製本係の紹介をします。
突然ですが「本」を思い浮かべてみてください。本の内容ではなく「本の形」です。
それは教科書でしょうか?それとも文庫本?他にも週刊誌や漫画、商品のカタログなど、沢山の種類の本がありますよね。
製本係は、それら全ての本の形に仕上げる「製本作業」を行っています。
厳密に言いますと、製本部は製造部の仕上げを行う係です。製造の過程で言えば最後にあたり、制作部でデータ化、刷版、印刷、そして仕上げとなります。
様々な様式の本、一枚のチラシ、ポスター、財布の中に入れておくようなお店のスタンプカード、名刺、ハガキ、などなど…。書ききれない程の多くの紙の媒体がありますが、通常印刷部署からは何面も貼られた(面付といいます)、とても大きな紙の状態で引き継ぎます。
先ずはそれらを断裁します。全てはここから始まり、折り、丁合、綴じ、入紙、仕上げ断裁、梱包…という具合なのですが、各過程を説明すると一つの記事には納まりそうもありません…。各作業とても複雑なのですが、実は面白い作業なので、興味がありましたら是非見学に来て下さい。
一番大事な事は、全体のスケジュール組みです。端から仕事をこなしているだけではいけません。幾つもの仕事を同時に進行し、円滑に仕事をこなさないとなりません。
そのあたりはベテランの職員が引っ張ってくれますので、忙しいとか大変とか辛いと感じる事はなく、所員6人・利用者11人で毎日頑張っています。
製本係 I