年末年始休業のご案内
コロニー東村山、コロニー印刷では下記の期間、年末年始休業とさせていただきます。
期間:2022年12月29日(木)~2023年1月4日(水)
※2023年の年賀状のデザインには、水ノ上 茉優さんの作品を使用しました。
コロニー東村山、コロニー印刷では下記の期間、年末年始休業とさせていただきます。
※2023年の年賀状のデザインには、水ノ上 茉優さんの作品を使用しました。
コロニー東村山業務係では、新しい取り組みとして利用者さんと一緒に営業活動をしています。
業務係では株式会社トライフ様のオーラルピースを全国のハンズやネット注文された全国のお客様に発送作業を毎日行っています。
こちらに入荷された際に箱が潰れていた、発送作業の時に誤って箱を潰してしまった商品はこれまで流通出来ず、その処理に困っていました。
なんとかこの箱が潰れた商品を有効に使えないかと、業務係はもとより営業システムとともに考え、利用者さんの社会性の向上を目的に営業活動に使えないかとの考えに至りました。
この内容を株式会社トライフ様に提案したところ、手島社長から一時間もたたないうちに快諾のお返事を頂きました。
ここから利用者さんの営業活動はスタートしました。
まずは東村山市周辺の老人ホームなどに電話でアポを取って出かけています。
「自然成分100%の歯磨き粉のオーラルピースです。梅味なので唾液が出やすく、お年寄りの方に大人気で、飲み込んでも安全なので上手に吐き出すのが難しい方にもおすすめです。」
このようにいつも電話で伝えたところ、これまで訪問を断られた経験はありません。
アポ取得率100%です。
このセールストークの内容も利用者さんと一緒に考えています。
それではちょっと固い話が続いたので実際の営業活動の写真を見てください!
この機械でカットしたイラストシールをオーラルピースサンプルに貼っています。
利用者さんのイラストシールは可愛いと好評です。
この他にも自主製品で作成しているキャンドルを入れる袋を止めるバックシーラーもトライフ様に寄贈頂いております。本当に心より感謝です!
ちょっと見づらいですがオーラルピースを入れている紙袋も利用者さんの描いたイラストがある自主製品です。
そしてこれまでの営業成果の報告とオーラルピースについての質問をするため株式会社トライフ様の本社のある横浜まで3名の利用者さんと一緒に行ってきました。車中では緊張していたみんなですが迎えてくれた加古様と植田様の素敵な笑顔を見たら、みんなの緊張も一気にほぐれ、オーラルピースに関して熱い談義が始まりました。
Yさんは
「どうしてアウトドア用の歯磨き粉を開発したのですか?」
Kさんは以前、トライフ様がコロニー東村山全員に無償で提供して頂いたハンドクリームについて。
「トライフ様のハンドクリームはどうしてべたつかないで、さらっとしているのですか?」
その鋭い質問に驚いた加古様と植田様でしたが、とても優しく笑顔で丁寧にお答えいただき、私たち全員オーラルピースへの愛が確実に深まりました。そして今後の営業のヒントもみんな共有できたようです。本当にありがとうございました。
普段作業室で作業をしている利用者さんですが、この営業活動は手作業は得意だけど挨拶が苦手な利用者さんにとっては良い訓練に、逆に手作業は苦手だけど、人と話すが大好きな利用者さんにとっては自分が活躍をする場所になっています。
これからは動物病院や利用者さんが卒業した特別支援学校などへの営業も考えています。
今後ともコロニー東村山業務係とオーラルピースをどうぞよろしくお願い申し上げます。
業務係 N
誠に勝手ながら、コロニー東村山では下記の日程を夏期休暇とさせていただきます。
8月17日(水)より通常営業となります。
何かとご迷惑をお掛けすることと存じますが、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。
アートビリティ登録作品:「夏の山」木村 眞実
当事業所は2021年度に日本財団の助成を受けて電子化に係る機器整備を進めつつ、同年6月より新規事業としてデジタル事業を立ち上げました。
当時の背景はコロナ禍で世の中の生活スタイルが大きく変化する中、想像を超えるスピードで紙媒体の需要が一気に冷え込み、事業の柱である印刷事業が大きく揺らいでいた時期の決断でした。事業を立ち上げる際に、「印刷の片手間では絶対に失敗に終わる。」事業として開始するには日本財団の助成で機器を整備するだけではなく、覚悟を決めて新たに人材を採用し、人材と供に事業を育てて行く決意をしました。
全く手探りの状態で事業立ち上げに悪戦苦闘する中、見学者の受け入れ、研修者の受け入れ、日本財団の視察等、要求された依頼はすべて先方のアポイント通り一切断らずに受け入れつつ半ば強引に事業を推し進めました。
国立国会図書館の仕事が無事に受託できた際にも、当初は完全アウェイの状況で、民間企業でも数社しか参入できていないハードルに国立国会図書館側でも心配されていたと思います。しかし、メンバーが手探りながらも、丁寧に作業を進めた結果、スピードは遅くても画像の品質が高いことを認識いただきました。事業所では新規参入で失敗したら後がないとプレッシャーを掛け続けましたが、デジタル事業のメンバー5人を中心に事業所全体で協力を得られ、決められた納期通り次につながる形で納品を終えることができました。
成功というバトンが繋がったことで今年度は当事業所だけではなく、全国から研修に参加した7拠点が加わり8拠点でのビッグプロジェクトが7月から開始されました。今年は全国のハブ拠点として更に求められることは大きいですが、あらゆる困難に立ち向かった経験を活かし、必ず成功に導く事をメンバーと共有しながら日々、準備を進めております。
結びに事業の立ち上げに伴い仕様書の読み込み、必要なツールの開発、作業スペースの確保、実作業の遅れの手伝い、利用者さんの関わり方に関する指導等、書き表せないくらい皆様にご協力いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
東京コロニー コロニー東村山
副所長 髙橋 宏和
コロニー東村山、コロニー印刷では下記の期間、年末年始休業とさせていただきます。
※2022年の年賀状のデザインには、よし介工芸館さんの作品を使用しました。
コロニー印刷ではオフセット印刷を行っています。
上記の記事でも紹介しましたが、オフセット印刷を行う場合、コロニー印刷ではアルミのプレートに版を焼き付け、印刷機にかけて印刷を行っています。昔は大きな現像機を使い現像液の廃液が大量に出て、あまり環境に良いとは言えない状態でした。そこで廃液をなくしリサイクル工程を含め地球環境に配慮した、自動現像機・薬品が不要となる「完全無処理サーマルCTPプレート」に切り替え、地球環境問題に少しですが貢献できるようにしました。
プレートを切り替えるだけの簡単な作業と思われがちですが、そうでもありません。現像機を使った場合、プレートが現像されて版がはっきり見えるのでその時点でミス等も発見できたのですが、「完全無処理サーマルCTPプレート」は印刷機の処理水で現像するので、印刷するまで版がどんな状態かわかりません。刷版以前の工程での厳しいチェックが要求されます。プレートが違うと印刷機の設定も変わるので現場は大変な苦労がありました。
そして今年、プレートの販売元の富士フイルム株式会社様より、使用量に応じたCO2の削減量を記したカーボン・オフセット証明をいただきました。
証明が出ると今までの苦労が報われた気がします。
製本係の紹介をします。
突然ですが「本」を思い浮かべてみてください。本の内容ではなく「本の形」です。
それは教科書でしょうか?それとも文庫本?他にも週刊誌や漫画、商品のカタログなど、沢山の種類の本がありますよね。
製本係は、それら全ての本の形に仕上げる「製本作業」を行っています。
厳密に言いますと、製本部は製造部の仕上げを行う係です。製造の過程で言えば最後にあたり、制作部でデータ化、刷版、印刷、そして仕上げとなります。
様々な様式の本、一枚のチラシ、ポスター、財布の中に入れておくようなお店のスタンプカード、名刺、ハガキ、などなど…。書ききれない程の多くの紙の媒体がありますが、通常印刷部署からは何面も貼られた(面付といいます)、とても大きな紙の状態で引き継ぎます。
先ずはそれらを断裁します。全てはここから始まり、折り、丁合、綴じ、入紙、仕上げ断裁、梱包…という具合なのですが、各過程を説明すると一つの記事には納まりそうもありません…。各作業とても複雑なのですが、実は面白い作業なので、興味がありましたら是非見学に来て下さい。
一番大事な事は、全体のスケジュール組みです。端から仕事をこなしているだけではいけません。幾つもの仕事を同時に進行し、円滑に仕事をこなさないとなりません。
そのあたりはベテランの職員が引っ張ってくれますので、忙しいとか大変とか辛いと感じる事はなく、所員6人・利用者11人で毎日頑張っています。
製本係 I
コロニー東村山、コロニー印刷では下記の期間、年末年始休業とさせていただきます。
※2018年の年賀状のデザインには太田利三さんの作品を使用しました。
2018年1月5日(金)より通常営業となります。
よろしくお願い致します。
みなさん今日は、今回は東京コロニーコロニー東村山内にあります製造部第二製造課印刷係の紹介をさせていただきます。(長い名称ですが私のせいで決してありませんがあしからず)
印刷係には、従業員3名、知的障害者の方2名、聴覚障害の方1名、身体障害の方1名、知的障害者の方1名の8人のメンバーで日々の作業を行っています。
印刷係、機種の紹介
菊判四色機1台、菊判反転二色機2台、四六/四切機1台、A-3両面機1台、モノクロオンデマンド菊四切機2台
ところで皆さん、印刷という言葉は知っていると思いますが、どの様な仕組みかごぞんじですか?コロニー東村山ではオフセット印刷、オンデマンド印刷の2種類があり、作業を行っています。オンデマンド印刷においてはお客様からいただいたデータを製作の人達が面付等行いデータをオンデマンド機に送りそれを出力する簡単に言うとコピー機の様な物です。オフセット印刷機においては、お客様からいただいたデータだったり、コロニーでデザインしたデータ等を刷版(原版と区別していいます。又、アルミの平板に焼き付けること)し、そのアルミ板を印刷機に取付け印刷を行います。
オフセット印刷機械の仕組 三つの筒状の物があります。
版は正しく読める文字、絵柄が焼き付けられています。
その絵柄をブランケットに転写します。この状態を簡単に言うと、社会人なら皆さんが持っている印鑑と同状態、文字や絵柄が逆になります。
写されたブラン胴に押し胴で圧力(2tほど)をかけその間を用紙が通り用紙にしっかりとした(読める)状態に写されるという仕組になっています。
つまり上部の絵に書いてあるように正しい状態の物を一度逆にするこのことをオフといい、その逆にしたものに対し圧力をかけ正しい状態にすることをセット言っています。この様な仕組みによって行われる印刷をオフセット印刷と呼んでいます。
オフセット印刷の歴史はそんなに古いものではありませんが、認知度があり、印刷、製本の職場で使用されている言葉(用語)などほとんど辞書にあります。たとえば文章に使用した転写、破(ヤレ)等。
皆さん、少しだけでいいです。興味を持ち辞書を開いて見て下さい。
あっ、ごめんなさい。今はネット時代ですから、検索と言った方が良いのかもしれません。
拙い説明文かと思いますが興味を持たれた方がいらっしゃるようでしたら印刷室まで来ていただければ、実際、機械を前にし説明させていただきます。
by c.a
サポート刷版係wさんの職場紹介です
刷版の紹介です先ず、その前に少し印刷用語の説明をします。
刷版→印刷機にセットする版の事です
P.S版→アルミニュウム板に感光液をあらかじめ、塗布している版
CTP→コンピューター・トゥ・プレート略して、CTP
データを直接レーザーによって、刷版に焼き付ける方式
無処理版→現像工程を無くし、廃液の出ない、環境に良い、P.S版です
刷版係の仕事は、印刷で使用する、刷版を出力するところです。今、印刷業界ではCTPが主流です。そして、無処理版は、まだ導入している会社は少ないと聞いています。この辺が、タイトルに有った「時代の最先端」を行っているかと思います。日々、印刷予定を確認して、納期に間に合う様に頑張っています。ぜひ一度、見学に来てください。