コロニー東村山

二十歳の誓い

 
2ヶ月程更新が出来ていなかった時の話題を1つ。

コロニー東村山で、今年成人式を迎えた利用者さんは3人います。お祝いとして名前入りの高級(?)ボールペンと図書カードが贈られ、全体朝礼の場で皆さんから暖かい拍手とエールをいただいたのは、もう2ヶ月前の話。

3人に、それぞれ「二十歳」になった感想を聞いてみました。(ちなみに3人とも業務係です。今回は「勝手に業務係より番外編」とゆーことで^^;)

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まずは、紅一点、K.H.さん。

「もらったボールペンがかっこよかった!自分の名前も入っていました!」


と、プレゼントについての感想を語ってくれて、二十歳になった抱負と感想を聞くと

「就職できるようにがんばります!あと、アニメとかあみぐるみとか、ペーパークラフトとか、自分の好きなことや趣味をますますがんばります!」


と熱く誓って(?)くれました。さらに、

「子どもココロはいつまでも持ち続けていたいです!」


と言ってました^^;

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続いてS.Y.さん。成人式の日は、地元のM公民館の式典に参加したそうです。確か当日は大雪でたいへんだったんですよね。中学のときの同級生もたくさん参加していて、久しぶりに会えて、とてもうれしかったそうです。二十歳の抱負と感想を聞くと、

「車を買いたい。三菱自動車のeKワゴン」


とのこと。夢がかないますように。あ、その前に免許を取らなきゃね^^;

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最後は、T.Y.さん。二十歳の抱負はやはり

「就職をがんばる」


ということでした。二十歳になって何か変わった?と尋ねると、

「変わった。お酒とか飲めるようになった」


そうですか…(笑)。Tさん、二十歳になってお酒解禁となったので、コロニー東村山の年末の納会で、初めてチューハイを飲んでみたそうです。で、お味のほうは?と聞くと、

「最初の一口は、少しまずかった。でも飲んでるうちにおいしくなった」


とのこと。もしかしてイケる口?その後、お正月にも家でビールを飲んでみたそうです。

「でも、お母さんから、あんまり飲むな、月に2回だけと言われた」


そうか~、釘を刺されちゃったか^^; でも、ほんと、飲むのはほどほどにね。

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あらためて、3人の皆さん、大人の仲間入り、おめでとうございます!

 
今年の東京の桜開花日は3月16日、平年より10日程早かったそうです。気温が低めの日があったせいか、今年の桜は多少長く楽しめた感がありました。

sakura_2013この風景は3月29日に、多磨全生園内で撮影したものです。いっぺんに咲いたからなのでしょうか、昨年より花が多いような気がしました。

お久しぶりでございます

 
4月1日はエイプリルフールですね! 本日限定の趣向を凝らしたWEBサイトを探すのに忙しい日です。

さてさて1月25日以来、2ヶ月位更新できていなかった「コロニー東村山」ブログですが、本日より再開したいと思います。更新ができなかった2ヶ月の間に、梅も咲き、桜も咲いて、雨は降るし、風は強いし、いきなり暖かくなった次の日は寒かったり、といろいろなことがありましたが、また今日からゆるゆると情報を載せていけたらと思ってます。

でも今日はエイプリルフール! 書いてあることが本当かどうかは解らない!?


第24話 ウォーキングについて

 
帰宅時、駅のポスターでウォーキングのイベントがあることを知り、ふたつのイベントに参加した。10㎞程度を2時間くらいで歩くそれほど無理のないもので、年間を通していろいろな主催のものがあるようだが、それぞれかなりの参加者がいるようである。

甲府で高校生をしていたとき、長野の佐久市まで105㎞を一昼夜20時間で歩く、その名も「強行遠足」という行事が毎年あり、連続して完歩した経験を持っている。その自信が根底にあるせいか、移動手段が自力のみになったときもさして困らない。学生時代新宿から下宿先の調布まで、途中警官の職務質問を受けながら深夜歩いて帰ったこともある。

Walking-01平日の朝、自宅近辺を歩いている年配の人を見かけることや職場までの川沿いの道を歩いている人を見かけることはめずらしくない。健康志向に違いない。継続できたら効果として得るものはさぞ大きいであろう。私も物理的な健康面での即効果を期待しているものではあるが、ただそれだけでは味気ない気もする。

多摩湖周辺ウォーキングで湖建設当時つかわれたトンネルを実際に通った時、地元の歴史を少し知ったように思った。又目的地に着いて、地元のうどんを食べた時には周辺の文化に少しばかり触れた気分にもなった。

歩くこととともに自分の興味が並行していくとただの運動としてのウォーキングではなく、総合的な楽しみをもった趣味としてつきあっていけるのではないかと思う。

中年世代は自己代謝率が若いころに比べ、格段に落ちてくるので相当意識的に身体を動かさなければならないそうな。新しい酒は新しい皮袋へ。というのは、ちょっと違うたとえになってしまったかな。

でもまあ、それなりの人はそれなりにということでしょう。

あしたの心だぁ!!!

(S.M.)

ぎんなん、採れました~!

 

勝手に業務係より_第4弾!

1階の総務入口前に、ときどき「ぎんなんの袋詰め」が置いてあったのをご存じですか? 一袋100円で販売されていたこの「ぎんなん」。実は、コロニー東村山のそばに堂々と立っている銀杏の木から採れたものです。

そして、道に落ちた「ぎんなん」をせっせと拾い、外側の臭い皮をむき(^_^;)、洗って干して、割れた実を除いて選別し、袋詰めにするという一連の工程(笑)に、なんと、我らが業務係の利用者さんもおおいに活躍してくれました。

それにしても、1本の木からかなりの量の「ぎんなん」が採れることに驚きです。拾っても拾っても、次から次へと採れる「ぎんなん」。今年、初めての試みだったようですが、「コロニー東村山ブランド(?)ぎんなん」のお味はいかがでしたか? ご賞味いただけたでしょうか?

あ、そういえば…

毎年、「ぎんなん」の季節になると、ご近所の皆さまが拾いに来ている姿をお見かけしました。聞くところによると、けっこう楽しみにされているとか…

今年は申し訳なかったですね…

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関東健康福祉ティーボール大会に
参加して…

 
この度、関東健康福祉ティーボールオープン大会に参加してきました!

ティーボールと聞くと皆さん「ティーボールってどんなスポーツ?」と思う方が多いかと思います。かくいう私も説明を受けるまでは同じでした(笑)。

teeball_2012-01野球にとても近いルールなのですが、大きく違う点が二つあります。

「ピッチャーが投げた球を打つのではなく、ティーに置いた球を打つ」という点と「打者は一回で必ず一巡する」という点です。(細かい違いは他にもあるのですが割愛させていただきます。)

公平に打順が回り、必ずバットにボールが当たるので、より身近で誰もが楽しめるスポーツになっています。

さて、肝心の試合結果ですが、残念ながら本選は一回戦で敗退…(泣)。しかし、リベンジとばかりに次の試合ではわがコロニー打線が大爆発!! 大差をつけて圧勝し、一勝一敗で大会の幕を閉じることができました。

チームメイトのプレーに皆で喜んだり、悔しがったり。皆さんとても充実した時間を過ごされていたようでした。私もこんなにはしゃいだのは久しぶりで、とても楽しかったです! 参加された皆さん、お疲れ様でした~!

teeball_2012-02

次は優勝するぞーっo(^o^)o

(K.F.)

アンジェラ・アキ作曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」かっこよかったぜー!

 
2012_fukusinotudoi-01昨年(2012年)12月7~9日の3日間で行われた「東村山市第29回福祉のつどい」の最終日、9日(日)のコンサートに登場したのはコロニー東村山のS.K.さん。福祉のつどいへの出演は今年が初めてです。昨年まではお兄さんのK.K.さんが毎年ピアノ演奏で出演し、その成長ぶりを来場の皆様に披露していましたが、今回は弟さんが満を持しての登場です。こちらもピアノ演奏です。S.K.さんも付き添っているお母さんも少し緊張気味でしたが、コンサート演目5番目にいよいよ登場です。壇上でお客様にきちんとお辞儀をしてから鍵盤に向かい、いよいよ演奏開始です。曲はアンジェラ・アキ「手紙~拝啓 十五の君へ~」です。

2008年にNHKのみんなのうたで放送され大ヒットになった曲で、耳慣れたイントロが聞こえてきました。思わず口ずさみたくなるような、流れるような指の動きで曲が奏でられていきます。途中でテンポが変わるところでちょっとしたミスがありましたが、本人はいたって冷静で途切れることなくうまく演奏できました。

2012_fukusinotudoi-02演奏が終わって一礼してもまだ少し緊張が残っていましたが、会場いっぱいの拍手で少しほっとした様子で、とてもいい笑顔でした。お兄さんに負けずとも劣らずとても素晴らしい演奏でした。楽しい演奏をいつまでも続けて下さい。

(S.H.)

新年 明けましておめでとうございます

 

2013.01.01
事業所長 武者明彦

年末に行われた今回の衆院解散・総選挙では、自民、公明両党が定数の3分の2を超える325議席を獲得し、復権を果たしました。緊張の度合いが高まっている外交問題、日本のエネルギーの将来を左右する原発問題、新しい政権にはいくつもの決断が迫られます。決められない政治も困ったものですが、圧倒的な数に頼った強行的な政治には国や時代を問わず嫌悪を覚えます。将来を託すに足る信頼感のある政権であってほしいものです。

厚生労働省が毎年行っている障害者の雇用実態調査(2010年)によると、民間企業(法定雇用率1.8%)の実雇用率は1.68%(34万3000人)であり、雇用率、雇用者数共に過去最高となりました。公的機関の法定雇用率はもう少し高めなのですが、国、都道府県、市町村などの実雇用率も前年を上回っています。しかし法定雇用率を達成した企業の割合は47.0%にとどまっていて、半数以上の企業が雇用率未達成という問題があります。

来年度から障害者の法定雇用率が2%に引き上げられることも背景にあるのでしょうが、このところ企業、特に大手企業の人事部門の責任者や特例子会社の責任者とお会いする機会が増えてきており、企業の障害者の雇用意欲が高まっているようにも思います。ここは大きなチャンスですので、私たち障害者の就労支援を行う事業者としても、採用企業の開拓や職域切り出しの提案など、積極的な就労支援を展開する必要があります。

一方、総務省統計局の調査によると、非正規雇用者数は年々増加しており、雇用者全体に占める非正規雇用者の比率は、2000年には26.1%だったのが、2006年には33.0%と大幅に増えました。今や働いている人の3人に1人が非正規雇用となってしまったのです。働く女性の半数以上が非正規雇用というデータもあります。現在その状況はさらに進んでいるものと思われます。こうした背景もあって、年収200万円未満の労働者が2006年には1000万人を突破してしまいました。日本の労働者の5人に1人が年収200万円未満の生活を強いられているのです。特に若年層にワーキングプアがどんどん増加していていることは深刻な社会問題です。

障害者の場合はさらに深刻です。昨年公表された、障害者施設の全国組織である「きょうされん」の全国調査では、就労支援施設などで障害福祉サービスを利用している障害者の98.9%が、障害手当などの公的支援を含めても年収200万円以下のワーキングプアと呼ばれる生活水準にとどまっていることがわかりました。なかでも年収100万円以下が半数以上を占める状況で、厳しい障害者の生活環境がデータで裏付けられました。
この調査では、障害者の家族構成にも踏み込んでおり、それによると、親やきょうだいと同居が75.0%であり、障害者の多くが十分な収入を得られず、家族に依存して生活している状況にあることがわかりました。

また、企業などが行う障害者雇用の条件のほとんどが、非正規や期限付き雇用である実態を考えると、雇用されている障害者の生活環境も相当に厳しいものであることが推察されます。企業などが法定雇用率をクリアするため、事業状況に応じて切りやすい非正規で障害者を雇っているとすれば、障害者雇用が進んでいるというデータがあったとしても素直に喜ぶことはできません。有期限雇用や短時間のパートやアルバイトなどの非正規雇用では、将来を思い描くことはおろか、給与だけで生活ベースを組み立てることすらきわめて困難です。多くの働く障害者が、厳しい地域生活を強いられ、働きながらも家族の支援を受ける生活となっている可能性が高いと思います。

「ディーセント・ワーク」というキーワードがあります。直訳すると、「ちゃんとした仕事」、「まともな仕事」となり、一般的にはこれをもう少し意訳して、「人間らしいやりがいのある仕事」と、邦訳されることが多いと思います。この言葉を最初に提唱したILOの事務局長フアン・ソマビア氏は、ディーセント・ワークを、「これは子どもに教育を受けさせ、家族を扶養することができ、30年~35年ぐらい働いたら、老後の生活を営めるだけの年金などがもらえるような労働のことです」と説明しています。

景気対策とあわせて、雇用対策は、新政権にとっても避けて通ることができない大きな政策課題となっています。「ディーセント・ワーク」は非正規雇用が進む日本において、今となっては非常に困難とも思えますが、障害者を例外とはしない、すべての雇用において掲げるべきスローガンであると思います。

本年も昨年同様、よろしくお願い申し上げます。


第23話 映画館の席

 
コロニー東村山で働いている人々の、職場では見せることのない本当の姿が見える(?)、投稿コーナー「ここだけの話ですが…」。さて今回は、映画館の話。経験がある人も多いかも…

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だいぶ前の話なんだけど…

上映期間終了ぎりぎり、もうやってないんじゃないのというくらいの遅い日に、どうしても見たかった「ダークナイト・ライジング」を、わざわざお台場まで行って観てきた。

さすがにシアター内はガラガラ。一番観やすい席をゲット!…とはならず。それは私が車いすユーザーのため、各シアターに数席分設置されてる車いす用スペースしか選択肢がなく、しかもそのスペースが最前列に設置されていた。

最前列というのがどういう状態かというのは、みなさん想像がつく思うけど、スクリーンが近いなんてもんじゃないくらい近く、見上げる感じになるため相当首が痛くなる。最初は大丈夫だなと思ったけど、そのうちじっとしていられなくなり、身体が左右に揺れだす。すぐ後ろには人がいないからまだいいけど…。

映画自体はとても面白かったような気がする(たぶん…)。最後に一番悪いやつが解るんだけど、こいつがいつ登場したヤツなのか、終わってからいっしょに行ったA.O.さんに聞かないと解らなかった。もしかしたら、あっちこっちの場面がふっとんでるのかも…

劇場のサイトで、事前に席は調べていたので、こうなることはわかってはいたんだけど、それでもちょっと辛かった。とても観やすいシアターもあるから、たぶん映画館の構造上の問題になってくるのだろうけど、せめて最前列ではなくもう少し後ろで観れるとありがたい。そう思っている車いすユーザーは少なくないと思う。

既に完成している形状を変えろ、というのは難しいだろうけど、何とか考えてもらえないだろうか。

教訓:無理はやっぱり無理だった。

(K.I.)