普通救命講習
コロニー東村山では、職員全員が救命技能認定書を取得しています。救命講習は、消防本部によって行われている応急処置に関する技能講習です。受講完了者には「救命講習修了証」が交付されます。
東京消防庁では救命講習修了証について3年間の有効期限を設けているため、コロニー東村山では、更新対象者、および新規取得者向けに毎年講習が実施されています。2022年度は28名が対象者となっており、1月12日と13日の2日間に分けて講習を行いました。
コロニー東村山では、コロナ禍のなかでも途切れずに講習を実施してまいりましたが、長年のこうした取り組みが評価され、2021年には東村山消防署より感謝状を頂いております。
実技指導は、3時間にわたって行われました。ダミー人形を用いた心肺蘇生法とAEDによる除細動を体験し、気道異物除去、止血法について講習を受けました。今年は感染防止のためのマスク着用や換気についての動作も組み込まれ、実態に即した講習となっています。
救急車が到着するまでの間の、応急手当のあるなしで死亡率に差が出てくるそうです。応急手当には、手当をする人のほかに、通報者やAEDを持ってくる人、さらに安全確保など、必要な行動を迅速に途切れなく行うための連携と協力が欠かせません。
特に胸骨圧迫は体力を要するため交代要員が必要です。そのためにもできるだけ多くの人が講習を受けるのが望ましいと思います。
急病やけがの場合、今すぐ病院に行ったほうがいいのか、救急車を呼んだほうがいいのか迷う場合もあるかと思います。東京消防庁では、そんな場合の相談窓口として、「東京消防庁救急相談センター」を開設しています。
東京消防庁救急相談センターでは、救急隊経験者等の職員が、24時間・年中無休で対応しています。
電話番号は
#7119
救急車をほんとうに必要とする人のために、救急車の適正な利用に協力しましょう。
救命講習を受けた市民が一人でも増え、救命の連鎖の輪が広がっていくとよいですね。大切な仲間や家族、そして多くの人の命を守るため、ぜひ、みなさんも救命講習を受けてみませんか?