第9話 心のふるさと
両親はいないけど帰省し、ふるさと(現在は家の裏にあった川もたんぼもない)の地を踏みしめ、子どもの頃、春は裏の川でしじみとりをしたり蓮華草いっぱいのたんぼでおにごっこや首飾りを作って遊んだことや、夏はプールなどない時代なので川で泳いで溺れそうになったこと、冬はつららが下がっていた事を想いだします。
見渡すかぎりたんぼだけの所で、新鮮な空気を思う存分吸い込み癒されていた私のふるさとが「心のふるさと」だけとなってしまいました。
震災で家や仕事を失った人、原発事故で住む家がありながら住めない、家族がばらばらで生活している人のニュースを聞くたびに胸が痛くなる思いをしています。立場は違うけど今の自分の心模様と重なりあう今日この頃です。
♪ はーるよこい はーやくこい ♪
(Y.Y.)