去る11月6日(土)に開催されたゼンコロ版アビリンピック(第6回交流型技能競技会)に、コロニー東村山からDTP係のAさんが出場しました!
ゼンコロというのは東京コロニーが加盟する団体で、毎年行われるこの競技大会は技能向上と所属法人の連帯を高めるのが目的です。
通常ならどこかの法人に全国から参加者が集まって全3種目が行われるのですが、今回は新型コロナの影響によるリモート開催ということで、各法人をインターネットでつなぎ、DTP部門のみが開催されました。DTPというのは、パソコンで文字や写真などを配置して印刷物の紙面をレイアウトする作業のことです。
いつもならお休みの土曜日の、いつもの出勤時間より1時間近く早い集合です。それに参加するのですから、Aさんの意欲の高さがうかがえます。
今回の課題は「手話教室の募集チラシ」。それを制限時間の2時間のあいだに制作します。課題は事前に発表されますが、チラシの中で使われる文章や写真・イラストなどは競技直前に支給され、それを2時間でカタチにするのですから大変です。
Aさんは1回目に参加したときは緊張と焦りもあり、完成までこぎつけられませんでした。でも今回は昨年に続いての3回目の出場。特に緊張する様子も見せず、当日来ていた東京コロニー事務局長から激励の言葉とともにペットボトルのお茶をもらい受け、準備万端。いざ開始です。
普段通りに淡々と作業を進める姿は頼もしい限り。途中1回、休憩をはさむのですが、付添人が声をかけても余裕が感じられました。そして2時間が経過して競技終了。前回に続き、見事に完成させることができました。
午後からはパソコン画面を通しての懇親会。東京コロニー代表のAさんを含む、青森、山形、ながの、山口、福岡、熊本の各法人からの全10名の参加者に加え、付添人、主催委員たちと交流しました。
まずは出来立ての作品をパソコン画面上に映しながら、制作者がそれぞれ制作意図や工夫した点を話していきます。同じ課題で作っていても、制作者の個性あふれる、さまざまなタイプの作品がありました。
その後は、参加者が簡単な自己紹介をしながら歓談。Aさんが自己紹介のときに勤続約30年であることを話すと、司会者から「勤続30年でもなおアビリンピックに出場して技能向上を目指しているのは、すばらしいですね!」との言葉をいただき、他の参加者から尊敬のまなざしを浴びていました(ような気がしました)。
最後に山口県コロニー協会さんご提供のカップとお菓子をおみやげにいただきアビリンピックは終了。楽しく充実した時間となりました。
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後日、「最優秀賞」「優秀賞」「技能賞」の発表があったのですが、Aさんは残念ながら受賞ならず…。でもそのときすでにAさんは次回への抱負を語っていました。まったく見上げた向上心です。勤続50年までには最優秀賞を取りましょうね!
(Aさんをはじめ、各参加者の作品や大会の模様は、いつも配布されるゼンコロの会報誌に掲載される予定です。そちらもお楽しみに!)