Author Archive: M. Y.

東村山消防署より感謝状を授与されました

9月9日は、「救(きゅう)急(きゅう)の日」です。救急医療や救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深めることを目的として、昭和57年(1982年)に厚生労働省によって定められました。この日を含む一週間(日曜日から土曜日まで)を「救急医療週間」としています。

コロニー東村山では、職員全員が「救命講習修了証」を取得しています。東京消防庁では救命講習修了証について3年間の有効期限を定めているため、コロニー東村山では、更新対象者、および新規取得者向けに毎年講習が実施されています。昨年からのコロナ禍のなかにおいても、感染防止に細心の注意を払いながら講習受講を継続して行って参りました。

このたび、このような、コロニー東村山の多年にわたる救命講習への取り組みが評価され、東京消防庁東村山消防署より感謝状を贈られることになりました。贈呈式は、「救急医療週間」の9月10日(金)に行われました。



今後もコロニー東村山では継続して救急業務への理解を深め、実践していきたいと思っております。

【自慢の一品】「あみぐるみ」

コロニー東村山在籍者の、自慢の品をご紹介するシリーズです。

今回は利用者のKさんの自慢の品をご紹介したいと思います。

Kさんの趣味はあみぐるみ作りです。コロニーまつりの会場にたくさんのあみぐるみが並んでいたのを覚えていらっしゃる方はいないでしょうか。「かわいい!」と大人気でした。

Kさんがあみぐるみ作りを始めたのは高校1年生のときだそうです。

長野県の寄宿舎(寮)の先生にあみぐるみの本を見せてもらったのがきっかけでした。面白そうなのでぜひ自分でも作ってみたいという気持ちになりました。最初に作ったあみぐるみはクマでした。

コロニー印刷に入ってからもあみぐるみを作り続け、今までに作ったあみぐるみは、なんと100個以上! 主に動物を作ることが多いのですが、たまにはアニメキャラなども作っています。

なかでも最高傑作は、写真には写ってはいませんが、40センチ以上もあるワニだそうです。ぜひ実物を見てみたいですね! また、一番難しかったのは、新型コロナウイルスの終息を願って広く知られるようになった、アマビエで、鱗を作るのがとても大変だったそうです。

現在は原点に返ってクマのあみぐるみを制作中。

それと、十二支の動物たちのコンプリートにもチャレンジ中です。これまでに、ねずみ、うし、うま、さる、とり、いのしし、いぬを完成させ、あと残り5体となりました! 十二支が揃ったら、ぜひご紹介できればと思っています。

【余暇活動レポート】第5回「アートで遊ぼっ!」りんごのオブジェ

余暇活動は、2020年2月の「焼きそばを作ろう」から、10か月ぶりの開催となりました。

2020年11月28日(土)に開催した第5回「アートで遊ぼっ!」。

講師に、いつもお願いしている進藤幸枝先生をお招きし、りんごのオブジェを作りました。ちょうど収穫したりんごを美味しくいただく時節でしたね。

まずは新聞紙を短冊に折ります。これがりんごの実、本体になります

新聞紙を巻いて、りんごの実を作ります

実の形が出来たら、赤いマスキングテープをぐるぐると巻きつけます

さらに上から和紙を貼っていきます

どんな和紙を貼ろうかな?

完成した作品は本館1F「研修室」に展示させてもらっています。よかったらご覧になってくださいね。

普段のコロナ感染対策に加え、業務係の部屋をお借りし、参加者の席の間をとって実施しました。

12月以降、余暇活動は再び休止となりました。この「アートで遊ぼっ!」をはじめ、皆さんと一緒に余暇活動を楽しめることを、スタッフ一同心待ちにしています。

※今回は参加者は、利用者9名。業務係1名と新規事業プロジェクト委員会から2名の「チーム・アート活動」がサポートさせていただきました!

※掲載順序の都合で、だいぶ遅れての報告となりました。

Pマーク学習会

コロニー印刷はプライバシーマーク(Pマーク)を取得しています。当印刷所では、お客様からお預かりした個人情報を利用する作業が多数発生します。また、他の企業や組織等と同様に、在籍者の個人情報も預かっています。Pマークは、これら個人情報の取り扱いを適切に行う体制を整備した組織であるという証となるものです。

所内に掲示されているPマークの認定証

Pマーク認定業者として、在籍者全員が守らないといけないきまりがいくつかあります。一例を挙げれば、パソコンで扱っている情報が盗まれたり改竄されたりするのを防ぐために、パスワードロック機能のついているスクリーンセーバーを使用しないといけません。

年に一度、Pマークの学習会が義務付けられていますが、今年度は、新型コロナ感染症蔓延の影響により、これまでのように在籍者が一同に会しての研修会に代わり、配布されたテキストに基づいて、個別で学習をすすめるというする形で行われました。テキストには、個人情報の適切な活用と保護についての概要、および具体例が詳しくまとめられてあります。

テキストによる学習を終えた後は、小テストに回答して提出しました。このテストは合否を判定するためのものではなく、情報管理について正しい知識を所持しているかどうかを確認するためのものです。後日、返却されてきた結果と解答、解説に基づいて、間違った問題はもう一度復習してしっかりと覚えました。

【自慢の一品】「庭」

コロニー東村山在籍者の、自慢の品をご紹介するシリーズです。

今回はDTP係Kさんの自慢の品をご紹介したいと思います。「品」といっても、とても大きいです。Kさんの自慢の品?は自分の手でコツコツとリフォームを施した「庭」です。


昨年の夏から3ヶ月ほどかけて初心者ながら庭をリフォームしました。今回はとにかくお金をかけたくなかったので、普通にリフォームするよりも手間がかかっていると思います。初心者がやることなので間違っているところもあると思いますがご了承ください。

うちの庭は写真のように雑草や芝が生い茂り、防草シートの横から草などが飛び出していました。木の柵は朽ちて、門なども傾いてきていました(2年ほど前に撮った写真なので車は変わっています)。

車の駐車スペースは、いつも縦列で停めていたのですが、お客様がきた時など2台停められるようにしたかったので、防草シートを貼りっぱなしで使っていない花壇を壊し、駐車できるスペースを作ることにしました。

左側がリフォーム前です。雑草や芝が生い茂り、木の柵は朽ちていました。右がリフォーム後。使いやすくなりました!

まずは木の柵を壊し、柵の処分を回収業者に見積もりしたところ4万円くらいと言われたので、すべて30cmほどに切れば燃えるゴミに出せて処分費がかからないので、自宅にあった小型チェーンソーで切りました。

花壇や木の柵の土台のコンクリは、電動コンクリートハンマーをレンタルしてきて崩しました。

木の柵を壊しました。そのまま撤去すると費用がかかるので、30cmほどに切ってすべて燃えるゴミに出し、処分費用を大幅に節約することができました

庭を全体的に30cmほど掘り下げ、出た土はすべてふるいに掛けました。この作業が一番大変でした。ふるいにかけた理由は、「ジモティー」というアプリで土がほしい人を募集したら、野球グラウンドを作りたいから土が大量に必要という方がいたからです。その方に土を引き取ってもらったので、土が70袋ほど出たのですが処分費は0円で済みました。ガラや庭から出た石を入れた袋が40袋ほど出たのですが、すべて庭に埋めました。

ガラや石をすべて庭に埋めて深さが10cmほどになるくらいまで土を戻し、レンタルで借りてきた転圧プレートで土を転圧し、雑草対策の防草シートを貼り、砕石を深さ10cm分敷きました。

車のタイヤが乗ったり通ったりする所には大判のコンクリート板を敷いてモルタルで固定しました。花壇を崩した際に出たブロックを車のタイヤ止めに再利用し、再利用できそうなレンガなども庭の一部に敷きました。

土はリサイクルし、ガラや石は埋め戻し。再利用できそうなレンガなどを庭の一部に敷いてあります

庭から玄関に行く通路も、以前DIYした時は防草シートを敷いていなくて雑草だらけになったため、防草シートを敷いて砂利を入れ直し、夜になると通路が見えにくいのでソーラーライトをつけました。

オリーブの木の根元には、石を敷いて雑草対策をしました

防草シートを貼りっぱなしで使っていない花壇を壊し、駐車スペースになりました

いつも縦列で停めていたのですが、これで車が2台、ゆったりと駐車できるスペースができました。不要になったブロックを車のタイヤ止めとして利用しています。コンクリート板設置で足元もしっかり!

雑草だらけだった通路には砂利を敷き、ソーラーライトを付けました

表札はホームセンターで買ってきたカッティングシートや木製のアルファベットを使い作りました。100円ショップで買ってきたソーラーライトをいくつか組み合わせて表札を照らすライトを作りました。

子供の遊具を入れていたボックスを、宅配ボックスということで再利用しました。自転車がよく倒れるので、塩ビ管を使って自転車立てを作りました。ポストの前がなにか物足りなかったので、屋外用の粘土でこどもとアマビエを作りました。

遊具入れだったボックスを宅配ボックスに再利用、自転車立ては塩ビ管で手作り、こどもと一緒に作ったアマビエを飾ってコロナ退散!

材料費やレンタル代は大体5万円ほどかかってしまいましたが、おそらく業者にお願いしていたら20万円以上かかっているだろうし、コロナ禍ということもあり暇を持て余していたのでちょうど良い機会でした。

なにより自分でここまで大掛かりな工事はしたことがなかったので、やりとげられるか心配でしたが無事に終わり、やってよかったと思いました。

コロナ禍の影響で自宅で過ごす時間が増えた方も多いかと思います。ここまで大掛かりでなくても、プランターや、家庭菜園などを楽しまれてみてはいかがでしょうか。

障害者虐待防止学習会

1月13日、「障害者虐待防止学習会」を実施しました。

コロニー印刷では、障害者虐待防止学習会を年に一度開催しており、障害者の尊厳を損なう虐待行為の防止に取り組んでいます。利用者に対する、身体的暴行や暴言など目に見える行為のほか、子供扱いするなど、人格をおとしめるような行為も虐待にあたります。

学習会に先立ち、事前に配布されたアンケート用紙に記入することで、自分の行動を振り返る機会としました。

学習会当日は、「密」を避けるために、部署ごとに少人数ずつ会議室などに分かれ、ZOOMにより研修を実施しました。

初めに研修用の動画を見て規範とすべき行動を学びました。動画は再現ドラマを通じ、日常起きうる場面で、望ましくない行動と正しい行動についてポイントをおさえて解説してくれるもので、親しさの中にも人格の尊重を忘れてはいけないこと、正しい言葉遣いと行動の積み重ねが大切なこと、不安感を与えない言葉がけの必要性などについて学ぶことができました。

その後、「虐待防止マニュアル」に記載された事例から、望ましい対応について各部屋ごとに意見をまとめて発表し、虐待防止についての理解を深めました。

今年の「障害者虐待防止学習会」はZOOMを利用して行われました

コロニー印刷では、これからも、組織の体制をよりよいものにしていきたいという気持ちを全員で共有しながら、知識の獲得とそのブラッシュアップに努めてまいります。

【コロニー印刷とティーボール】
その2 これまでの振り返り

【コロニー印刷とティーボール】その2は、ティーボールとコロニーのかかわりについてです(その1はこちら)。

ティーボールを、レクリエーションの一貫としていち早く取り入れてきたコロニー印刷ですが、大会等にも積極的に参加してきました。当初は小学生チームを相手とする試合に参加していましたが、コロニーチームは“大人なのに大人げない”容赦無しの打撃と守備で圧勝していたため、

(小学生相手では強すぎる……)

ということになり、以降、コロニーと同じく“大人中心”の特別支援学校等の障害者と健常者の混合チームで競い合う「関東健康福祉ティーボールオープン大会」に参加することとなりました。

当時は、それ以外の大会にも参加して優勝したり、全生園のグラウンドをお借りして、顧客チームとの交流試合を行ったこともありました。

全生園グラウンドで行われた交流試合での一コマ

2000年5月27日撮影。優勝カップを手にしています

第3回関東オープン健康福祉スマイルティーボールフェスタで頂いた盾

●関東健康福祉ティーボールオープン大会に出場

関東健康福祉ティーボールオープン大会は、現在、早稲田大学所沢野球場で開催されていますが、過去には完成間近の西武ドーム(現在のメットライフドーム)で行われた事もあります。その後、10年程前までは杉並区にある上井草スポーツセンター運動場で行われていました。

現在も、大会にゲストとして招かれたプロ野球選手OBや女子ソフトボール選手などから、バッティング指導を受けられるコーナーがありますが、上井草の頃までは、元巨人軍コーチで王貞治さんのあの一本足打法を指導されていた荒川博さんが毎年来られていて、この大会に並行して、小学生の部の子供達を中心にバッティングの指導をされていました。そのような上井草を会場とした大会で、

2007年、コロニーチームは優勝を果たしました!

2007年第9回関東健康福祉ティーボールオープン大会では見事優勝に輝きました。優勝メダルを首に掛けて記念撮影(上井草スポーツセンター運動場にて)

コロニーチームは、優勝チームとして、優勝カップ、トロフィー、賞状のほか、日本ティーボール協会理事長の吉村正先生やそのときにゲストで来られた選手OBの方から、チーム全員が直々にメダルを首に掛けていただくという栄誉に浴しました。

優勝カップ

優勝メダル

優勝チームにとってやはりこれが嬉しいもので、テンションも⤴になります(^^)

●会場は早稲田大学所沢野球場へ

優勝した次の年から少し戦績が低迷して、会場は早稲田大学所沢野球場へと変わりました。

それからは戦績は年々持ち直し、3位→準優勝と上り詰めて、

2016には再び優勝に輝きました!!

2016年第18回関東健康福祉ティーボールオープン大会で優勝した際の記念撮影(早稲田大学所沢野球場にて)

表彰式でトロフィーを授与される

優勝トロフィー

●さらなる飛躍をめざして!

が……(>_<)……

その後は再び低迷し、なかなか勝利できなくなり現在に至っています(涙……)

特に守備が甘く、やはり練習不足が原因だと思われます。

優勝常連チームだったコロニーチームなのに、

(これではダメだ!)

と気合を入れるため、ティーボール委員会で話し合いの末、先ずは形から。

アートビリティの協力のもとコロニーチームのオリジナルユニフォームの作成、不足していた練習用のバットの購入などをしてきました。さらに今年は練習場所として使用する東村山市内のグラウンド確保のための準備として、グラウンドの抽選予約のために必要なコロニーチームの団体登録も行いました。

アートビリティの協力のもと、ユニフォームのTシャツを作成しました

バットを購入しました

残念ながら今年はグラウンドの確保はできませんでしたが、来年こそはしっかりと練習をして、大会での「勝利」を果たせたらと思います。

そのときまでには新型コロナが収束して、思い切りプレイが楽しめるようになっていることを願うばかりです。

(H.W)

【新型コロナウイルス対策】自動手指消毒器

新型コロナウイルス感染拡大防止のための、コロニー東村山の日々の取り組みの中から、手指の消毒など、各自における衛生管理についてご紹介いたします。

利用者および従業員の皆さんには、次のようなことをお願いしています。

・出勤時、外出先からの帰着時、昼食前の手洗い
・マスクの着用
・毎朝、自宅での検温

受付には自動手指消毒器が設置されています。手を差し入れると消毒液が自動的に適量吹き出し、どこにも触れることなく手指の消毒が行える優れものです。以前は食堂に設置されていたものを、食事前には石鹸と流水での手洗いを徹底することにしたため、受付に移動しました。

新型コロナが流行する何年も前から設置されていたたいへん古い機械ですが、まだまだ現役。感染拡大防止のために活躍中です。

受付の自動手指消毒器。手を差し入れると消毒液が自動的に適量吹き出します

【コロニー印刷とティーボール】
その1 今年の大会は……

例年この時期は早稲田大学所沢野球場で開催される「関東健康福祉ティーボールオープン大会」に参加していて、戦績や大会での出来事などの報告をさせていただいているのですが、残念ながら今年は新型コロナウイルスの影響で当大会が中止となってしまいました(涙……)

そこで、今回はこの場を借りて、ティーボールとは何か? および、コロニーとティーボールとのかかわりについて、2回に分けて記事を掲載したいと思います。第1回目はティーボールの概要についてです。

みなさんティーボールというスポーツをご存知ですか?

●ティーボールの歴史と特徴
ティーボールの歴史は比較的浅く、今から32年前の1988年に、国際野球連盟(IBA)と国際ソフトボール連盟(ISF)が協力して、野球やソフトボールの入門期の子供達のために、より早いうちから野球とソフトボールの楽しさを理解してもらおうと、「アメリカ式Teeball」として考案され誕生した競技です。これを受け、ティーボールはアメリカやカナダの子供達の間で普及していきました。

日本では1993年にアメリカのルールを参考に日本式ルールが考案され、「日本式」のティーボールとして完成し、日本ティーボール協会が発足しました。

老若男女問わず
“いつでも どこでも 誰でも、楽しくプレイできる”
野球型スポーツとして、小学生を中心に加速的に普及していきました。

高齢の方や障害のある方(車イスの方も含め)も、走塁が困難な場合は他の方に代走をしてもらうことも可能なので一緒に楽しむことができます。

障害のある人ない人、誰でも楽しくプレイできるのがティーボールです

●ティーボールのルール
野球に似たスポーツですが、野球とルールや形態が異なります。

ルール内容は細かくはいろいろありますが、私達が例年プレイしているティーボールではざっと以下のような違いがあります。

  • 打者は、バッターの手前に置かれているバッティングティー上の静止したボールを打つ。よってピッチャーがいない
  • バッティングティーにボールを載せたところ

    バッティングティーに置かれたボールをバットで打ちます

  • 1チームは10名~15名で編成。うち守備は10名とし、残りの人は打つだけの選手となる。両チームの選手の数は同じでなければならなく、両チームで人数が異なる場合は数の少ない方のチームに合わせる。同意があれば、同じ人が2回打ち、人数を合わせることもある
  • 守備についたコロニーチーム(2019年の大会)

  • 攻守交代はスリーアウトではなく、チームの全打者が打ち終えた後
  • 2イニング制

などなど。

コロニーでもレクリエーションの一環としてティーボールをいち早く取り入れて、大会等に参加してきました。それでは、次回は戦績など、コロニー印刷とティーボールとのかかわりについて書いてみたいと思います。どうぞお楽しみにお待ち下さい。

(H.W)

【自慢の一品】「エレキベース」

コロニー東村山在籍者の、自慢の品をご紹介するシリーズです。

今回は当コロニー印刷、S所長の自慢の品をご紹介したいと思います。

苦労して手に入れた、愛用のFender Precision Bass

私の自慢の一品はエレキベース、Fender社の Precision Bassというモデルです。

新品で購入してから十数年経過しており、また私の扱い方が雑なためかキズやヘコミがたくさんできてしまいました。どこにでもある何の変哲もないオーソドックスなエレキベースですが、私にとってはとても大切な宝物です。

購入の際、当時お世話になっていたベーススクールの先生にアドバイスをいただきました。

「満足できる楽器を買いたければ、良い方法がありますよ」

先生がおっしゃった方法とは次の通り

1.店頭で試奏させてもらい、納得できる品質かどうか確認する。
2.納得できる品質であれば、同じモデルを3台用意してもらえるよう交渉する(3台のうち必ず1台は買うという約束をして)。
3.用意してもらった3台を弾き比べて一番良いと思うものを購入する。

なるほど。 “必ず買う”ということを強調すれば、対応してくれる店舗もあるでしょう。大きな楽器店であれば在庫もあるだろうし、他店からの取り寄せやメーカーからの貸し出しなんかも期待できるかもしれません。

しかし期待とは裏腹に難航。まず、試奏して納得できるものに巡り合うのが2・3店舗に1台あるかどうか。そして同じモデルを3台用意してくれる店舗なんて、なかなかありません。4・5店舗で交渉しましたが、申し訳なさそうに断る方、“何言ってんの?”と怪訝な表情で断る方、いずれも不調に終わりました。

確かに、どこのだれとも素性の知れない一見の客から、こんな偉そうな条件を提示されて、しかも口約束のみで引き受けてくれるところなんてありませんよね。先生のアドバイス、ハードルが高いよ。先生並みの演奏技術で試奏すれば説得力があるんだろうけど……。

ただ楽器を買うだけのために、私はいったい何をやっているんだろう。

紆余曲折あり、最終的には渋谷にあるI楽器店さんが快く引き受けてくださいました。後日、用意してもらった3台を弾き比べ、めでたく理想のベースを手に入れることができました。

苦労して手に入れた楽器ではありますが、最近は出番が減っております。コロナ禍で演奏活動も自粛。もっぱら家でアンプもつながずに弾くのみです。

大きな音を出せる日が来ることを、今か今かと待ちわびています。

エレキベースのほかに、ウッドベースやアコースティックギターも所有しています。ステージで大きな音で楽器を鳴らせる日が早く戻ってきますように!