JDFいわて支援センターでの
支援活動報告_1

 
先日の「「ワン・コイン募金」にご協力いただき、ありがとうございました」の記事内でも紹介しましたが、JDFいわて支援センターに赴いて、被災地支援に当たってきた従業員の報告を、順次掲載いたします。

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1.報告者:N.K.

2.支援活動期間:2012年7月23日~7月29日

3.支援活動内容:

JDFいわて支援センターの活動は、主に「障害者等の訪問調査」「生活支援」に二分されます。「訪問調査」は概ね10月下旬に終了との予定ですが、「生活支援」に関しては、これからも需要が増えるとの見通しです。今回、私は「生活支援」員として、参加してきました。障害者の通院、買い物、或いは、老人達の健康増進を目的としたプール場への送り迎えなどが主な仕事となります。訪問調査にも1件のみ参加しましたが、世間話の中から肝心なことを聞きだす困難なものでした。相手への思いやり無くして成り立たない活動でもあります。出張7日間のうち2日が東京からの往復日、実働5日間となりますが、初日は車の助手席が定位置で、正味4日間の働きとなりました。

派遣員は事務局長・小山氏の実家をお借りしての生活となりますが、そこでの共同生活も派遣員にとっては重要な仕事となります。朝、起床して部屋やトイレの掃除に始まり、宿舎のある気仙沼から陸前高田へ出発します。相部屋で寝食を共に過ごしますが、仲間意識が生じ、活動への意識が高まります。

4.支援活動を通して感じたこと:

○ 「訪問調査」は二人ペアでチームを作ります。よって相方が運転出来れば運転の必要はありませんが、被災地という状況を考慮すれば、できるだけ運転免許を持っている方の派遣が良いでしょう。
○ 「生活支援」は運転免許が必携です。特に「運転に自信がない」方は遠慮された方が良い、と考えます。知らぬ土地で、知らぬ方々を同乗させるには、日常の運転に支障のない方が参加条件となるでしょう。目的によって使用車も特定できず、自宅への「お迎え」はカーナビの扱いが必要になります。
○ 事前に配布された「支援員のリスク管理について」は熟読しておいて下さい。現地では今も「地震、津波」の再来の可能性が捨てきれません。例えば運転中に事あれば、自分のみならず同乗者の安全にも責任が生じます。
○ 陸前高田を中心に気仙沼、大船渡、遠野などへ出向きます。概略でも地理、地形、被災状況などを調べておくことをお勧めします。
○ 先に述べましたが、7日間のうち戦力になったのは僅か4日。「貴重な体験」として入れ替わりメンバーを出すのも良いですが、現地重視で効率性を考えると、ある程度固定されたメンバーを決めるのも一策かと。
○ 現地スタッフの親切なご指導、宿舎を提供して下さった小山事務局長、共に汗を流した他の派遣員の皆様に感謝いたします。また出発に先立ち、多くのコロニーの仲間から激励の言葉を戴きました。今回の派遣に関し、皆さんの関心度の高さに勇気づけられました。有難うございます。

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