コロニー東村山

新年のご挨拶

新年あけましておめでとうございます。

みなさんはどんな年末年始をお過ごしでしょうか?
この年末年始は久しぶりに郷里で過ごされている方もいるのではないでしょうか?

 

さて、新しい年を迎え、一息つきたいところですが、3月の決算を迎えるまで残り3か月、まだ気を抜けないというのが正直なところです。本年度は例年にも増して残り3か月が重要な意味を持っています。

本年度は、新規事業として「書籍等デジタル化」をスタートさせました。この事業は、昨年度コロナ禍で先行きが見えず事業運営に悩んでいた中いただいたお話です。コロニー東村山ではこれをチャンスととらえ積極的に進めてまいりました。これまで通り就労支援事業の中心には印刷事業がありますが、その片手間にではなく専任の従業員を配置した一歩も二歩も踏み込んだチャレンジです。

この事業に取り組むと決めてから今日まで、非常に過酷な内容とスケジュールでした。息をつく暇もなく突っ走ってきた、といっても過言ではないかと思います。年末年始をまたいでも、その真っただ中という状況にあります。特にこの新規事業の中心として動いている副所長とデジタル事業係のメンバーにとっては、苦労の連続の毎日です。

この新規事業は3月の年度末には初回の納品が完了し、一区切りとなります。印刷事業もこれからの時期が一番の書き入れ時で繁忙期となります。良い結果を残して笑顔で新年度を迎えられるよう、コロニー東村山全員が一丸となって頑張っていきたいと思います。

所長  坂本 崇

年末年始休業のご案内

コロニー東村山、コロニー印刷では下記の期間、年末年始休業とさせていただきます。

期間:2021年12月29日(水)~2022年1月4日(火)

アートビリティ登録作品:「とら」 よし介工芸館

※2022年の年賀状のデザインには、よし介工芸館さんの作品を使用しました。

2022年1月5日(水)より通常営業となります。
よろしくお願い致します。

ゼンコロ版アビリンピックが開催されました

去る11月6日(土)に開催されたゼンコロ版アビリンピック(第6回交流型技能競技会)に、コロニー東村山からDTP係のAさんが出場しました!

ゼンコロというのは東京コロニーが加盟する団体で、毎年行われるこの競技大会は技能向上と所属法人の連帯を高めるのが目的です。

通常ならどこかの法人に全国から参加者が集まって全3種目が行われるのですが、今回は新型コロナの影響によるリモート開催ということで、各法人をインターネットでつなぎ、DTP部門のみが開催されました。DTPというのは、パソコンで文字や写真などを配置して印刷物の紙面をレイアウトする作業のことです。

いつもならお休みの土曜日の、いつもの出勤時間より1時間近く早い集合です。それに参加するのですから、Aさんの意欲の高さがうかがえます。

今回の課題は「手話教室の募集チラシ」。それを制限時間の2時間のあいだに制作します。課題は事前に発表されますが、チラシの中で使われる文章や写真・イラストなどは競技直前に支給され、それを2時間でカタチにするのですから大変です。

Aさんは1回目に参加したときは緊張と焦りもあり、完成までこぎつけられませんでした。でも今回は昨年に続いての3回目の出場。特に緊張する様子も見せず、当日来ていた東京コロニー事務局長から激励の言葉とともにペットボトルのお茶をもらい受け、準備万端。いざ開始です。

普段通りに淡々と作業を進める姿は頼もしい限り。途中1回、休憩をはさむのですが、付添人が声をかけても余裕が感じられました。そして2時間が経過して競技終了。前回に続き、見事に完成させることができました。

午後からはパソコン画面を通しての懇親会。東京コロニー代表のAさんを含む、青森、山形、ながの、山口、福岡、熊本の各法人からの全10名の参加者に加え、付添人、主催委員たちと交流しました。

まずは出来立ての作品をパソコン画面上に映しながら、制作者がそれぞれ制作意図や工夫した点を話していきます。同じ課題で作っていても、制作者の個性あふれる、さまざまなタイプの作品がありました。

その後は、参加者が簡単な自己紹介をしながら歓談。Aさんが自己紹介のときに勤続約30年であることを話すと、司会者から「勤続30年でもなおアビリンピックに出場して技能向上を目指しているのは、すばらしいですね!」との言葉をいただき、他の参加者から尊敬のまなざしを浴びていました(ような気がしました)。

最後に山口県コロニー協会さんご提供のカップとお菓子をおみやげにいただきアビリンピックは終了。楽しく充実した時間となりました。

**********************

後日、「最優秀賞」「優秀賞」「技能賞」の発表があったのですが、Aさんは残念ながら受賞ならず…。でもそのときすでにAさんは次回への抱負を語っていました。まったく見上げた向上心です。勤続50年までには最優秀賞を取りましょうね!

(Aさんをはじめ、各参加者の作品や大会の模様は、いつも配布されるゼンコロの会報誌に掲載される予定です。そちらもお楽しみに!)

Pマーク学習会&障害者虐待防止学習会

12月11日、「Pマーク学習会」と「障害者虐待防止学習会」を実施しました。

午前中はPマーク学習会です。

コロニー印刷はプライバシーマーク(Pマーク)を取得しています。当印刷所では、お客様からお預かりした個人情報を利用する作業が多数発生します。また、他の企業や組織等と同様に、在籍者の個人情報も預かっています。Pマークは、これら個人情報の取り扱いを適切に行う体制を整備した組織であるという証となるものです。

所内に掲示されているPマークの認定証

年に一度、Pマークの学習会が義務付けられていますが、昨年はコロナ禍の影響で、あらかじめ配布されたテキストに基づいて個別で学習をすすめるというする形で行われました。今年も例年のような一同に介しての研修に代わり、リモートによる実施となりました。

リモート講習に使う機材のチェック中です。密を避けるために、少人数ずつ分かれて研修を実施しました

個人情報取り扱いについての動画の視聴のあとは、小テストに回答しました。このテストは合否を判定するためのものではなく、情報管理について正しい知識を所持しているかどうかを確認するためのものです。各問について丁寧な解説がされ、しっかりと知識を身につけました。

午後には障害者虐待防止学習会を実施しました。

コロニー印刷では、障害者虐待防止学習会を年に一度開催しており、障害者の尊厳を損なう虐待行為の防止に取り組んでいます。利用者に対する身体的暴行や暴言など目に見える行為のほか、子供扱いするなど、人格をおとしめるような行為も虐待にあたります。

虐待防止学習会もPマーク学習会と同様、リモートによる実施となりました。

外部講師による講習、質疑応答のあと、虐待防止チェックリストに記入し、虐待防止について理解を深めました。

第33回アートビリティ大賞&作家展

第33回アートビリティ大賞の各3賞、3名をご紹介します。

受賞者
アートビリティ奨励賞-カミジョウミカさん
三菱HCキャピタル特別賞-Momocaさん
アートビリティ大賞-岡村 陸矢さん

3賞・作家さんの詳しい情報はこちらです。

第33回アートビリティ大賞作家展
吉祥寺の貸画廊 ギャラリーケイで開催します!!

会期

2021年12月2日(木)~12月7日(火)11:00~17:00
※最終日は15:00まで

会場

ギャラリーケイ
〒180-0004 武蔵野市吉祥寺本町2-4-14 吉祥寺第一ホテル1F

アクセス

JR中央線・京王井の頭線 吉祥寺駅から徒歩5分
http://www.galleryk.info/accessmap.html

受賞者3名の素晴らしい作品を展示します!

※入場料等はかかりません。

◇お問い合わせ先◇
社会福祉法人 東京コロニー・アートビリティ
TEL:03-5988-7155

「東村山市 障害者週間・福祉のつどい」に参加します。

今年もコロナ禍という状況に合わせた方法で障害者週間・福祉のつどいが開催されます。
コロニー東村山は、今年も自主製品の展示即売会に参加します。出品するのは、以前こちらのブログで紹介したキャンドル、けーたいせっけん、マスクチャーム、ポチ袋、メモ帳など。
https://colony.gr.jp/colonyhigashimurayama/?p=11291

今年は、イトーヨーカドー東村山店様にご協力いただけるということで、11月27日(土)・28日(日)の2日間、10時~19時の間、店舗1階に展示即売スペースで、「つどいセット」を販売します。

「つどいセット」は市内の障害者施設で作った自主製品(陶器、お菓子、雑貨類など)の詰め合わせです。詰め合わせの中には、コロニー東村山で作った自主製品が入っているものもありますよ。

また、昨年同様に東村山市役所敷地内での出展もあります。こちらは、11月29日(月)~12月3日(金)の5日間、10時~15時の間、日替わりで市内の障害者施設が出展します。

コロニー東村山の出展は、11月30日(火)です。お近くにお越しの際は、是非ともお立ち寄りください。

公式Twitter

公式YouTube

もあるので、ご覧ください。

 

(S)

【余暇活動レポート】第7回「アートで遊ぼっ!」小石でオブジェを作ろう

10月23日(土)幸い天気もよく、気持ちのいい日になりました。
まずは清瀬市金山緑地まで車で行き、河原を散策して、小石やアートの材料を拾いました。

 

いろんな石があるね!

 

これはいい感じかな?

 

戻ってきて日向でしばらく乾かして…

 

お昼はそれぞれスーパーでお弁当やおやつを買って、みんなでコロニーの屋上で食べました。午後からは制作に入ります。

 

個性豊かな作品たちは研修室に展示してあります。是非ごらんください!

 

参加は利用者9名、6名の従業員がサポートさせていただきました。
新型コロナウイルスの影響で、11月に予定していた日帰り旅行も中止となってしまいました。そんな中、少人数でしたがドライブも散策もでき、楽しい思い出になったのではないでしょうか。

 

参加された皆さん、お疲れ様でした。(F.M)

【コロニー印刷とティーボール】
その3 続・振り返り

例年11月初旬に開催され、コロニーでも毎年参加させていただいている「関東健康福祉ティーボール選手権大会」。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが、今年も感染に対する不安が解消されないままでの大会実施が難しいとのことで、残念ながら中止となりました(涙、涙……)

昨年は大会参加の報告の代替として、「ティーボールの歴史と特徴、ルール」および「コロニー印刷とティーボールとのかかわり」を過去の写真等をとりあげながら振り返る記事を掲載しました。

そしてその後、23年前の夏に参加した大会での写真をコロニー印刷内で更に発見!!

1998年8月22日、第1回関東オープンスマイルティーボール大会の模様を収めたアルバム

この大会に実際に参加していて現ティーボール委員でもあるFさんから当時のエピソードをいただいたので、“続・振り返り”として当時の写真を交えながら今年の代替記事とさせていただきます。

以下、Fさんからのエピソードです。


1998年8月22日、工事途中でまだ屋根のなかった西武ドーム(現メットライフドーム)で「第1回全国小学生(3・4年生)ティーボール選手権大会兼第1回関東オープンスマイルティーボール大会」が全国大会として開催されました。

我がコロニー印刷チームは当時ティーボール熱にあふれる利用者・職員が多く、西武ライオンズの本拠地である西武ドームで開催されるというこの大会に終始興奮しまくりで参戦しました! 当時のことを知る利用者・職員とも少なくなり、また記憶も曖昧なところではありますが、小学生の全国大会が開かれているグランドの一角で、スマイルティーボール大会が開催されました。

さて、戦績ですが、初戦を突破した我がコロニー印刷チームは第1回関東オープンスマイルティーボール大会において見事優勝という結果を残したのです!

といいながら実は参加チームが2チーム!?(笑)ということではありましたが、残っている写真によると、結果は13vs12で僅差の勝利! さらに大興奮したのを思い出します。

当時は互助会主催の暑気払いを兼ねて、東村山運動公園で夕涼み兼ナイター練習をしたり、全生園のグランドをお借りして、お得意様と練習試合をしたり……とティーボールを通じて利用者・職員、更にはお客様をも巻き込んでの交流が多々ありました。

そもそもティーボールは老若男女障害の有り無し関係なく、誰でも楽しめるスポーツとして誕生しました。なので交流の場のイベントとしては最適だと思います。

しかし近年ではティーボールをやる場所を借りるのも一苦労……。現在も東村山のグランドを借りるべくあくせくしていますが、なかなか確保することができず……。ですがいつかグランドを借りることができた暁には、なるべく多くの方と楽しい時間を過ごせることを願っています!!


上記のエピソードと写真からは、当時もチームが皆一丸となってティーボールを楽しんでいることが伝わってきます。来年こそはコロナが収束し、安心して思いきりティーボールが楽しめる1年でありますようにと願っています。

(H.W)

自主製品

新規事業委員会から「自主製品」を紹介いたします。
自主製品の作成を始めたのは昨年度。
業務係の係会で「自主製品」の案が出て、実現に向かいました。
職員も手探りの中、職員・利用者にどんな自主製品が良いか意見を出してもらい、出来そうなものからの挑戦です。
昨年の福祉のつどいでは「クリスマスキャンドル」「けーたい石鹸」「マグネット」等を出品し、予想を上回る販売数となりました。
封緘シールも利用者のデザインです♪

現在、「キャンドル」は、あらたなデザインに挑戦しています。

新製品としては「マスクチャーム」を試作中。

コロナ禍での製品「けーたい石鹸」に次ぐ2作目です。

その他、これまでは業務係が中心でしたが、色々な部署の方も加わり様々な部分で一緒に自主製品を盛り上げつつあります。

新製品のアイデアも募集中です♪ご意見お待ちしています!

通常業務もしっかり頑張り、職員・利用者に関わらず、皆で楽しい自主製品を作っていきましょう!

 

★☆★☆★今年も「福祉のつどい」で販売します★☆★☆★

昨年同様、今年も「東村山市 障害者週間・福祉のつどい」で販売します!

開催日程など、詳しくは、福祉のつどい公式ツイッターをご覧ください。

https://twitter.com/fukushinotsudoi

新人紹介:営業部デジタル事業係

新人紹介:営業部デジタル事業係

本年度6月21日より営業部デジタル事業係へ配属となりましたTKと申します。

通信制高校在学時から現在に至るまで、さまざまな職場で仕事をしてきました。
前職は図書館員であり、これまでの仕事の多くは印刷や文化施設に関係する仕事でした。
紙媒体資料のデジタル化業務の経験から、この度はデジタル事業係に採用していただきました。

社会福祉に関係する仕事は、こちらのコロニー東村山が初めてとなります。
生まれた時から心臓の持病があるため、社会福祉の分野には以前から関心がありました。
現在は、日々の仕事を通して多くのことを学ばせていただいております。

デジタル事業係では、紙の書籍を専用の機械で撮影することにより電子化する業務を行います。
電子の書籍は、情報を表示するための媒体がなければ内容を閲覧することができません。
しかし、紙の書籍に比べて情報の複製や共有が容易であるという特徴があります。
情報を表示する機器があれば、自宅から遠く離れた場所にある貴重書を読むことも可能です。

書籍のデジタル化は、これからの社会福祉に貢献できる仕事です。
なぜなら、誰もが平等に必要な情報を得られる環境を整えることにつながるからです。
書店や図書館の利用が困難な方々も、情報の受け取り方の選択肢が広がります。

社会福祉法人の職員として、このような事業に携わることができて光栄に感じております。
これからも、デジタル化事業を成功させることができるよう努力してまいります。
学ぶべきことの多い状況ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。

追記
余談ですが、私の趣味は読書と書籍を集めることです。
電子の書籍の特徴は先に書かせていただきました。
紙の書籍の素晴らしさは語りつくせないため割愛させていただきます。
書籍がお好きな方々とお話することができると嬉しいです。