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「ぴゅああーと展」オープニングセレモニーのご報告

今年の「ぴゅああーと展」に、コロニー東村山からも余暇活動「アートであそぼっ!」で制作した作品を何点か応募しました。
その中で3人の利用者さんの作品が入賞作品として、2月19日~21日に、東久留米市市民プラザホールで開催された「ぴゅああーと展」に展示されました。

 

オープニングセレモニーでは、入賞者の作品が大画面のモニターで紹介され、黄色い花のコサージュを付けた入賞者たちも誇らしげでした。

展示会場には力作が並び、見ごたえのある作品展となっていました。
作品展が始まったばかりだというのに、自分の作品を見つけたOさんが、

「かぼちゃはいつ返してくれますか」

と尋ね、聞かれたスタッフの方が困惑する一幕も(^-^;
自分の作品が展示され、たくさんの人に見てもらう機会を知って、入賞者3人も達成感を感じたようです。

「来年も作品を出したい」
「褒められることがめったにないからうれしかった」
「今度は何を作りますか」

と、それぞれがうれしそうに口にしました。

またの機会にぜひ応募して、今度はもっとたくさんの利用者を連れて来られるといいな、と思いました。

「新型コロナウイルス」への対応について

感染の拡大が懸念されている「新型コロナウイルス」への事業所としての対応についてお知らせいたします。

本日、臨時の全体朝礼を開き、全利用者および全従業員を対象に、以下の内容の通達を行いました。

 

「新型コロナウイルスへの事業所の対応について」

■具体的な対応

a.手洗いの励行
朝、トイレ利用後、食事の前後、外出から戻った時など、必ずしっかりと手を洗う。

b.マスクの着用
入手しにくい状況ではあるが、少しでも風邪症状がある人は必ず着用する。そうでない人もできるだけ着用する。(特に基礎疾患等のある人と接する従業員等は必ず着用する)
※無症状の人や潜伏期間の人からも感染する可能性が否定できないことから、無自覚に感染を広げないよう注意する。

c.検温
当面の間、従業員全員(非常勤、パート、ボランティア等を含む)および利用者全員について毎日検温を行う。
・従業員は、毎朝自宅にて体温を測定し、発熱が認められる(37.5 度以上をいう、以下同じ)場合は出勤しない。
・利用者についても同様に、家族等の協力を得て検温し(検温表を渡すなど)、発熱が認められる場合は通所しない。
・自宅等での検温が難しい利用者については、事業所到着後に必ず検温を行い、発熱が認められる場合はすぐに帰宅してもらう。

d.その他
・適宜事業所内の換気を行う。

■発熱などの風邪症状のある利用者・従業員への対応
・コロナウイルスの症状は風邪と区別がつきにくいことや、迅速なウイルス検査はできないことから、発熱などの風邪症状が出たらまずは通所・出勤をしない。
・家族等の濃厚接触者が発熱した場合も同様に、まずは通所・出勤をしない。
・休んだあとの出勤可否については、嘱託医や看護師等と相談し事業所長が判断する。

以上

 

また、来訪者の方々に対しても、マスクの着用および手指の消毒のご協力をいただけるようご案内し、受付および新工場入り口付近に手指消毒用のアルコールスプレーを設置いたしました。

 

ご家族の皆様、関係各位の皆様におかれましては、ご理解とご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

 

コロニー東村山

所長 坂本 崇

ゼンコロ研修「第5回発達障害研修会」に参加をして

12月5日、6日の二日間に渡って、ゼンコロの「発達障害者研修会」に参加をしてきました。その内容をご紹介します。

1日目:(株)ビジネスメイト(特例子会社)/畑deきっちん 見学

ベネッセコーポレーションの特例子会社として障害者雇用に積極的に取り組む「ビジネスメイト」と、農産物の生産、販売、レストランの運営と当事者の働く場の提供を続けてきた草村の会「畑deきっちん」を見学。

「ビジネスメイト」では、清掃作業やリサイクル作業、メールサービスの他に、総務窓口の運営(消耗品管理、会議室の管理など)、社内資料などの印刷業務など多岐に渡った作業の切り出しをおこなっていた。どの職場でも当事者の方々がテキパキと働いている姿が印象的で、会社がそれぞれの個性、適正を見極め、適材適所を心がけていることがわかった。

「畑deきっちん」をはじめとする草むらの会の事業は、当事者の方々のやりがいや居場所を確保しながら、ビジネス的手法で経営をおこない、利益を出し、給料に結び付けていることが印象的だった。

 

2日目:「支援者に知ってもらいたい自閉症スペクトラムの世界」講師・綿貫愛子氏

綿貫氏自身が自閉症スペクトラムと診断され、多くの当事者の気持ちや考え方、世界の見え方に共感することが多々あるとのこと。

当事者であり、研究者であり、臨床発達心理士として数々の現場に出かけ、支援者でもある綿貫氏ならではのリアルなお話は、何度も「なるほど!」と感心させられ、目からうろこが落ち、当事者に寄り添う支援とはどういうことかという根本的な姿勢を考えさせられ、自分を振り返るきっかけをいただいた。お話の中で発達障害の方を支援するにあたって大切にしたいポイントをいくつかご提示いただいた。特に印象に残ったことをいくつか挙げさせていただく。

・ASD(自閉症スペクトラム)は社会性やコミュニケーションの障害なのか?
コミュニケーションの障害と言われるASDについて、研究者の中でこのような意見がある。
「ASD者は社会性やコミュニケーションに障害があるのではなく、多数派の人々が共有しているデザインとは異なる社会性やコミュニケーションを持つ可能性が示唆されている」
「ASD者は共感する。ASD者は、日常生活を送るなかで多数派であるTD者(定型発達症候群)の行動や社会を理解しようと努め、TD者の社会性を身につけている。一方でTD者はASD者には理解を示さず自分と違う他者について排他的であるとのデータがある。共生社会に向けて、ASD者だけが変わる努力をすればよいのか?

・支援はコワイもの
コントロールされた知識と技能の提供、自分らしさを得る前に特定の価値観を与えすぎること、支援する側、される側で生じる上下関係、支援者の支援、決定が生涯に渡って影響することなど、支援にはコワイ側面があることを知ってほしい。
支援で大切なことは、本人が作った自分のスタイル、目的があることが前提で、将来に向けてがんばれる本人に寄り添い、自分なりの折り合いがつけられるようにすること。

・安心して失敗できる
発達凸凹特性上、絶対に失敗する。しかし、失敗を予防し、先回りする支援が多すぎる。自分とふつうの価値観とのズレを感じて、混乱、緊張状態が続くと、不安感、自罰感情、攻撃性、防衛性が増し、やがて心身が疲労して二次障害をまねくことになる。
よい支援とは、予防ではなく失敗したときにどうするか、リカバリーを大切にすること。失敗の計画と目標を立て、その上でリカバリーを経験させる。
健常者モデルから脱却し、安心して失敗できる環境、支援体制があるといい。そして、失敗を失敗のままで終わらせない、修正の機会を大切に。

・楽しくなければ支援じゃない。
凸凹であることを尊重し、凸凹を楽しむ。自分が受けたいと思う支援かどうか、心にきざもう。

(A.O.)

2020年 新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

こちらのブログをご覧いただいている皆さんは、どんな新年を迎えているでしょうか?
私は、所長となり初めての新年を迎え、ほっと一息つきたいところではありますが、3月の決算を迎えるまで残り3カ月、気を抜けないというのが正直なところです。

2019年を振り返ってみると、平成から令和への改元や消費税の引き上げなど、変化の多い一年だったような印象があります。コロニー東村山の事業運営においても人事異動や新規採用、設備の入れ替えなど、様々な変化がありました。

変化ということを考える時に私がたびたび思い起こすのは、アメリカの作家カート・ヴォネガットの著書『スローターハウス5』の中にある次の一節です。

神よ願わくばわたしに変えることのできない物事を受けいれる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ。

元は「ニーバーの祈り」と呼ばれている言葉だそうです。
この言葉を暗記しているわけではないので、私の中では「変化を恐れずに」くらいの意味で、心に引っかかっている言葉です。
(ニーバーさんには怒られそうですが……)

事業運営は日々いろいろな変化やトラブルがあります。2020年もいろいろなことがあると思いますが、変化に対応するだけでなく、自ら変化することについても恐れず邁進していきたいと思います。

所長  坂本 崇

【余暇活動レポート】第3回「アートであそぼっ!」を開催しました!

今回も進藤幸枝先生のご指導のもと、カボチャのオブジェに挑戦!
それぞれの個性あふれる「かぼちゃ」が完成しました♪

「難しそう!」と言って参加を躊躇した人もいたようですが、
そんなことはありません!
進藤先生が教えてくれるアートは、「誰でも参加でき、簡単に作れる」がモットー。
簡単なのに出来上がった作品は見事なアートに仕上がります。

今回も新聞紙を何枚も重ねて、ぎゅっと固めて元となる形を作り、
その上にいろいろな色の和紙を貼っていきます。
色の選び方や貼り方で、それぞれのかぼちゃの個性ができあがっていくのです。

参加した10名の利用者さんの作品は、ふきのとうの部屋で展示中です!
みんなの作品が並ぶとまさに壮観!
ぜひご覧ください。

「アートであそぼっ!」は、毎回、みんなのすごい創造力を見せてくれます。

 

※今回も業務係1名、新規事業プロジェクト委員会から2名の
「チーム・アート活動」がサポートさせていただきました!

日帰り旅行2019 ~当日編+旅行後アンケート~

報告が遅くなってしまいましたが、6月14日(金)に日帰り旅行で、こんにゃくパーク~上里カンターレに行ってまいりました。
参加者は総勢100名超。好天に恵まれ、大きなトラブルもなく楽しく過ごすことができました。

行きのバスの様子。盛り上がってます。

■こんにゃくパーク

こんにゃくパークでは工場見学とこんにゃくの試食とお買い物を楽しみました。こんにゃくといっても、田楽や刺身こんにゃくだけでなく、こんにゃくラーメン、こんにゃく焼きそば、こんにゃくの唐揚げといったものからデザートまであり、事前に「こんにゃくパークでは食べ過ぎないように」とお知らせしていたにもかかわらず、結構な量をお皿に盛っている人の姿が……。楽しんでくれているのならよいのですが、そのあとに昼食を控えているのになぁ。

こんにゃくパークで集合写真!

試食の様子 その1

試食の様子 その2

こんにゃく工場の見学

■上里カンターレ ~イタリアンバイキング~

上里カンターレでは、昼食とお買い物を楽しみました。

上里カンターレに到着!

昼食はイタリアンバイキングで、パスタやピザ、サラダ、ローストビーフなどといったお食事メニューのほか、ケーキやアイス、チョコレートフォンデュなどのデザートまで盛りだくさん。

みなさん楽しんでくれたのではないかと思います。
こんにゃくをたくさん食べていても、食べれる人は食べれるんですね……。

いろんな料理が並んでます。

食べたいものを好きに選んで…

おいしく

いただきました。

■旅行後アンケート

さて、旅行後のアンケート結果を発表します。
(回答数90/内78票が参加)

・旅行全体の感想
楽しかった  ……73
普通     ……2
楽しくなかった……3
9割以上の方に“楽しかった”とご回答いただけました。

・昼食についての感想
良かった  ……77
普通    ……1
良くなかった……0
パーフェクトまであと1票!

みなさんからの感想コメントを紹介します。
・みやげ物を2カ所で選ぶことができて充実していた。
・仕事上接することのない方の一面がみれて良かった。
・食べ物以外に楽しめる目玉があるとよかった。
・バイキングということで内容が豊富で、味も美味しかった。
・パーキングでの休憩が長めでゆったりと出来たのが良かった。
・もっと遠くに行きたい。
・自分で何でも買い物ができるようになった。
・自由に動けて楽しかった。
・利用者さんたちがみんな楽しそうでした。
・ずーっと食べて飲んでいて楽しかった。
・いっぱい食べてくるしかったです。(昼食について「良かった」を選んだ人のコメント)
・バイキング形式だと車イスの人が取りに行けないので不便でした。
・「食べて買い物」が2カ所だったので……(「楽しくなかった」を選んだ人のコメント)
・食べてばかりの企画はよろしくないと思います。

毎年、旅行後のアンケートをとっていますが、ここ数年で一番の高評価。否定的な意見も少数はありましたが、多くの皆さんに楽しんでいただけたようです。全体をとおして「食べてばっかりの旅行だったなぁ」という印象はありますが、この反省は来年の旅行に活かしていきたいと思います。

 

コロニー東村山 旅行委員会

【余暇活動レポート】 第2回「アートであそぼっ!」

5月11日(土)第2回「アートであそぼっ!」を開催しました!

今回はステンシルに挑戦!
前回と同じく進藤幸枝先生に講師をお願いし、
ステンシルでオリジナルのエコバッグを作りました。

〇や△、□といったオーソドックスな型や、
魚やハートなど自分で作ったオリジナルの型など、
いろんな型を組み合わせてデザインし、
アクリル絵の具で布を染めていきます。

最初に先生の説明をしっかり聞いてから、いざ、制作!
それぞれが好きなように、ある人はダイナミックに、
ある人は繊細に、誰もが楽しそうにどんどん作品を創り上げていきます。

出来上がったエコバッグに、みんな大満足!
「マイバッグにする!」
「母の日のプレゼントにする」と、思い思いにうれしそうに言っていました。

「アートであそぼっ!」は、毎回、みんなのすごい創造力を見せてくれます♪

※今回も業務係1名、新規事業プロジェクト委員会から2名の
「チーム・アート活動」がサポートさせていただきました!

【余暇活動レポート】ポケモンセンターに行こう!

4月20日(土)に、池袋サンシャインシティにあるポケモンセンターに行ってきました。
参加メンバーは11名の利用者さんと2名の従業員。西武池袋線秋津駅に集合し、電車と徒歩で現地へ。池袋駅から現地までは徒歩10分以上の道のりですが、誰もはぐれることなく移動できました。

サンシャインシティに到着すると、先にディズニーストアに寄るチームと直接ポケモンセンターに行くチームに分かれて行動。現地での滞在時間は1時間以上ありましたが、みなさんそれぞれ自由に楽しんだようです。自分で持ってきたお小遣いの範囲で、ちゃんとお昼代を残して、お買い物できました。

ポケモンセンターの後は、西武池袋本店の屋上庭園へ移動し昼食です。天候に恵まれたこともあり、屋上庭園はとても開放感がありました。ホットドッグやピザ、ローストビーフ丼、うどんなど、それぞれ自分の好きなものを買ってお昼ごはんにしました。1種類では物足りず、2種類、3種類と追加で買って食べる方も。すごい食欲!

今回の余暇活動のテーマは、「おでかけ」と「お買いもの」というシンプルなものでしたが、コロニーの仲間と一緒に電車で都心まで出かけ、買い物してお昼を食べて……というのは意外にありそうでなかった取り組みで新鮮でした。参加した利用者のみなさんも楽しんでくれたのではないでしょうか?

 

日帰り旅行2019 ~予告編~

今年も日帰り旅行の季節が巡ってまいりました。行先は旅行会社に複数のプランを提案していただき、その中から選ぶかたちをとりました。

 

今回の候補地は下記の2つ。

 

①上里カンターレ イタリアンバイキング&こんにゃくパーク

②東武ワールドスクエア&おもちゃのまちバンダイミュージアム

 

アンケートの結果、もっとも表を集めたのは<①上里カンターレ イタリアンバイキング&こんにゃくパーク>でした。食べ物尽くしの行先ですが、どうなることやら……。

旅行日和になりますように!

 

 

旅行後にまた報告いたします。

 

コロニー東村山 旅行委員会