トーコロ青葉ワークセンター

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2014年12月15日
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上半期の事業結果について(2014年4月1日~2014年9月30日)

2014.12.15

青葉通信12月号巻頭言

事業所長 武者明彦

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街の紅葉も先週あたりがピークだったようで、落ち葉が舞う季節となりました。先月14日には群馬県の原田農園と埼玉県の花園フォレストに日帰り旅行に行ってきました。初めてのリンゴ狩りをやって楽しかった。昼食のしゃぶしゃぶがすごくおいしかった。ローズガーデンを散策したりベンチでおしゃべりしたり、写真を撮ったりのんびり過ごせて楽しかった。等々アンケート結果を見てもみなさんそれぞれに楽しんできたことがうかがえます。日帰り旅行については別の記事でお知らせすることにして、本稿では上半期の事業結果についてご報告させていただきます。

************

1.総括

本年度当初に、近隣の特別支援学校卒業生の動向や現在の地域のニーズを踏まえ、就労継続支援B型事業と就労移行支援事業の利用定員の変更を実施しました。多機能型事業所としての定員は95名のままとしました。家族と同居する利用者が多い中、利用者とその家族の高齢化が著しく進んでおり、家族による支援が困難になると思われる家庭や、家族への支援が必要になっている家庭が増えています。こうした実態を踏まえ、緊急度合いの高い利用者から自立生活を視野に入れた支援計画を策定しました。また、こうした事業の内容や利用者の状況については、毎月発行する「青葉通信」とホームページを通じて広報を行いました。

① 就労継続支援B型事業(定員80名から87名に変更)

前年度は年間を通じて在籍者が80名定員を超える状況が続き、今後も実習依頼や利用希望者が増える見通しであることから、支援体制を強化したうえで定員を87名に増やしました。

就労支援事業の売上高は、メールサービス事業を中心に前年度実績を何とか維持している状況が続いています。差益管理をしっかり行うと共に、物品販売や受託作業などにも仕事の幅を広げながら、加工高についても前年実績並みの確保を行うことができました。今年に入って、中央官庁や自治体から障害者優先調達推進法を念頭に置いたと思われる仕事の引き合いが少しずつ増えてきました。大きなチャンスととらえ積極的に受注しているところです

②  就労移行支援事業(定員15名から8名に変更)

当期においては4名が就職することができました。専門の就労支援チームがかかわることで就労実績が着実に上がる一方、期間の定めのある就労移行支援事業を利用する前に、一定の就労レベルまで引き上げるための事前準備期間が必要な利用者が増えています。こうした背景もあって年間を通じて定員充足が難しくなってきている実態を踏まえ定員変更を行いました。

③  障害者計画相談支援事業への協力

前年度に開始した障害者計画相談支援事業には、事業課の従業員1名が兼務で関わり、100名あまりの計画策定に携わりました。

④  委託訓練の実施

東京しごと財団が実施する知識・技能習得訓練コースに、「メール作業の基本技術の習得」を訓練内容として2名の訓練生を受入れました。両名ともに無事80時間の訓練を終了することができました。

⑤  福祉サービス第三者評価の実施

利用者本位のサービスをより向上させるとともに、従業員にとって働き甲斐のある職場を実現する指標とするため、東京都民間社会福祉施設サービス推進費補助を受け実施しているところです。当期においては利用者調査と経営層ならびに従業員調査が完了しました。

⑥  事業継続計画(BCP)を策定

前年度中に、大規模震災などで被害を受けても中心業務を継続することができるよう、事業継続計画を策定しました。当期においては、帰宅困難者の受入を想定した、東京都条例に基づく消防計画の改定版を策定する作業に着手しました。これらの計画の策定作業に係ることにより従業員に万一の事態に備える意識が定着しつつあります。日常の危機管理にも活用していきます。

 

2.事業状況の概要

① 就労支援事業の収支

工賃の原資となる作業活動の収支です。赤字を解消させることを目標に中期的に改善に努めてきましたが、当期においてようやく187万円の黒字を計上することができました。売上高は5053万円で、前年度増減で170万円の増、前年度に対する伸び率は103.5%、工賃の原資となる加工高は2273万円で、増減では52万円の増、伸び率は102.3%でした。加工高比率は45.0%で前年度より少し下がりました。

② 福祉事業の収支

施設運営に必要な給付費などによる事業の収支です。多機能型全体としての給付費収入は前年同期に比べ430万円増加しました。4名が就職したこともあり前年度の比べて利用者が3名減少していますが、通所率が高まったことが影響していると思われます。

③ 当期活動増減差額

すべての事業の合計損益は1077万円の黒字となりました。前年度は615万円であったので462万円好転しています。就労支援事業が黒字となり、福祉事業も順調であったことが要因です。

 

3.人員の推移

期中における在籍者の推移です。従業員の増減や異動はありませんでした。利用者は3名が新規に利用を開始し6名が利用契約を終了したため、期中増減では3名の減となりました。当期は就労移行支援事業を通じて4名が就職を果たしました。

 

4.処遇状況

①  工賃

中期事業計画で利用者の工賃向上に向けた計画を策定していますが、当期においても可能な限りの改定を行いました。時間工賃の見直しが必要な利用者について、作業評価に基づき改訂を実施しました。夏季賞与は工賃の月額換算額の1.5ヶ月分を支給しました。

②  福利厚生

3月28日に花見を、8月1日に暑気払いを、互助会の企画で実施しました。9月27日に青葉祭を実施しました。準備は利用者も含む実行委員会を組織して行いました。

 

5.個別事業状況

① 支援課 総務厚生担当(総務部門)

事務センターや所内の各部署等との連携をとりながら勤怠管理、実習や見学者の受入れ、入退所の手続き、見学者対応、プログラムの企画や調整など、多岐にわたる業務を円滑に遂行しました。

②  支援課 就労移行支援係(就労移行支援事業)

ハローワークや各地域の就労支援センターなど外部の支援機関や医療機関、事業所内においても作業訓練を担当する部署などと連携を密に行い、より良い支援が行えるように心がけています。こうした取り組みの結果、上半期4名が就職に結びつくことができました。そのうち1名は東京都教育委員会のチャレンジ雇用によるものでした。職場定着支援としてのアフターフォローを継続的に実施しているため、当期の離職者はいませんでした。

個別支援計画を作る際には、可能な限り家族等の参加を促し、利用者も含め十分な情報交換を行いながら個別面談を通じて目標を作成しています。支援計画は実績や達成状況を踏まえ、3カ月ごとの見直しを行っています。上半期後半より週間スケジュールの見直しを始めました。下半期に向けて更に充実した支援メニューを作成していきます。また、実習者を受入れましたが、新規利用には繋がりませんでした。利用定員に満たない状況が常態化しているため、新規利用者の募集方法を検討し、下半期以降の充足に努めていきます。

③ 営業課 営業担当

売上高は前年度実績を上回ることができましたが、今年度計画を上回ることはできませんでした。加工高は、前年度実績、今年度計画とも上回ることができました。主力のメールサービス関連の受注においては、定期物以外では見積競争や入札が多く、単価を大幅に下げ、採算ベースぎりぎりのものもやっと受注できるといった状況になっています。また、障害者優先調達推進法を念頭にしたと思われる商談の中から、いくつかの案件を受注に結びつけることができました。

メールサービス以外の事業(簡易作業、防災、物販、清掃、データ入力、新規事業)についても充実させていくことが求められているところです。清掃作業については、八潮配送センターに加え近隣の小児クリニックの室内清掃業務を受託できましたが、公園清掃業務は、顧客のニーズに沿った対応が難しいため受注を断念しました。入力業務については、前年度後半に受注した大手店舗の顧客データ入力を多くの利用者が対応できるようになってきており、それに伴って件数を増やして対応できるようにしました。

④ 営業課 情報処理係(就労継続支援B型事業、A班)

当期は入力作業の繁忙状況が続いたため、利用者の出力作業への関わりが減少しました。下半期は入力作業が若干減少することが見込まれるので、再び利用者の出力作業での活躍の機会を提供していきます。 前年度から始まった新規の入力作業について、各利用者の習熟度に合わせた作業範囲を設定し、ミスのない成果となるよう工夫を行いました。当期の入力作業における月平均売上高は92千円ほどでした。下半期は、少なくとも上半期を超える売上高を当該入力作業で得ることを目標としています。

入力作業繁忙のため、高次脳機能バランサー(ソフト)の活用機会が減少しました。また、より必要度の高い利用者ほど、ラジオ体操や関連プログラムへの参加が少ない傾向にありました。下半期は、高次脳機能障害のある利用者については高次脳機能バランサーの活用頻度を多くするとともに、身体機能維持が必要な利用者については機能維持に結びつくプログラムへの参加を促していきます。

⑤ 事業課(就労継続支援B型事業)全般

メールサービス作業では、品質管理を最優先課題として取り組んだ結果、ミスロスを最小限に抑えることができました。個人情報を数多く取り扱うことから、常にプライバシーを守る意識を持たせる取り組みを行いながら漏洩防止に努めました。通所が不安定な利用者が多く在籍する部署においては、作業が予定通りに進まないことも多く、係間で常時進捗状況の情報交換を行いながら、納期に支障を起たさないよう調整を行いました。

清掃作業では外部清掃2ヶ所を受託していますが、高い技術のある利用者が未収得の利用者に技術指導を行い、スキルアップに貢献しました。また、館内清掃でも同様に技術のある利用者が基本作業を習得できていない利用者に作業指導を行う形で技術向上に取り組んでいます。

ヤマトメール便配達では知的障害者を中心に配達業務を行っていますが、個別の課題を設けながらスキルの向上を目指して支援を行った結果、予想以上の成果が得られました。

プログラム活動では、落ち着いて作業に取り組むことが困難になっている利用者に参加を促すなど、通所することの動機付けを行いました。係ごとの総括は、以下のとおりです。

⑥ 事業課 一係(B班、C班)

係長が工務を兼務することとしました。入荷物のチェックや外注管理を中心に、営業からのサポートを受けながら業務にあたりました。基本作業に徹し、ミスロスを出さない体制を整えました。 熟練度の高い利用者が多く在籍していることから、内作率の向上に努めました。 通所が不安定な利用者については本人、家族、支援機関等から情報を収集し、通所できるよう支援しました。グループホーム入居者の支援は、世話人と情報を共有し取り組みました。 物品販売として被災地施設の商品とオーラルピースの販売を行いました。ショーケースへの商品陳列、販促用の幟旗の出し入れ、接客等に利用者が主体的に関わり取り組みました。

⑦ 事業課 二係(D班、E班)

常勤従業員1名を内部異動により配置しました。ヤマトメール便配達を二係の作業として取り込むための体制作りを行いました。ミスロスを減らすため、整理整頓を心がけました。一般就労を希望する利用者が入所したことから、関係機関と連携し情報を共有しました。障害の特性に配慮し、必要に応じて席替えを行いました。作業室内で集中して作業に就くことが困難な利用者には、ゴミ回収やプログラムの準備など補助的な作業の手伝いを試行しました。

⑧ 事業課 三係(F班、G班)

新規利用者の見学や実習の受入れを積極的に行いました。安定した通所ができるよう関係機関と連携し、支援に当たりました。体調が不安定な利用者に対して、嘱託医や医療機関に相談し対応すると同時に、必要に応じて受診同行を行いました。作業面においては、それぞれ得意な部分を引き出せるよう支援内容を組み立てました。当期はSSTを実施できませんでしたが、行える体制を現在も調整中です。

 

6.その他

① 組織・人事

当期においては特段報告すべき変更はありませんでした。

② 教育・研修・支援

法人内研修を含む7コースの研修に、非常勤従業員を含む延べ12名を参加させました。 外部研修としては、精神保健福祉基礎研修、支援力を高める研修、高次脳機能障害者相談支援研修、障害者雇用セミナーに参加させました。内部研修としては、法人が行う新人研修会に2名を、ゼンコロ主催のゼンコロ就労移行支援事業担当者研修会に1名を、ゼンコロセミナーに5名を参加させました。

③ 設備

ウインドウズXPのサポート終了に対応するため、情報処理係の利用者用のPC10セットを更新しました。

④ 補助事業

東京都共同募金会の補助を受け、パソコンプログラム用のPC4セットを新規導入しました。

⑤ 地域交流

東村山市障害福祉計画推進部会に委員を送り、地域の障害者施策作りに積極的に参画しています。また、東村山市障害者地域自立生活支援センター運営連絡会、あんしんネットワーク会議、市内の精神障害者関連団体が集うケア検討会などに委員を送り、ネットワークづくり、情報収集に努めました。市内小、中学校の体験学習受入れ、近隣老人施設でのボランティア、地元自治会との交流、近隣地域の清掃、青葉祭などを通じ、地域住民との交流を深めました。

⑥ 定例会議の開催

部課長会(月1回)、幹部会(月1回)、全体会議(月1回)、営業課会、各係会、安全衛生委員会などを実施しました。方針の周知徹底、利用者の問題解決を綿密に行いました。毎月初めに全体朝礼を行いました。

⑦ 防災・安全・衛生

防災訓練2回(火災)、安全衛生委員会5回、従業員を対象に普通救命講習、また、秋津消防署職員立会いのもと自衛消防訓練効果確認を実施しました。嘱託医による相談、コロニー東村山の看護師による健診を毎月実施しました。

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現在、下半期の個別面談が進んでいます。面談でご家族とお会いするたびに、もう半年が過ぎた、と思い知らされます。年を経るごとに時間が過ぎるのが早くなってきているようです。インフルエンザのシーズンに入ったので、健康管理に気を付けて、冬を乗り切っていきましょう。

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2014年12月9日
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年末年始のお知らせ

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拝啓

初冬の候、貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

さて、まことに勝手ながら、弊社年末年始の営業につきましてお知らせ申し上げます。

皆様にはご迷惑をお掛けいたしますが、なにとぞご容赦願います。

今年一年ご愛顧を賜りまして感謝申し上げますと伴に、

皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

敬具

年内営業  平成26年12月26日まで

年始営業  平成27年  1月   5日より

社会福祉法人 東京コロニー

トーコロ青葉ワークセンター

営業担当者 道下・坂本

東村山市青葉町2-39-10

電話 042-395-0452

FAX 042-395-1451

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2014年12月9日
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日帰り旅行

11月14日(金)日帰り旅行に行ってきました。
今回の行き先は群馬県にある原田農園。
到着後にまず昼食を取り、そのままパフェ作り体験。
その後、園内の農園へ移動してりんご狩り、というプランでした。

ということで、朝9時、群馬県にある原田農園へ出発!!
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バス車内では恒例のカラオケ大会を行い、
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昼頃には無事到着しました。

そして早速昼食会場へ。
しゃぶしゃぶ、けんちんうどん、天ぷら等々これだけでも
なかなかのボリュームでしたが、続いてパフェ作りに突入。
おかわりは出来ませんでしたが、盛り放題だったので、
皆さんアイスクリームや生クリームをたっぷり盛っていました。
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そしていよいよりんご狩りです。
農園には赤や黄色のりんごがたくさん実っており、
お土産用のりんごをどれにするか迷ってしまいました。
その場で食べるりんごは、係員の方が専用の機械で剥いてくれます。
様々な種類のりんごを堪能して、大満足でした。
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帰りに寄った花園フォレストでは、たくさんのスイーツにうっとり。
お土産を買う人、ソフトクリームを食べる人、
バラの咲く園内を散策する人、それぞれに楽しみ、
17時30分過ぎに無事帰着。
食べて食べて食べて・・・食欲の秋を満喫した日帰り旅行でした。

最後にアンケートに寄せられた皆さんの感想を
少しご紹介したいと思います。

・りんごがあまくてとてもおいしかったです。またいきたいです。
・木に生ったりんごを直接もいで食べられて楽しい経験だった。
・いろいろ食べておいしかった。
・全体的にとても良かったです。お天気も良く、お腹も心も満腹。

来年はどんな旅行になるのか楽しみですね!!

2014年11月25日
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成年後見制度⑥

司法書士 高橋 聡英

前回(2014/8/31)の続き

今回は、裁判所に申立をする方法やその後の手続についてお話しします。

Q1 どの裁判所に提出すれば良いのでしょう? <申立をする裁判所(管轄)>
本人の住所地(=住民登録をしている場所)を管轄する家庭裁判所です。
本人の住所地(住民票)が東京都にある場合は、次のとおりです。
・23区(および諸島)の場合  東京家庭裁判所後見センター(千代田区霞が関)
・上記以外の市町村の場合    東京家庭裁判所立川支部後見係(立川市緑町)

Q2 申立の時、お金を用意する必要がありますか? <費用について>
すでに記載してきたとおりですが、印紙代+切手代などで合計6,600円~8,300円
さらに医師の鑑定が必要な場合にはその予納金(事例によって異なりますが5~10万円)を用意する必要があります。

Q3 申立をした後、手続をやめることはできますか?
いったん申立をすると、その申立を取り下げる(とり止める)には、家庭裁判所の許可が必要となりますのでご注意ください。

Q4 いきなり裁判所に書類を持っていって良いのですか?
東京家庭裁判所に申立をする場合、事前に提出先の裁判所に電話をして面接日の予約を行ってください。通常、申立後すぐに、ご本人や申立人について家裁で面接を行います。
また、申立書類については、その面接日の3日前(休日除く)までに提出をするようにしてください。郵送でも大丈夫です。詳細は係の人に聞きましょう。

Q5 申立の後、面接をすると聞きましたがどんなことを聞かれるのですか?
申立時の面接では、概ね、次のようなことを聞かれるようです。
・申立に至る事情
・本人の生活状況、判断能力、財産状況
・ほかの親族の意向
・後見人等の候補者について、その適格性(財産を管理する立場にふさわしいか)など

Q6 本人に対しても面接を行いますか? 裁判所に行かなければならないのですか?
はい、本人の意見を聞かれることもあります。本人が家庭裁判所まで出向くことが可能であれば、申立の時に一緒に行きます。体調等の原因で本人が出向くことができなければ、後日、家裁の担当者が家や病院に面接に来ます。

Q7 面接が怖いです。
家裁の職員の人と面接、というと大変怖そうで緊張しますが、皆さん、概ね丁寧に対応してくれています。ただ、本人の財産の管理については、きちんと管理できるかどうかについて詳細に尋ねてくる場面が増えている傾向があります。面接は1時間程度で終わることが多いようですが、長くなることもありますので時間には余裕を持ちましょう。

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2014年11月20日
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成年後見制度講習会のお知らせ

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晩秋の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日ごろより当センターの運営にご理解とご協力を賜り、心から御礼申し上げます。

さてこの度、当センターにおきまして、下記の内容で一般の方向けに「成年後見制度」に関する講習会を開催いたしますので、ご案内申し上げます。お誘いあわせの上、多くの皆様にご参加いただければ幸いに存じます。

「成年後見制度」に関する講習会

《場 所》 トーコロ青葉ワークセンター

TEL:7042-395-1439 FAX:042-395-1451

E-mail:tocoloaoba@tocolo.or.jp

《日 時》 2014年12月6日(土) 9:00~11:00

《講 師》 司法書士 高橋聡英氏

※参加費は無料、ご家族の皆さんをはじめ、どなたでも参加出来ます。

 

以下は、業務連絡です。

当日は通常の就労日となっています。「成年後見制度」に関する講習会の後に、当センター従業員と利用者を対象として、「プライバシーマーク」教育研修会が予定されています。従業員と利用者は全員参加となっていますので、下記の時間をご確認いただき、ご参加を下さい。

「プライバシーマーク」教育研修会

《場 所》 トーコロ青葉ワークセンター 3階作業室

《日 時》 2014年12月6日(土) 11:15~12:15

《講 師》 事業所長 武者明彦

なお、「プライバシーマーク」教育研修会終了後に、互助会主催による忘年会が行われます。今年1年を振り返り、皆さんで大いに楽しみましょう。

※従業員・利用者対象

※当日は 就労日の為、欠席の場合には必ずご連絡いただきますようお願いいたします。

 

社会福祉法人 東京コロニー
トーコロ青葉ワークセンター
事業所長  武者 明彦

2014年11月17日
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宮城県の島嶼(とうしょ)部の調査に行ってきました

2014.11.15

青葉通信11月号巻頭言

事業所長 武者明彦

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11月に入り朝晩冷えこむ日が多くなってきました。街にも紅葉が下りてきて目を楽しませてくれています。本稿では、日本障害フォーラム(JDF)みやぎ支援センターの要請でゼンコロが行った被災地調査に私も参加してきましたので、現地の実情などをレポートします。

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JDFでは、東日本大震災直後から岩手、宮城、福島の三県に支援センターを開設して、障害者の生活支援や調査活動を続けてきましたが、宮城県内の島嶼部の仮設住宅で暮らす障害者の生活状況が未調査であったため、構成団体である一般社団法人ゼンコロに調査依頼がありました。この要請に応えて山形コロニー、長野コロニー、東京コロニー(コロニー東村山、コロニー中野、トーコロ青葉ワークセンター)から総勢7名が、3つのチームに分かれて地域を分担して調査を行いました。私のチームは今年10月3日から10月7日までの間、塩竈市浦戸諸島 (野々島、桂島、寒風沢島)と、東松島市宮戸島 (宮戸小グラウンド、月浜地区、室浜地区)の仮設住宅を訪問してきました。
結論から言うと、我々が調査した6か所の仮設住宅には、現在調査対象となる障害者はいなかった、と言う事になります。しかし視点を変えれば、島々には多くの高齢者が歩行困難などの障害を抱えながら、急峻な島の高台にある仮設住宅で暮らしています。仮設で暮らす住民の方や自治会長、(地)区長の皆さんからうかがうことができた島の暮らしをお伝えします。

調査メンバー

調査メンバー(室屋、岩崎、足助、川崎)

 

① どのようにして助かったのか(複数の住民の話、島民全般の状況)
野々島:地震の直後に塩竈市職員の津波が来るとの呼びかけで高台の学校に避難した。津波による死亡者はなかった。カキの作業中に地震があり身一つで避難した。地震と同時に家から裸足で逃げた。島の反対側からも波が越えてきた。竹やぶから塩水が噴出した。
桂島:地震が来た時に高台にある学校に避難した。津波による死亡者はなかった。現在仮設内に障害者はいないが、仮設外に家族同居の引きこもりの方がいて、行政も状況を把握している。高台にあるペンションの主人は地震直前に塩竃市内にいたが急遽島に戻って無事であった。ペンションやクルーザーは無事だったが、塩竃市においてきた車は全壊した。食材や洋服、寝具を被災者に提供した。
寒風沢島:地震が来た時に小学校跡地に避難した。その後家に引き返した3人が津波で亡くなった。位牌だけを持ってお寺に避難し助かった。カキや海苔の養殖で生計を立ててきたが港がほぼ壊滅し、今年1軒のみ事業を再開できた。
宮戸島:震災で島内では40歳代の引きこもりの男性1名が死亡、懐中電灯を握りしめていた。現在島に障害者はいない。被災した民宿は観光客相手に地引網などを再開した。

② 仮設住宅の生活で困っていること(複数の住民の話、島民全般の状況)
野々島の状況:仮設住宅は夏暑く冬寒い、石油ストーブが使用できないので暖まらない。医療は診療所に週1で医師が来る。買い物は生協の車での販売が週1回ある。生鮮品などは塩釜で買い、ヤマト宅急便で送ってもらうので困っていない。年内に復興住宅ができて全員が移れる予定。
桂島の状況:塩釜市、区長、民生委員などが連携して対応しており問題はない。復興住宅の基礎までできており年内に全員が移れる予定。復興住宅の工事に伴い騒音、ほこり、景観の悪化があったので申入れして配慮してもらった。地域では漁船など無くした人と残った人の軋轢がある。医療は診療所に週1~2日医師が来る。買い物は生協の販売が週1回、民間業者の販売が週1回ある。生鮮品などは塩釜で買い、ヤマト宅急便で送ってもらう。たくさんボランティアが来てありがたかった。
ボランティアが持ち込んだテントが貯蔵庫として使われていた。取材中に獲れたてのハマチが差し入れられて、島民同士の助け合いが基本にあることがうかがわれた。

ハマチの差し入れ

ハマチの差し入れ

寒風沢島の状況:障害者が1名いたが震災後島外へ移って現在島に障害者はいない。住民の話、被災住宅から金品がなくなることがあり大変な思いをした。島外で働きたいという息子に思いとどまってもらいカキの養殖を続けている。年内に復興住宅ができて全員が移れる。
塩竃市の3島のひとり一人の状況が共有されている様子。島のコミュニティーの強さがうかがえた。
宮戸島の状況:島内3か所の仮設住宅に島外の矢本地区や野蒜(のびる)地区の住人も避難している。県の方針で防潮堤などの嵩上げが優先し、事業復興が後回しになっている。仮設住宅から家を確保できた人からそれぞれの地域に帰ってゆくので毎日のように住人が居なくなりさびしくなる。復興住宅ができると皆移れる。復興住宅には障害者の夫婦が入居する予定。

③ 調査活動で感じたこと
今回の調査対象の仮設住宅には障害者はいないことが確認されました。しかし、仮設の住民のほとんどが高齢者と思われ、歩行困難な方も多く見られました。何れの島でも復興住宅の建設が急ピッチで進んでいて、仮設暮らしの不自由さからは年内(だいぶ遅れているか?)にも脱却できるようですが、島嶼部でも小中学校の統廃合が進み、子供もその親の世代も島を出てしまい、高齢者だけが住む孤立した島になりかねない危険性を感じました。島の暮らしを支えてきた強力なコミュニティーが維持できなくなるのかもしれません。
また、防潮堤や住宅地の嵩上げが優先されていて、どこを見ても重機が入り土の山が築かれていますが、一方島を支えていたカキや海苔の養殖、漁業、観光などの仕事がほとんど壊滅している事への対策が後回しになっていると感じている住人もいます。嵩上げが終わった土地には誰も住んでいないと言う事にならないよう、安全対策と並行して、産業振興や景観維持に力を入れる必要があることを痛感しました。

この高さまで防潮堤が築かれる

この高さまで防潮堤が築かれる

仮設暮らしに不自由を感じている人は案外少ない様子でした。医療機関は週1回、商品の販売も週1回などの状況ですが、島の暮らしはもともと都市部に比べれば不自由を伴っており、これは震災以前から変わっていないものと思われるので、特別不自由と感じていないのかもしれません。

***********

寒風沢島では、仲間同士で資金を出し合い、自力でカキの養殖事業を復興させた皆さんが、今年完成したばかりの作業場でカキ剥き作業をしていました。今シーズンの解禁日と言う事で、剥きあげたばかりのカキを分けていただき食することができました。言うまでもなく寒風沢のカキの味は格別でした。ネット販売も始めたとのことですので、この機会にお取り寄せをしてみてはいかがですか。島の特産品を味わう事が、新しい復興支援につながるかもしれませんね。

カキの作業場を再開した長南さん夫妻

カキの作業場を再開した長南さん夫妻

解禁日に向けて、カキの殻むき大わらわ

解禁日に向けて、カキの殻むき大わらわ

 

2014年11月10日
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臨時休業のお知らせ

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秋涼の候、貴社いよいよご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。
誠に勝手ながら都合により、 臨時休業をさせていただきます。
ご不便をお掛けいたしますがよろしくお願い申し上げます。
尚ご不明な点がございましたら担当営業までお問い合わせ下さい。
今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

臨 時 休 業 日

11月14日 (金曜日)

社会福祉法人 東京コロニー
トーコロ青葉ワークセンター
営業担当者  道下 ・ 坂本

東村山市青葉町2-39-10
電話 042-395-0452
FAX 042-395-1451

2014年10月25日
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多摩あおば病院 交流祭

10月4日(土)多摩あおば病院にて行われた交流祭で、
被災地支援商品の販売をさせて頂きました。
多摩あおば1
多摩あおば3
牛タンカレー、トマトカレー、油麩丼、つみれ汁を販売しましたが、
ありがたいことに全て完売!!
一番に売り切れたのは、なんと一番高額の牛タンカレーでした。
まだ食べたことのない方は、当センターの店頭でも販売していますので、
ぜひ一度試してみて下さい。

お買い上げいただいた方、呼んでくださった多摩あおば病院さん、
どうもありがとうございました。
多摩あおば2

2014年10月20日
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学生さんが見学に来ました

先日、社会事業大学の先生と学生さんが
総勢18名で見学に来て下さいました。

社会事業大学からは社会福祉士を目指す学生さんが
毎年相談援助実習に来ており、
今回のような形での見学も毎年行われています。
当事業所とは何かとご縁のある大学です。

今回来て下さった皆さんはとても熱心で、
案内をした私たちも嬉しくなりました。

最後は全員で記念撮影。
社事大見学写真1
いつか素敵な支援者になった皆さんに
お会いできることを楽しみにしています。
社事大見学写真2

2014年10月15日
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トーコロ青葉ワークセンター利用者の生活場面の状況

2014.10.15

青葉通信10月号巻頭言

事業所長 武者明彦

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 10月3日から7日までの間、JDFみやぎの要請を受けて、島嶼(とうしょ)部で被災して仮設住宅で暮らす障害者の暮らしぶりを調査するため、宮城県内のいくつかの島々を訪問してきました。このレポートは次号の青葉通信でも報告させていただきます。本稿では、当センターの利用者の皆さんの生活場面の状況についてお知らせします。

 

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はじめに

トーコロ青葉ワークセンターは、養護学校(現在の特別支援学校)の卒後の受け皿が欲しいという切実な要請に応えて1990年に身体障害者通所授産施設としてオープンしました。また1995年には建物を増築し、1フロアずつを使って知的と精神の通所授産施設を開設し、当時全国的にも類がない、身体、知的、精神三障害合築の通所授産施設となりました。2007年には障害者自立支援法に基づく多機能型事業所に移行して、現在に至ります。今年で設立以来24 年が経過したわけです。

 

当センター利用者の一般的な状況

開設当時18歳だった利用者は42歳になり、同居するご家族のほとんどが70歳代に差し掛かっています。障害も多様化し身体、知的、精神の三障害にとどまらず、近年は発達障害や高次脳機能障害などの利用者も増えつつあります。また、複数の手帳を持つ利用者も増えています。

昨年度(2013年度)末の利用者総数は100人(身体障害者16人、知的障害者59人、精神障害者25人)、平均年齢は37.4歳、在籍年数 は9.4年でした。利用者の年齢分布では最近特別支援学校などを卒業して利用開始した10代、20代は23人、30代が30人、40代が35人、50代が12人となっていて、40歳以上の利用者が半数近くを占めています。

 

生活場面の状況の把握

通所施設は日中支援の場所ですが、家庭での生活が維持できなくなれば通所もできなくなるので、年2回行っている面談では、ご家族が高齢になって支援が得られなくなる前に何か準備をしているかどうかをお尋ねすることにしています。従来の個別支援計画は、施設での日中活動場面、つまり作業活動やプログラム活動を通しての支援に重点を置いてきましたが、それとは別に、生活場面の事柄について面談などを通じて状況を把握し、地域生活を支える他の機関との連携で可能な限り支援して行く方向に重点を移しつつあります。

当センターでは、5月から7月の間で今年度上半期の個別支援計画見直しのための面談を実施しました。97人の利用者とそのご家族、支援機関やグループホームの職員等を交え、利用者の生活面の変化を把握し今後必要となると思われる支援について想定を行いました。年を経るごとに相談内容も深刻さを加え、利用者支援というよりもそのご家族についての支援が必要なケースも増えてきています。

 

今回の面談を通じてわかった生活状況

① 家族(親、兄弟)同居の利用者は70人です。家族の高齢化も著しく進んでおり父親または母親と二人暮らしの利用者も増えています。

② 現在グループホームで生活している利用者は、5人が新たに利用を開始して14人になりました。また近い将来のグループホーム利用を想定して、見学や短期入所(ショートステイ)を希望する利用者(家族)は24人いました。この中にはすでに短期入所を試したことがある5人が含まれています。

③ 近い将来グループホームをと考えている利用者(家族)のうち、グループホームを親亡き後の生活の場と考えている家族は17人に上りました。一方グループホームを利用するには家賃などの費用も掛かるため、経済的不安から二の足を踏む家族も複数あります。

④ 自宅やアパートなどで一人住まい、ないしは家庭生活を営んでいる利用者が14人いますが、そのうち8人が訪問看護や居宅支援(ホームヘルパー)、移動支援、成年後見制度等の社会資源を活用しながらの地域生活となっています。

⑤ 生活保護の受給者が13人いますが、ほとんどがグループホームや公営住宅、アパートで独居している利用者で、生活保護が地域生活の最後の支えとなっています。

⑥ 障害基礎年金の無い利用者が15人います。そのうち9人は年金が無く生保護も受給していません。未成年者の場合、今後申請により年金を受けられる可能性がありますが、どちらの受給もできない場合、家族の支援が受けられなくなったときの経済基盤をどうするのかの心配につながります。就職して独立できればそれに越したことはありませんが、施設での就労の場合、残念ながら今の工賃レベルは地域生活を支えられるだけの金額にはなっていません。

 

当センターが行ってゆく生活面での支援の例

こうした現状を踏まえ、今年度下半期は以下の取組を重点的に行います。

① 各市の担当窓口や計画相談事業所に対し、福祉サービスを必要としている背景を伝え、利用できるよう後押しをしてゆきます。利用可能な社会資源の情報を利用者(家族)に伝えて行くことや、地域生活支援センターへの登録を促してゆくことも行います。

② 利用者の多くが家族同居であり、ご家族の高齢化が進んでいる中、ご家族の支援が得られなくなった後の生活への不安が年を経るごとに大きくなっています。グループホーム移行を希望する利用者について、この半年をめどに見学から短期入所利用と、不安を解消しながら段階的に体験して行けるように支援を行います。

③ そのための準備として、家事の手伝い、清掃、買い物、着替え、髭剃り、洗髪など、自分でできる事を増やすため家庭と連携して支援をします。また、休日の過ごし方を豊かなものにするため、公共交通機関の利用や移動支援の活用などを促して行きます。

④ プログラム活動への参加を促し、自立に向けた準備を後押しします。現在実施しているプログラムは、以下のとおりです。

・体力づくりに役立つもの:スポーツ、ヨガ、散歩など

・趣味や自己表現に役立つもの:手工芸、歌う会など

・生活に幅を持たせるもの:調理、読書、農作業など

・就労や社会参加に役立つもの:パソコン、ボランティアなど

⑤ 地域生活を安心して営む上で必要となる成年後見制度の理解を進めるために、青葉通信とホームページに司法書士による解説を連載してゆきます。

 

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最後に、大切なお知らせです。12月6日の土曜日に、皆さんもご存知の高橋聡英(たかはしとしひで)司法書士による、成年後見制度に関する実例も踏まえた研修会を開催することにしています。質問や相談の時間もとりたいと思いますので、興味のある方にもお声掛けいただき、お誘いあわせの上ご参加ください。

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