蓄積、共有化を進めます。また、内外の関係者との連携により、生活場面での課題も含めた支援を心がけ安定的、継続的に通所ができるようにします。
4.事業課
これまで就労継続支援B型事業の三つの係で構成してきましたが、本年度は就労移行支援事業(就労移行支援係)を含めた課の体制とします。
作業活動においては、前年度の課題であった仕様書の確認や入荷数量のチェック等の基本作業を徹底するとともに、顧客満足を高めるために品質管理を最優先課題として取り組みます。利用者も含めた全作業者を対象にプライバシーポリシーについての研修を行い、Pマークを取得している意識をさらに高め、個人情報等の漏洩防止に努めます。
作業量の確保は引き続いて最大の課題です。照合の必要な作業等複雑な工程を含む作業が増えてきていることから、工程を工夫し利用者が係わることのできる作業をできる範囲で切り出していきます。障害の重度化や加齢に伴う作業能力の低下等によって、これまではできていた作業に取り組むことが難しくなっている利用者については、適性や状況を考慮したうえで新たな作業に振り替えていきます。通所の不安定な利用者が多い部署においては、納期遅れが発生しやすい傾向にあることから、係間で進捗状況を確認しながら調整を図っていきます。
ヤマト運輸のメール便配達は、地域に貢献できる業務として位置づけ、一係と二係を中心に取り組んでいますが、携わることが可能な利用者が増えていることから、先方と調整の上配達範囲を拡げることを検討します。
八潮配送センターの清掃は、利用者のリーダーが中心になってチームを組み、全員が連携して作業を行います。館内清掃についても同様に、利用者中心のシフトを継続し、技術の習得を目指します。
物販事業については、被災地商品のほかに飲み込んでも安全で安心な口腔ケア商品「オーラルピース」を加え、販路開拓のための対策を講じながら取り組んでいきます。
プログラム活動は、利用者とその家族の意見や要望を取り入れながら、内容の充実を図ります。日中活動の支援としては、落ち着いて作業に取り組むことが困難な利用者について、弾力的に休憩を取り入れる等の支援を行い、常時見守りが必要な利用者については担当係、フロアを超えた支援を行います。事業課各係の計画は以下のとおりです。
① 就労移行支援係(就労移行支援事業)
就職者の輩出に伴い、定員に満たない状況が続いています。前年度下半期より、利用者募集の活動を行っています。引き続き支援機関や特別支援学校などへの働きかけを強化していきます。
(ア) 就労移行支援を行ううえで、利用者及びその家族と十分な情報交換を行う事に留意します。
(イ) ハローワーク、各地域の就労支援センターなど外部機関との連携を密に行い、効率良い支援ができるようにします。
(ウ) 就労、実習先確保の為、地域や企業との関係の構築に取り組みます。
(エ) 就労移行支援プログラムについては、総務厚生係、製造部門等と協力を行い、中身の濃いプログラムを実施できるよう取り組み、支援の充実化を図っていきます。
(オ) 事業所間での連携を密にして、就労に関する情報交換や情報収集を行い、就職活動につなげ
ます。
(カ) 清掃プログラムの特化のもとハローワーク、各地域の就労支援センター、特別支援学校など外部機関との連携を図り、新規利用者の受け入れに努めます。
② 一係(就労継続支援B型事業、B班、C班)
(ア) チェック体制を整え、ミスロスを出さない環境作りを心掛けます。
(イ) 各係と連携し作業の内作率を高めます。
(ウ) 通所が不安定な利用者については、安定して通所できるよう支援します。
(エ) 就労を希望する利用者については、就労意欲を高め就労移行へ移行できるよう支援します。
③ 二係(就労継続支援B型事業、D班、E班)
(ア) ミス、ロスの撲滅のため、仕様書の確認を随時行い従業員間で情報の共有を密に図っていきます。
(イ) 作業室の整理整頓を徹底し、環境整備に心掛けます。
(ウ) メール便配達については複数の従業員対応が取れる体制とします。
(エ) 聴覚障害がある利用者に対応できるよう手話等を取り入れ、支援の仕方を工夫します。
(オ) 研修には自主的に参加するよう促していきます。
④ 三係(就労継続支援B型事業、F班、G班)
(ア) 利用者の体調を安定させるため、病院や支援センター等と連携をとり、毎日通所できるよう支援します。
(イ) 今後も地域の社会資源を最大限に活用し、安定した生活を送ることができるよう支援します。
(ウ) 緊急対応が必要な場合には、嘱託医や病院とも連携をとり、速やかな対応を心掛けます。
(エ) SSTでは繰り返し訓練を行い、社会性を身に付けることを目標にします。
(オ) 引き続き、清掃リーダーを中心に清掃指導に当たります。
5.組織図
2015年度の組織図は以下の通りです。
***
4月1日、西東京市にオープンする天神山グループホーム「こあらハイツ」、当センターからも3名の利用者が、真新しい自分の城に移ることを心待ちに準備を進めています。新年度の人事体制は、今後もご家族との生活から地域での生活に移る方が増えて行くことを念頭においたものですが、この季節にはつき物の事業所間の人事異動も予定されています。それに伴い担当が変わる班やプログラムもありますが、利用者とご家族の皆さんにご心配をおかけしないよう、引継ぎ期間をしっかり取って進めますのでご安心いただきたいと思います。
三寒四温、もうしばらく不安定な気候が続きますが、早咲きの桜はもう咲き始めています。体調管理にも気を付け乗り切りたいものです。
2015年2月25日
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今回は、(審判確定後)後見人に選任されてからのお話です。
1 最初の仕事は何ですか? ――― 財産目録と収支予定表の作成
後見人等は選任後、まず次のことをしなければなりません。
①被後見人(以下「本人」といいます)の財産目録を作成し家庭裁判所に提出すること
②本人の年間収支予定を立てること
財産目録の作成が終わるまでは、後見人は「急迫の必要がある行為」しかできません(民法第854条で定められています)。ですから、本人の財産を明らかにするために、まずは財産目録を作成し提出してください。
2 他にどんな仕事がありますか? ――― 職務の遂行
① 申立のきっかけとなったことが特別にある場合、これを行います。例えば、遺産分割、施設との契約、預貯金の引き出しなどです。
② 上記の行為が完了しても、後見人等としての職務が終了するわけではありません。後見人等は、本人の財産を保護するという義務があります。東京家庭裁判所では、下記のことが重要であるとして文書で説明しています(東京家庭裁判所・同立川支部 「成年後見申立の手引き」平成26年3月版より抜粋)。
・本人の財産の運用は、投機的なものは認められていません。元本保証されているものだけです。
・本人の利益に反して本人の財産を売却したりしてはいけません。ただし、例えば施設に入所するため多額の金銭が必要で、その費用捻出のため自宅を売却することなどは、家庭裁判所が許可すれば認められます。
・成年後見人等(自分)自身などに対する貸し付け・贈与はできません。
③ 本人の財産から支出することが許される事例として、次のようなものがあります。
・本人自身の生活費
・本人が第三者に対して負っている借金の返済
・成年後見人等がその職務を遂行するために必要な経費(手数料など)
・本人が扶養義務を負っている配偶者や未成年の子などの生活費など
3 日常的に行うことは何ですか? ――― 財産管理
上記のとおり後見人等は、「本人の保護」を第一に行動すべきこととなります。したがって、本人の財産と後見人自身の財産とをきちんと区別し、管理することが求められます。後見人になると、本人の預貯金管理等ができる反面、責任も生じます。
財産の管理については、通帳や証書類を保管し、現金出納帳を作成して、収入・支出をきちんと管理することが求められます。(続く)