Daily Archive: 2019年12月17日

普通救命講習

普通救命講習が開催され、16名の従業員が受講しました。

救命講習は、消防本部によって行われている応急処置に関する技能講習です。受講完了者には「救命講習修了証」が交付されます。東京消防庁では救命講習修了証について3年間の有効期限を設けているため、今回は初回講習と再講習の該当者が一緒に講習を受けました。

東村山消防署より当事業所内まで出向いていただいた講師により、3時間にわたって実技指導が行われました。ダミー人形を用いた心肺蘇生法とAEDによる除細動を体験し、気道異物除去、止血法について講習を受けました。また、応急手当をする人、通報する人、AEDを探す人などとの連携の仕方を実践的な動作で学びました。

本日使用するダミー人形です。上半身のみですが、人工呼吸の練習では、正しく息を吹き込むと胸が上下するなど、精巧にできています。ほかに子供や乳児の人形も使用しました

傷病者の意識の確認から周囲への援助依頼、呼吸の確認、応急手当までの一連の動作を教わっています

胸骨圧迫の練習です。胸骨圧迫は強く速く絶え間なく!

マウスピースを使った人工呼吸の練習です。正しく気道を確保し適切に息が吹き込まれると人形の胸が上下します

AEDの使い方の指導を受けています

練習用の機械でAEDの操作を覚えます

複数の受講者が組になり、連携プレーの練習です。胸骨圧迫は体力を要するため交代要員が必要です。そのためにもできるだけ多くの人が講習を受けるのが望ましいと思います

乳児の人形を用いて、気道の異物除去の講習です

止血法。大きなタオルを使って傷口を圧迫します。感染を防ぐためにコンビニ袋が有効です

応急手当には、手当をする人のほかに、通報者やAEDを探す人、さらに安全確保など、必要な行動を迅速に途切れなく行うための連携と協力が欠かせません。訓練を受けた市民が一人でも増え、こうした救命の連鎖の輪が広がっていくとよいですね。「人間愛が応急手当の精神」とのこと。大切な仲間や家族、そして多くの人の命を守るため、ぜひ、みなさんも救命講習を受けてみませんか?