成年後見制度の学習会について
10月29日は、従業員研修の一環として、高橋司法書士による成年後見制度についての学習会を行いました。当事業所には全従業員が一堂に会せる場所がないことから、トーコロ青葉ワークセンターの食堂を会場に行いましたが、せっかくの機会なので当事業所と青葉ワークセンターの利用者ならびにご家族にもご案内させていただいたところ、30名を超える皆様にご出席いただき、このテーマへの関心の高さをうかがうことが出来ました。
講師は利用契約の際に立会人をお願いしている高橋聡英司法書士で、お話の内容は成年後見制度、特に法定後見制度の概略で、どのような場面でこの制度を利用するか、どのような支援が受けられるのか、後見人になれる人と後見人の報酬(申し立てがあったときに家庭裁判所の家事審判官が、適正妥当な金額を算定するそうです)など導入編ともいえるもので、関連して遺言や信託など、成年後見制度と併用して活用したい他の制度の活用例などもお話いただきました。資料に基き実例を織り込みながらわかりやすく説明していただいたため、皆さん最後まで熱心に聴講していただくことができました。講演後にも講師に個別に相談されていた方が多かったことも関心の高さをうかがわせる一幕でした。学習会後のアンケートでは、制度の内容については、よく理解できた、だいたいわかったとのご意見が多く、ご家族に制度を利用したい方がいますか?の質問には、将来的には利用したい、よく理解した上で検討したいといったご意見が多く寄せられました。また、感想としては、
・ 制度の名前は知っていたが、今回の説明でほぼ理解できた。
・ これからしっかり考えてゆこうと思った。
・ 体が弱ってから後見を考えればよいと思っていたが、早めにしたほうがよいのかもと思った。
・ 導入部分であったので、今後自分で勉強したい。
・ とてもわかりやすかった。今後も新しい情報を伝えてほしい。
・ そろそろ我が家でも考えなければならないのですが、費用や手続きの点がネックになっている。
など、多くの感想が寄せられていました。
今後も機会を作って情報を発信してゆきたいと思っています。
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