コロニー印刷ではオフセット印刷を行っています。
上記の記事でも紹介しましたが、オフセット印刷を行う場合、コロニー印刷ではアルミのプレートに版を焼き付け、印刷機にかけて印刷を行っています。昔は大きな現像機を使い現像液の廃液が大量に出て、あまり環境に良いとは言えない状態でした。そこで廃液をなくしリサイクル工程を含め地球環境に配慮した、自動現像機・薬品が不要となる「完全無処理サーマルCTPプレート」に切り替え、地球環境問題に少しですが貢献できるようにしました。
プレートを切り替えるだけの簡単な作業と思われがちですが、そうでもありません。現像機を使った場合、プレートが現像されて版がはっきり見えるのでその時点でミス等も発見できたのですが、「完全無処理サーマルCTPプレート」は印刷機の処理水で現像するので、印刷するまで版がどんな状態かわかりません。刷版以前の工程での厳しいチェックが要求されます。プレートが違うと印刷機の設定も変わるので現場は大変な苦労がありました。
そして今年、プレートの販売元の富士フイルム株式会社様より、使用量に応じたCO2の削減量を記したカーボン・オフセット証明をいただきました。
証明が出ると今までの苦労が報われた気がします。