2016年 新年あけましておめでとうございます
年年(ねんねん)歳歳(さいさい)花(はな)相似(あいに)たり
歳歳(さいさい)年年人(ねんねんひと)同じ(おんなじ)からず
これは私が小学生のころ、清酒のテレビコマーシャルに使われたフレーズで、その意味することも十分な理解もないまま、鮮明に記憶に残り、以来好きな言葉として、新年や桜の季節になると思い浮かべる言葉です。これは1500年前中国唐代の詩人の漢詩の一節で、毎年繰り返される自然の移り変わりと、人と人の出会いと別れを対峙してその哀切を表現したものと勝手に理解しています。
1980年以来36年。これは私の東京コロニーでの歳月です。たくさんの人との出会いと別れがありました。悲しい別れもありました。2016年度は還暦を迎える私にとってその最後となる1年になります。東村山は9年と短い歳月ですが、いよいよ集大成の年となります。
毎年厳しい厳しいと言い続けた9年だったように思います。最後になる年もこれまでと同様に厳しい年と言わざるを得ません。まず今年度残りの3カ月で結果をだし、皆で笑って一年を締めくくりたいと思います。東村山は印刷事業を中心に就労支援事業を行っており、来年度のその基本は変更ありません。年々厳しくなっている印刷市場の中でも、コロニーを支援してくれるお客様も多く、信頼は強いものがあると確信しています。そうしたお客様の意向に応えるためにも私たち自身も常に勉強しお客様の利益を一緒に考えながら頑張る姿勢を見てもらいたいと思います。ホームページに12月にアップしたコロニー印刷のCSR報告書も、環境対応を念頭においた印刷事業の報告となっており、今後も継続した努力につなげていきたいと思います。
印刷事業が障害のある方の利用者支援に有効に生かされる事業であり続けるよう、営業部、製造部協力して常にその見直しを図る必要があることは言うまでもありません。利用者従業員合わせて130名余の東村山の皆さま、ご協力いただく多くの方々と一致団結して事業にあたる所存です。
本年もよろしくお願いします。
コロニー東村山 所長 星 忍